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新興国のスラム街と写真~時は流れないそれは積み重なる~

(初掲2015年3月)先日、私の住むコンドミニアム(タイ王国バンコク都)の近くの、スラム街に行きました。日本人で、バンコクで慈善活動されている有名な方と、同志の数名と、で。

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フィリピン共和国でも、スラム街は何回も視察しているので、矢張り同じ事を感じてしましたが。栄養が行き届いていませんね。今回は、いつもに増して大量のお菓子があったそうで、皆、目がギラギラしていました。

私は、5バーツ(20円程度)のお菓子を60個位持っていったのですが、一部湿気って居たので、万が一を考えて控えました。まあ、家に帰って、殆ど食べられる(湿気って無かった)ことが分かったのですが。

フィリピン共和国で、富士フィルム社の「ちぇき(Instax Mini)」と言うインスタントカメラを買っていました。我々がスマートフォンやタブレット端末、等で、写真を撮って、フェイスブック等にアップロードするよりも、一人一人の写真を撮って、それを手渡しし、自分の幼少期の「記憶」を持ってほしいなと思っていたのです。そういう活動を起こせればと東南アジアに来た時にずっと考えておりました。幼少の「記憶」と「記録」が無いって、尊厳にかかわるかなり重要な事ですよ?

で。一枚くらいインスタントを(集合で)撮っておこうと思ってカメラを構えたら、妙に最初避けられたので、「何故?」と怪訝に思い、つい渡してしまったら、其の後、皆で発狂(私/俺を撮ってくれ~、みたいなあからさまなアピール合戦orz)。

結局10枚近く撮る事に。貰った子たちは大喜び!丁度、Instax Mini のフィルムがなくなった時に活動家に声掛けられて、ハッと。申し訳ないです m(__)m。後日、50枚、追加でフィルムをオーダーしました。

勿論、のちに、一人一人を撮って手渡してあげたいと思っています。子供の頃の写真が無いと、誰しも寂しく思います。本当はフィリピンでやろうと思って買ったインスタントカメラでしたが。タイっ子が喜んでくれるなら嬉しいです。

どういう境遇であっても、誇りと尊厳を持つことは大事です。「施す」と言う発想ではなく、「気づきの機会を得てもらう」と言う発想が大事。タイ王国に来て感じてます。この国は強くなる、と。

子供たちの笑みが循環する限り、社会は安泰 (An - Thai) です。例え、一時的な困難と貧困があろうとも。

(フィリピン・セブのスラム街にて)

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写真を一枚一枚子供たちに手渡すような「ボランティア」を考える時、ふと、「フィルム代タダにならないかなあ」なんてことを考えてしまいます。私だけなら、「寄付金集めて」と言う事を考えるのでしょうが、それでは汎用性はありませんし、活動として発展しませんので。

先述の通り、写真は、「宝物」です。ずっと残るものと言っても良い。そこで、

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