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とある大学生の人生を変えた ワーホリライフ前編 ~仕事探し~

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とある大学生のオーストラリアのワーホリ奮闘記です。活きた英会話手に身に付けるため、現地企業での就業経験を積みました。そして、人生の宝物を手に入れるまでの話です。
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記事一覧

ワーホリ・ジョブハンティング① そもそもワーホリって何だ?

オーストラリアでワーホリをした際の最も濃かった経験「現地企業での仕事経験」について、連載しようと思います。 英語だけで働く、そんな環境の仕事を探し続けた約1か月の戦い 「ワーホリ・ジョブハンティング」 と 現地携帯電話会社での約1年にわたる勤務経験 「ローカルジョブ奮闘記」 の2本立てでお送りします。これからワーホリを考えている方、現にワーホリ中の方にとって、何か参考になればと思います。 (本記事、連載に記述してある情報は当時のもので、現在は制度や仕組みが変わってい

ワーホリ・ジョブハンティング② ジャパレスは違った。。。

僕はオーストラリアで仕事をしながら生計を立てて、生活することを前提にしていたので、渡航して1ヶ月した頃から仕事探しを始めました。 「日本食レストランはすぐに雇ってもらえるけれど、給料は低いし、大変だよー」 当時、日本人留学生でよく話されていた内容です。オーストラリアは賃金が高く、当時は日本円で最低賃金が1800円程度だったと記憶しています。しかし、それはあくまでオーストラリア企業の話。留学者を安く雇って、店を回しているような日本系やアジア系の飲食店ではそれを下回ることも多くあ

ワーホリ・ジョブハンティング③ 困惑のローカルジョブ探しスタート

【写真はゴールドコーストのリゾートシティ、サーファーズパラダイスです。その名の通り天国です。見てると行きたくなりますよね。】 僕はローカルジョブを探すために、まずはネットの求人広告を漁りました。オーストラリアにはGumtreeというオーストラリアに住んで、知らない人はいない、オンラインマーケットサイトがあります。 https://www.gumtree.com.au/ ここでは、求人も不動産も自動車も本当にあらゆるものが個人間で自由に取引されます。日本では絶対に規制されよう

ワーホリ・ジョブハンティング④ 根性の履歴所配り

とりあえず英文履歴書は作成出来ました。日本の学生バイト探しでは申し分ない経歴ですが、この国ではクソほど役に立たないなと、出来上がった履歴書を見て思いました。長くも働けない、経験もない、英語もネイティブではない。果たして、誰がそんな人間を雇うかと。。。 しかし、やってみないと何事も分かりません。 僕は職種は問わず、「日本人が経営に一切関係ない店」条件に自転車で街を回り始めました。 記念すべき売り込み1店舗はショッピングセンター内の雑貨屋でした。人生でトップ10には間違いな

ワーホリ・ジョブハンティング⑤ 焦燥と葛藤

そんなこんなでローカルジョブ探しに奮闘している内、やっと一件自分に興味を持ってくれたイタリアンレストランを見つけました。 ガムツリーから応募して、面接がしたいと連絡をもらいました。 面接場所はホテルのロビーです。やっとつかんだチャンスをふいにするまいと、30分前にはその場所で待機していました。 しかし、5分前になってもそれらしき人は現れません。心配になってメールを良く確認すると、同じリゾート施設にある別のホテルを指定されていたことに気づきました。僕のおっちょこちょいぶりが

ワーホリ・ジョブハンティング⑥ 待ち望んだローカルジョブ

1週間後に時間を取るから、そこで少し話をしてから、初日のトレーニングをすると告げられました。あまりにも唐突でしたが、話し相手はお店のオーナーなので、今までと違って信用できます。電話番号も教えてもらいましたしね。 しかし、1つ懸念点がありました。それは、金・土・日しか働けないことです。今まで仕事探しに長く苦しんできたので、もはや贅沢な悩みであるのはわかっていました。平日はどこか日本食店で働き、週末でこのローカルのキッチン用品店で働くことが、どう考えても現実的でした。 まあ、

ワーホリ・ジョブハンティング⑦ ついに仕事始めます。

彼が経営している携帯電話ショップは、リゾート街にあります。そのエリアにももちろん履歴書は配っていましたが、たまたま通らなかったアベニューにあったので気付きませんでした。 テニスの翌日にお店を見に来るように言われたので、緊張しながらも訪れました。 携帯電話、主にスマートフォンの販売・買い取り・修理を営んでいるこのお店では、彼以外に韓国人とチリ人のスタッフが働いていました。とても優しく迎えてくれて、いかにも仕事が出来そうな印象を受けました。そして、何より「英語が上手い!」と感じ

ワーホリ・ジョブハンティング⑧ オーストラリアでの仕事探しまとめ

今思うと、仕事探しを救ってくれたのは10年間自分なりに頑張ってきたソフトテニスでした。じゃなきゃテニスを教えることなんてなかっただろうし、ボスとの出会いもありませんでした。人生ではじめて、点と点が繋がったような経験でした。 渡航前にある程度の英会話が出来るようになっておいて本当に良かったです。英会話に自信がなさすぎたら、きっとここまで大胆に行動出来ていなったと思います。オーストラリアにいても、英語がほとんど話せない日本人はたくさんいます。彼ら彼女らは、英語で渡り歩く自信がな