コアJ-POPライブラリ 3. 高橋優
今回は高橋優さんを取り上げます。
2011年、「福笑い」で一躍有名になったシンガーソングライター。
「福笑い」
「きっとこの世界の共通言語は
英語じゃなく笑顔だと思う」
というフレーズはあまりにも有名ですね。
端正そうなルックスに相反して、作る歌はどれも線が太く、時代を刺す鋭いメッセージが込められています。
時代を刺すというか、普遍的なメッセージになっている。
この人の作詞能力は稀有だと思います。
有名なところだと
「明日はきっといい日になる」
この曲は他の歌い手さんが何人かカバーしてましたね。
女性が歌っても似合う、まさに「いい歌」。
まあ線が太いのでサウンド的にはロックンロールに分類していいと思いますが。
そんな高橋優さんですが、2022年、「ReLOVE & RePEACE」というアルバムを出しました。
これが問題作で・・・
私は配信でそれを朝聴きだして、そのまま正座して聴いたほどです。
流し聞きはできない、きちんと相対して聴かないといけない作品集だと感じたから。
個人的に、「ReLOVE & RePEACE」の中で一番の問題作は1曲目の「あいのうた」だと思います。
「あいのうた」
歌詞がエグい。
鋭すぎる言葉がこちらを突き刺す。
どんな思いで作ったんだろうって思います。
鋭い言葉を吐くだけなら割と誰でもできますが、それを芸術の形で表現するのは訓練を積まないとできません。
高橋優さんは、それができる稀有な能力の持ち主。
日本語で歌う歌い手として貴重な方だと思います。
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