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初めての仕事「キャリコンサロン編集部」#48

キャリコンサロン編集部マガジン。今回のお題は「初めての仕事」。

振り返り系ですね。大学生当時から「広告」の世界に憧れていた私は、就職活動もマスコミ業界しか就職活動しませんでした。大手どころは軒並み落ちて、中小の広告代理店を受験したところ、2社から内定をもらい、そのうちの1社を選択しました。

就職活動をしている時から薄々感じていたのですが、大手どころの華やかさとは、裏腹に中小広告代理店には、まったく華やかさなどなく、雑居ビルの中で「事務所」という感じのオフィスで粛々と仕事しているんですね。

そんなこんなんですが、同期8人と新卒新入社員としてスタートを切りました。

で、最初のお仕事・・・・・。

毎朝、新聞を読み、新商品などのニュースを見つけたら、記事を切り抜いて、その会社の「社長」に電話をし「広告掲載」しませんか、と直接営業を掛けるという仕事。

取り扱っているのは新聞、雑誌における「記事広告」。いわゆる「ペイドパブリッシング」です。会社の方で一定の枠を買い切っているので、それを毎週締切日までに埋めていく。そのために毎日、新聞とにらめっこしネタになりそうな「白マップ」を開拓し、ひたすら電話営業するというものです。

もちろん相手は社長ですので、見ず知らずの営業から売り込みなんか相手にしてくれません。ガチャ切り、罵声なんて日常茶飯事でした。(ザ・昭和ですよね。今なら営業妨害だーなんてことにも(笑))

運よくアポイントが取れると、クロージング兼取材(記事用のネタを掴む)を同時に行い、契約に結びついたら、さっさと原稿にまとめて入稿するという流れなんです。(運よく契約取れても、校正原稿見せた段階で「やっぱり、辞めるわ」なってこともしばしばある)

それでも新聞、雑誌に自分の扱った広告が載った時は嬉しかったですね。

名古屋出張なんかもあって、電話BOXから営業電話したこともあります。怒涛の日々だったような。ただ日々先輩や上司を見ていても、あの人みたいになりたい、つまりロールモデルがいないんです。なんとか頑張って続けたものの、同期入社のうち5番目の、早期離職となりました。(在籍4か月)まあ、業界への憧れだけで、実際の現場仕事内容を理解してなかったのが原因ですね。

時は流れて、今、私がキャリアコンサルタントとして活動しているのも、なんだかおかしなものですが、あの当時の私には「全部、自分に返って来るけど、自分が進みたい道を行け」と背中を押してやりたいです。

今回は、このへんで。ありがとうございました。



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