ある男が10年越しの思いを込めてついにライカM monochromを買うまでの軌跡
初めてライカを知ったときは、「なんでオートフォーカスすらないカメラがこんな高いんや」としか思わなかった。
しかし、写真にのめり込めばのめり込むほど、嫌というほど眼前に去来するセンサーダストのような存在、それがライカである。
写真の歴史の中興の祖こそライカであり、ブレッソンを始めとした歴史上の人物と化した伝説のカメラマンたちがこぞって使い、というかそもそも35mmフルサイズの概念こそライカの恩恵だったり、日本の一眼レフカメラの隆盛の立役者でもあり、倒産しようが社名が変わろうが、