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密回避。 #おさんぽ1on1 のススメ

コロナ禍でコミュニケーション難しいと言われていますよね。

特にリモートワークが中心となってきて一年半ほどが経過し、出社するなら出社するならではの活動をしよう、という雰囲気を感じます。とても良いことだと思います。

その中で、メンバーとの関係性を高める 1on1 を実施されている方は多いと思いますが、今回はその 1on1 をあえて出社日にやってみる。しかも、おさんぽ1on1という新しい形式でやってみたらどうなるか?というお話です。

従来の1on1とビデオ会議

そもそも懐かしき出社していた時代の1on1。みなさんはお互いどういう位置関係で会話されていましたか?

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(画像は下記の記事より)

一方でビデオ会議による1on1はどうしてもお互いが向き合って会話してしまうスタイルを強制されているように思います。その結果 1on1 で実現したい「心を開く・親密度を高める」という要素よりも、やや「評価する・対立する」という関係性の影響を受けやすくなってしまうのではないでしょうか。

例えばZoomではこの問題に対して、「イマーシブビュー(没入型ビュー)」という機能をリリースしました。

「焚き火を囲んで対話する」というような用途にこのようなビューを活用している方々もいらっしゃるのかなとは思います。

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NLPの視点から

NLP(自然言語処理ではなく「神経言語プログラミング」のほう)の視点から、これについて紐解いてみると、誤りを恐れずに拡大解釈するとNLPの「プログラミング」たるゆえんは以下のように言える。

ある「入力」に対して、人がなんらかの感情を覚える。それはその人の情報処理の結果、または処理中の状態として、特定の感情を覚えていると解釈する。それは脳内物質の化学的な反応でもある。その「入力」に対する反応を、望ましい状態へとコントロールするための、人為的な処理を施す、つまり入力を変えることにより期待する出力である特定感情を覚えないように変更することができる。(Wikipediaの項目より一部改変)

よりざっくり言えば「同じ入力をしていれば同じ出力になっちゃうよ」ということである。腕組みをしている相手とは話しづらい。裏を返せば、やり方を変えるだけで違う効果が得られる可能性があると言えるのです。

ちなみにNLPをかじった当時プラクティショナーの方や、他のコーチにもこんなことを言われたことがあります

・チームのメンバーからもっと自発的な意見を出してもらいたかったらまず自分の態度や見た目を変えてみましょう。例えば無意識に足を組んでいたり斜めに向かい合っていたりしませんか?例えば髪の毛を赤く染めてみてはどうでしょうか?
・あなたのファシリテーションはかっちりしすぎている面があります。高田純次を見習って、もっと適当なことを言ってみましょう。

笑。これをきっかけに私はインプロを学ぶようになったので、この考え方はとても参考になりました。

おさんぽ1on1という発想

ここで思いついたのが今回の「おさんぽ1on1」である。やり方はかんたん。1on1の実施を「会議室ではなく外で」やるという方法です。

このことの主な効果は以下のようなものです。

・そもそも横並びで歩くので親密感が増す
・適度な運動、空気を吸うことによるリフレッシュ、頭の回転促進
・会議室という密閉空間からの1密回避

まあ、デメリット的には記録を残せないことがあるけど・・・

実際に試してみた副次的な効果

まだ実例が溜まっているわけではないですが、以下のようなコメントをもらいました。(他にもあれば随時追記したいと思います)

・歩いている場所によって受ける刺激が違う
 ・住宅地の雑然とした感じ、公園の開放感のある感じなど
・雑談のきっかけが生まれやすい
 ・ふと目に入った散歩中の幼稚園児たちなどからプッライベートな話題への転換がしやすい

おわりに

そもそも、何かアイデアを考えるときにはふらっと立ち歩いたりする方も多いでしょう。やはり机や画面に向かってすることだけが仕事ではありません。出社したならではでできること、という観点から、月に一度はおさんぽ1on1を導入してみてはいかがでしょうか。

また、別途音声通話をしながらの #リモートおさんぽ1on1 も試してみたいなと思っています。

サポートしてくださるような稀有な方にはサポートしてくださった金額分を奢り返したいと思いますw