TETEi/事業プロデューサー

𠮷田貞信/teishin。アーツアンドクラフツ株式会社取締役。日本を、もっと楽しく。日…

TETEi/事業プロデューサー

𠮷田貞信/teishin。アーツアンドクラフツ株式会社取締役。日本を、もっと楽しく。日本の魅力を掘り起こし、新たな価値へ。 https://www.arts-crafts.co.jp/

マガジン

  • 未来を拓く仕組みをつくる

    「つくる」の価値と可能性を信じて、日々取り組む仕事に関するアレコレ。

  • 日々のうつろい

    日常の中で、心に浮かんだイメージや思いを、絵と言葉でふわっと綴ってみたいと思い。noteでどんな表現ができるのだろうか、そんな実験の場としても。

最近の記事

Wellとは関係性

昨年の秋に、新規事業としてWELLという家具のブランドを立ち上げてからWELLとかwell-being(ウェルビーイング)ということについて色々と考えています。 自分たちの会社の経営のなかにも、改めてウェルビーイングの概念を取り入れながら社会に還元していきたいと思っています。 そんななかで「脱成長」とかいろいろと文献を読み漁りながら思うのですが、精神的な豊かさ(ウェルビーイングな感覚)というのは概ね以下のような状況において実現されるのだと思います。 自分が他者から自律し

    • リアルストーリーを見せていく。

      超久しぶりのnote投稿です。 コロナ禍やらなんやらを経て自社のコーポレイトメディアKnowledge&Insightを立ち上げたりしていた都合でそちらへの投稿がメインになっておりました。 改めてですが、さらに外伝的なかたちで時折note投稿も進めていきたいと思っています。 新しいコレクションへの取り組み『コロナに負けちゃなんねー(NHKの渋沢栄一風)』ということでこの一年まあ色々な取り組みに着手したわけですが、そのひとつとして自社でやっているオーダーメイドの結婚指輪工

      • 競争優位を実現するファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略/フレッド・クロフォード (著), ライアン・マシューズ (著), 星野 佳路 (監修)

        価格、サービス、アクセス、商品、経験価値の5つの要素に基づき、自分たちの事業の強みを定義・育成していくためのフレームワーク。

        • 〈未来像〉の未来/ジョン・アーリ

          過去を構造化する学問から、未来を構造化し予測する学問へ。

        マガジン

        • 未来を拓く仕組みをつくる
          12本
        • 日々のうつろい
          7本

        記事

          ジュエリーの世界史/山口 遼

          いま様々な領域で、ストーリーや文脈といったものが大切だ、と言われているが、ジュエリーという存在こそ文脈なくしては何の価値も生まない。 古代から累々と紡がれてきたジュエリーというカルチャー(≒文脈)を理解することは、ここから先を紡いでいくためにも欠かすべからざる知識と知恵をもたらしてくれる。

          ジュエリーの世界史/山口 遼

          プロフェッショナルの原点/P.F.ドラッガー

          新入社員向けオンライン研修の資料として読み直している。 成果にフォーカスする。 このコロナ禍を経て私たちのワークスタイルは大きく変わろうとするなかで、ドラッガーが唱えたこの原則はさらに重みを増すことだろう。

          プロフェッショナルの原点/P.F.ドラッガー

          世界観を伝える店舗の仕組み

          先日の日経で、米国でD2C企業のリアル店舗進出が進んでいる、という記事が出ていました。 日本でも流通系だったりIT系だったり、いくつかの方面からD2C企業を支援していくという動きが表明されており、米国に限らず日本でもこういう流れは盛んになっていくんだろうと思っています。 つい先日はアメリカ発の有力D2C企業のひとつであるAllbirdsも日本上陸しましたが、日本での展開は原宿のリアル店舗からということで、特に日本マーケットにおいてはリアルの重要性を認識しているのかなと思い

          世界観を伝える店舗の仕組み

          D2Cはデマンドチェーンへと向かう

          少し前の記事になりますが、かのスティーブ・ジョブスに関する記事から、D2Cという概念の先に出てくるであろう潮流について思うところがあったので書いてみたいと思います。 ・スティーブ・ジョブズはマーケティングやデザインについての優れた才能で知られている。 ・だがアップル黎明期にジョブズとともに働いた元同社幹部によると、ジョブズはサプライチェーン・マネジメントにも優れていた。 ・現CEOティム・クックは1990年代後半、同社のサプライチェーンを立て直したことで評価された。だが元幹

          D2Cはデマンドチェーンへと向かう

          永福町って

          ときどき思うんだけど、いいネーミングだよね。

          朝の(ほぼ)日課

          日本の中小企業こそD2Cを。

          このところ何かと話題になっているD2Cというワード。 バズワード的な要素も否定できないし、まだまだ様々な解釈がなされながら言葉と意味が踊っている状態だとは思いつつ、メディア、小売流通、ものづくりと商流通における幅広い領域に関わると同時に、生産や消費に対する社会の意識や文脈から、ITテクノロジーの発展、発達の影響、、、と社会的な概念のあり方にも関わってくる示唆を含んだ言葉なんではないかなと感じています。 そんなD2Cについて、NewsPicksが「D2Cはカネになるのか?」

          日本の中小企業こそD2Cを。

          2020年代をポジティブに生きるために大事なこと

          前回のnoteで、2020年代はどんな時代になるのだろう、ということを考えてみたのですが、DIGDAYの記事の中で同じような認識でコラムを書かれていたので、そこから自分なりの考えを深めてみようかと思います。 大変革点としての2020年NEW STANDARD株式会社の代表取締役社長の久志尚太郎さんという方のコラムです。 「オルタナティブ」や「カウンター」としていままで捉えられていたものが、「国際的なアジェンダ」としてセットされて、私たちのライフスタイルにメインカルチャーと

          2020年代をポジティブに生きるために大事なこと

          過去と未来を考える(2020年代をどう捉えるか)

          さて、2020年代がやってきました。 これまであまり過去について考えたことはなかったんですが、2000年のミレニアムイヤーに社会人としてのスタートを切った私にとっては、仕事を初めてはや20年目。会社員として過ごした2000年代、仲間と一緒に起業して会社経営に携わりった2010年代。振り返ってみるとほぼ10年で自分の生き方を変えてきたんだなあと改めて気づきます。 歴史や文化の変遷を語るときに、「70年代は***な時代だった」とか「80年代はこうだった...」というような言い

          過去と未来を考える(2020年代をどう捉えるか)

          「ストーリーを売る」を考える 3

          3回目になりました「『ストーリーを売る』を考える」です。今回は、キャスト(働いている人材)について考えてみます。 おさらいも含め、とりあえず第一回目のまとめを。 ・「ストーリーを売る」という流れのもとに経験経済というものがある ・経験経済では経験価値が消費の対象となる。 ・経験価値を生み出す仕組みの下敷きとして、エンタメ的(というか脚本的)な構成が役立つ(1.世界観 2.舞台装置 3. キャスト 4.参加を促す仕組み) ・物語の背景として世界観がとても重要 ・世界観をつく

          「ストーリーを売る」を考える 3

          年初の雑感

          あけましておめでとうございます。 年初始めての投稿ですが、年初の雑記ということで正月に思ったり考えたりしたことをつらつら書いてみようと思います。 平野国臣、ご存知ですか?年末年始はほぼ毎年実家の福岡に帰省しています。 福岡の街の割と中心寄りのところに大濠公園という、元々福岡城のお堀をベースにした公園があるのですが、そこから海側に歩いて10分くらいのところに光雲(てるも)神社というこじんまりとした神社があります。 子供の頃から初詣はだいたいここなのですが、その神社に登っ

          「ストーリーを売る」を考える 2

          最近、巷を騒がせている「ストーリーを売る」という考え方、マーケティングとしての手法について、私たち自身の取り組みをご紹介しながら、その是非やあり方について考えてみようというのが、この稿の趣旨です。 書き出してから結構ボリュームがでそうだなということで、何回かに分けて投稿していこうと思っています。 とりあえず、以下が初回記事のまとめです。 ・「ストーリーを売る」という流れのもとに経験経済というものがある ・経験経済では経験価値が消費の対象となる。 ・経験価値を生み出す仕組

          「ストーリーを売る」を考える 2