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コアJ-POPライブラリ 3. 高橋優

今回は高橋優さんを取り上げます。

2011年、「福笑い」で一躍有名になったシンガーソングライター。

「福笑い」

https://geo.music.apple.com/jp/album/%E7%A6%8F%E7%AC%91%E3%81%84/418796777?i=418796796&itsct=music_box_link&itscg=30200&ls=1&app=music

「きっとこの世界の共通言語は
英語じゃなく笑顔だと思う」
というフレーズはあまりにも有名ですね。

端正そうなルックスに相反して、作る歌はどれも線が太く、時代を刺す鋭いメッセージが込められています。
時代を刺すというか、普遍的なメッセージになっている。
この人の作詞能力は稀有だと思います。

有名なところだと

「明日はきっといい日になる」

https://geo.music.apple.com/jp/album/%E6%98%8E%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%84%E6%97%A5%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B/997649589?i=997649591&itsct=music_box_link&itscg=30200&ls=1&app=music

この曲は他の歌い手さんが何人かカバーしてましたね。
女性が歌っても似合う、まさに「いい歌」。
まあ線が太いのでサウンド的にはロックンロールに分類していいと思いますが。

そんな高橋優さんですが、2022年、「ReLOVE & RePEACE」というアルバムを出しました。
これが問題作で・・・
私は配信でそれを朝聴きだして、そのまま正座して聴いたほどです。
流し聞きはできない、きちんと相対して聴かないといけない作品集だと感じたから。

個人的に、「ReLOVE & RePEACE」の中で一番の問題作は1曲目の「あいのうた」だと思います。

「あいのうた」

https://geo.music.apple.com/jp/album/%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%9F/1642653372?i=1642653374&itsct=music_box_link&itscg=30200&ls=1&app=music


歌詞がエグい。
鋭すぎる言葉がこちらを突き刺す。
どんな思いで作ったんだろうって思います。

鋭い言葉を吐くだけなら割と誰でもできますが、それを芸術の形で表現するのは訓練を積まないとできません。
高橋優さんは、それができる稀有な能力の持ち主。

日本語で歌う歌い手として貴重な方だと思います。

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