私は明日小学校教員に復帰する。兼業で先生に挑戦する。
9/11に私は36歳の誕生日を迎えた。個人事業主になり、1年3か月になる。
教育に携わる個人事業主として働く中で、自分は誕生日にある決意を固めた。
「小学校教員に復帰する。」「今の仕事を並行しつつ、先生をやる。」
先生として活躍する形は様々
まずは先生の種類をまとめてみた。ざっくりいうと、こんな感じです。
教諭は正規雇用、分かりやすくいうと正社員と書きました。つまり、各都道府県もしくは政令指定都市、各私立学校の採用試験を突破した先生たちです。政令指定都市はそれぞれの都市ごとに採用ができます。たとえば、神奈川県でいうと、神奈川県採用の先生と横浜市採用、川崎市採用、相模原市採用と4つに分かれます。政令指定都市がない県はそれぞれの県で採用になります。
常勤講師は非正規雇用、分かりやすくいうと契約社員。
ボーナスも支給され、若いうちは教諭とほぼ同じ給与をもらえます。ほぼ同じ給与なので、職務内容も教諭とほとんど同じです。しかし、契約社員と似ているので、次年度の雇用は担保されていない。そして、兼業もNGです。うーむ、厳しい。
最後に、非常勤講師。分かりやすくいうとアルバイトやパート。
教諭や常勤講師と異なり、時給制です。基本的には授業のみを行えばOKです。給与は下がりますが、兼業はOKです。
私は明日から非常勤講師として、都内の公立小学校で働きます。
学校から離れて思うこと
2014年4月から2021年3月まで教員を経験しました。それから個人事業主へ転身しました。
先述のように、私は子どもや保護者は大好き。ただ、職員室が苦手です。大の苦手です。
派閥で動き、目立つ先生を袋叩きにするのが本当に嫌で嫌でたまりませんでした。もちろん、そのような先生たちばかりでないのは分かっているものの、職員室自体を拒絶してしまっていました。
そのような学校とは距離をとる中で、学校の魅力に気づきました。
それは、学校で直接子どもたちや先生方と「繋がる」ことの重要性です。
オフラインで「繋がる」こと
パンデミックによって、良くも悪くもオンラインで世界中とさらに繋がることができる世の中になりました。
どんなに時代が変わっても、人と人とがオフラインで出会う価値は変わらないことだと思います。
運動が得意な子、歌うのが得意な子、読み書きの苦手な子、ずっと座ることのできない子、勉強が得意な子、踊ることが得意な子。
子どもは多様な個性と学校で出会います。学校では出会えます。
その個性を認め、評価してあげられる存在はやはり教員です。
学校は、子どもと先生が繋がる貴重な場であることを認識しました。
教員が副業可能な世の中にしたい。
地方公務員法第38条、教育公務員特例法第17条に基づき、教員を含む公務員は副業禁止になっています。教員に関しては厳密には禁止ではないが、限りなく禁止に近いのが現状です。
ただそんな公務員でも副業解禁をしている自治体もちらほら出始めている。
教員が不足しているニュースがある中で、教員としてのみ働くことにリスクを感じる人も少なからずいると考えています。教員採用の仕組みから変えないと先生になる、なり手がさらに枯渇していくのは目に見えています。
秘密漏洩のリスク、労働時間の過多などの問題点が山積しているのは重々承知しています。
私立の新渡戸文化学園は実に先進的で、教員の4割が兼業しています。私立学校だから、なかなか公立学校の教員とは比較するのは困難であるのは理解していますが、勤務時間外の副業を解禁してほしいと切に願います。
教員が副業可能な世の中になることで、教員がサードプレイスを得る。
そこでの学びが子どもたちに還元できる世の中にしたい。
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