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幸築舎の木のマグカップ ~手作業となる持ち手部分とコブの仕事の難しさ~

昨日に引き続き、幸築舎の1つの木から掘り出したマグカップです。こちらは胴の部分が少し太くなっていて、可愛らしく、手の中で丸っと包み込む感じに癒やしを感じるのではないでしょうか。
こちらも貴重なトチの木のコブ部分で、拭き漆仕上げとなっております。
幸築舎のマグカップは、
持ち手の部分が機械仕上げではできない形となっていて、
小刀で丸く大きく面を取ってから、サンドペーパーで仕上げています。
コブは木の目が巻いているだけでなく、入皮が入っていたり、
木の質が場所場所によって細かく変化している為、
刃物を当てる時もサンドペーパー作業にも細心の注意が必要で、難しいです。
そこに、均一的な木の素材とは格段に違う面白さが、コブ製品にはあると思います。