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シニア健康法 気功(八段錦)

太極拳講師の先生が今月、座ってできる「気功」の体験クラスを開催してくれました。気功には数多の流派があるようですが、私たちが教えていただいたのは「八段錦」です。

八段錦は「八つの部分からなる錦のように編まれたもの」という意味で、今から800年以上前の宋の時代につくられた古典的な気功。なお、錦(きん)とは、厚手絹織物の総称のことです。(出典:公益財団法人長寿科学振興財団HP 健康長寿ネット)

準備体操で先生と一緒に「気」の練習をすると、指先まで手が温かくなり、からだにじんわりと汗をかきました。かめはめ波や元気玉がつくれそうな錯覚が…..(鳥山明先生のご冥福をお祈りしています)

太極拳に比べて人気がイマイチでしたが、動きがシンプルで覚えやすい気功の方が高齢者向きと思いました。今回は椅子に座って、上体だけの動きを習いました。

若干、頭でっかちの私は理屈がわからないと、前に進めなかったりしますので、以下は私が調べた備忘録です。(参考:公益財団法人長寿科学振興財団HP 健康長寿ネット)

第一段錦:両手托天理三焦
両手で天を支えて三焦(呼吸、消化、排泄の内臓)を整える。
全身を動かしながら内臓全体のバランスをとることを目的とします。

第二段錦:左右開弓似射雕
馬歩(腰を落とし、両足を左右に広げた騎馬位で立つ)で、大鷲を射るように左右に弓を引く。肺の動きを活発にさせ、新陳代謝を促進することを目的とします。

第三段錦:調理脾胃須単挙
交互に片手を上げて脾と胃を整える。胃腸の働きを盛んにし、消化吸収を促進することを目的とします。

第四段錦:伍労七傷往後瞧
交互に後ろを振り向いて心身の疲労を癒す。首を通るたくさんの経路から気を通していくようなイメージで行います。

第五段錦:揺頭擺尾去心火
二段錦と同じように馬歩で、尾を振って頭で大きく円を描くように揺らし、心火(イライラ、ストレス)を消す。血液循環を整えることを目的とします。

第六段錦:両手攀足固腰腎
両手で足を撫で上げて腎と腰を強くする。腎臓の働きを盛んにすることを目的とします。

第七段錦:攢拳怒目増気力
馬歩で左右交互に拳を突き出して目を開き、気功を増強する。全身を使い、組織・細胞に活力を与えることを目的とします。

第八段錦:背後七顚百病消
直立して背中を七回伸ばして、あらゆる病気を治す。全身の気を下に落としていくことを目的とします。

正式な気功(八段錦)はどんな動きになるのか、YouTubeで学んでいます。

画像の動きをなぞるだけですが、やりきると達成感があります。小さな成功体験が次につながります。


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