音楽とAI
音楽はAIによって進化するのか?
因みに私は進化すると確信している。
たぶん現代だと、絵だろうが曲だろうがなんだろうが、AIが作ってるのか人間が作ってるのか分からないと思われる。
最近、チャットGPTに、自分の代わりにブログを書いてもらおうと試行錯誤していたら、そんな結論に至った。
最早完成した作品の価値が不明なのである。
と、いうか、嘘か本当かわからないみたいな状態になってしまうので、価値がほぼないと思われる。
音楽なんかは、聴き手と同じ時間感覚を持った音楽じゃないと何も意味がない。
そうなるとオープンリールで録ってた時代の音楽になってしまう。それと、練習しなくても良くなった2000年代半ばまでかな。
それ以降は、たぶん楽器やら歌やら、練習の方向性が変わったんじゃないかと思われる。
それまでは、曲っていう時間に対して、音楽家は戦ってたと思うね。
そうやって作った音楽は、今この時間を埋められるだけの価値があると思う。
そうじゃない音楽は、限りある時間を生きている生物には害悪でしかない。
最近はそんな音楽が多い気もする。
歌ったやつを縮めたり伸ばしたり、一音一音のピッチやらタイムやらを編集したり。
そこには、本当の完成に、到達する練習をする前の段階のその人が、録音されて編集されてたりする。
流れた音楽の、どこを気にして聴いても、何も見つからない時間が過ぎるだけかもしれない。
今現在作られた音楽は、殆どがそうなっている筈。
編集された音楽か、時間を切り取った音楽かの判別は、作り手にしか分からない。
作り手は充実した時間を過ごしたのか。
それとも繕う時間を過ごしたのか。
聴いてもわからない。
わからないものにはお金が出せない。
お金が出せないのでサブスクで充分になる。
サブスクには良い音楽がたくさんある。
作り手が充実した時間を過ごした曲と、そうでない曲が同じように売られている。
聴き手は限りある人生の、その時間を費やして音楽を聴く。
こうなると、作り手の過ごした時間の濃密さが、価値基準になるんだけど、その価値を手に入れているのは作り手だけになる。
対価が意味を持たなくなってくる。
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