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こんな音楽家になったら終わり7選!【業界人を反面教師に】

業界人

久々にインペグ屋と関わりました。インペグ屋とは音楽家の斡旋業者です。つまりタダのサラリーマンです。音楽業界のサラリーマンなので、音楽は知らないんです。だけど、そのインペグ屋と話をしている音楽家達まで「これは終わりだろう」という脳内になってるので驚きました。是非、以下の7つをマネしないように注意してください。

①ダブルベース

私がジャズ歌手のコンサート用にベーシストを手配するように言ったんです。そうしたら「ベーシストは彼と彼にしようと思います」とインペグ屋が言うので「は?」と思いました。

「ダブルベースとお伺いしたので」

と言われてずっこけました。

ダブルベースとはウッドベースのことです。コントラバスのことです。(チェロより「倍」低い音が出るからダブルベースと言うのが有力説です)いずれにしても「ベース2本」ではありません。

②オレンジワイン

顔合わせ日に飲み会を開くのも虚しいインペグ屋の仕事です。「津本さんワイお詳しいからこちらのお店用意しました」とのこと。

メニューを見て「オレンジワインって珍しいですね!ブドウのワインしか飲んだことないです!」

オレンジってのは色の話です。ブドウから作られてるんですよ。

③懐疑主義

このインペグ屋は55歳と60歳です。「僕たち懐疑主義なんです!なんでも疑ってかかるんです」と・・・

疑り深いことを懐疑主義とは言わないんです。懐疑主義とは「断定を避けて、保留する立場」を意味します。大学を卒業して、学習をせずに35年サラリーマン続けると、ここまで脳みそが腐るんです。

④固定概念

「固定概念が・・・」とやたら連呼していました。間違いです。「固定観念」ですw。

⑤観念

「観念」の意味が分かっていませんでした。 「コンサート」と聞いて「ステージ」「照明」「拍手喝采」と思い浮かぶ物や「集客」「ギャラ支払い」などの文字で思い付く内容を観念といいます。

⑥ブロックチェーン

「ブロックチェーンは勉強したんですけど、自分には合いませんでした」と、これはインペグ屋も音楽家も言ってました。アホ丸出しです。

「インターネットは勉強したけど自分には合いませんでした」とか言わないですし、もっと分かりやすく言うと「水道は勉強したけど自分には合いませんでした」と言っているようなものです。何も知らないということです。

良く私の前でブロックチェーンなんて言葉使えたもんです。

⑦音楽理論

これは音楽家が言っていました。

「自分に必要な音楽理論だけ知ってれば生活していけます」

大きな間違いです。なんですか? 自分に必要な音楽理論って? 知らない事をなぜ必要ないと思えるのでしょう。これは音楽哲学を間違って解釈しているということです。

インペグ屋から仕事をもらうような音楽家はこのレベルで頭打ちということです。

まとめ

恥ずかしい貧乏音楽家業界はこのようになっているんです。私はブロードウェイやハリウッドの音楽家と関わりますが、上記のような会話は全くありません。日本社会にガチガチになった音楽業界が終わりなのが分かるでしょうか?

日本人音楽家がFIREできない理由がここにあります。

この手を修正したく以下の3冊を書きました。

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