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誰かになり切ることで見えてくるもの

自分は他人にはなれない。これは永遠のテーマだと思っている。

と言うのも、あの人になれればどれだけ簡単なんだろう。と考えたことがあるからだ。

誰かになりたいとまでは言わないものの、尊敬する人がいま何をどう考えているのか知りたいと思ったことは誰にでもあると思う。
言ってしまうと、恋人と喧嘩をした際に恋人になれたらどれだけ簡単なんだろう。と考えことはあるはずだ。

こんなに時代が進化していても、そして今後もその人の思考を知れる技術はできるかもしれないが、その人になることはおそらくできないだろう。
だからこそ想像力を働かせて、その人になり切ってみるというのは、人間だけができる進化の一つというか、機械ではできないことだと思う。

そんな本日はその人になり切ってみて、その人の視点から考えてみると面白いのではないか。という話をしてみたいと思う。

マーケティングで言うところのペルソナとは少し違って、もう一歩踏み込んでみると面白いと思うよ。と言う話です。

・社長になり切ってみる

あなたが雇われている会社員であれば、社長はどの企業にも存在するはずだ。
そんな社長になり切ってみると見えてくるものがある。

例えば私なら、社長になってみて一番最初に考えてみることに、自分が社長だったら自分を採用しようと思うかどうか。がある。

そう考えてみると、現状私の取り柄は出勤率ぐらいで、全く成果を残せていないわけではないが、会社への貢献度で言うと正直微妙であることが分かる。

あまりお勧めはしないが、今在籍している社員と比べることだってできるし、辛い現実を知ることも自分の頭の中ではできてしまう。
その逆に、他の社員と比較することで他にはない自分の魅力が分かったりもするかもしれない。

そんな中、在籍している社員の共通点が見つかったりすると、選考理由が分かるかもしれないし、当たり前だが社長からの視点で物事を考えられるようになる。

もちろん本物の社長になれているわけではなく想像でしかない。なり切っているだけなので社長の思考が完璧に分かるわけではないが、この会社で必要とされるにはどうすれば良いか。に繋がってきたりして、自分の在り方を考える良いきっかけになったりする。

自分の頭でどうすれば必要な存在になれるかを考えると小さい視野でしかない。これを社長になり切ってみるだけで少しだけ視野を広げることができて、全体から考えることができたりする。

・嫌いな人/好きな人になり切ってみる

仕事となるとなり切ってみたくない。そんなこともあると思う。厳しい現実から目を逸らしたい気持ちも分かるし、社長になり切った結果自分なら自分を採用したくないと判断してしまった時は正直落ち込むだろう。

ならばプライペートで親交のある友人になり切ってみて、自分を客観視することもやってみてほしい。

「親しき中にも礼儀あり。」が好きな私からすると、相手を思いやる気持ちはどこにいったって必要不可欠な能力だと思っている。

友人になり切ることによって、改めて友人の良さや悪い部分が見えてくるかもしれない。
友人から見た自分はどう感じるか。仲の良さに比例してなかなか考えない部分でもあると思うので是非やってみてほしい。

友人以外もそうで、嫌いな人や好きな人になり切ってみる。これもお勧めである。
なぜ自分の嫌いな行動を取るのかを相手になり切ってみて考えてみると合点がいく理由が見つかるかもしれない。相手を理解するチャンスかもしれないし、逆にそこまでして理解できないならさらに嫌いになるかもしれない。
だがそれで良いと思う。理解できない人を頑張って理解しようとするだけでも合格点をもらえるだろう。

またその逆に好きな人になり切ってみて、その人がなぜ好かれるのか。どう考えて行動しているのか自分の中で言語化すると、自分もその考え方を取り入れられるチャンスかもしれない。

なり切ることで見えてくるものは結構多く存在する。

・なり切って見えてくるもの

誰かになり切ってみると、自分を客観視できるようになる。
これは当たり前の話で、自分ではない誰かになり切っているからだ。

誰かになり切ってみると見えてくるものには、なり切った相手の思考が一切反映されていないというデメリットがあるものの、自分の考え方だったり、相手になったらどうなるかを整理できたりする。

整理することで相手への配慮や考え方を自分なりに考えることができ、相手にとって悪手を取ることはなくなるだろう。
もちろん、それで全てが収まるとは言わないが、、必要最低限の配慮ではないだろうか。

想像の中では誰にだってなれるし、誰にだってなり切ることができる。
これを有効活用しない方法はないと思う。
なり切った回数だけ自分を客観視できるようにもなるので、とってもおすすめだ。

ただ注意しないといけない点もある。それはなり切った結果の考え方を他人に押し付けてはいけない。ということである。
あなたの頭の中でなり切った結果、思った通りに進まないことは大いにある。
それこそ社長になり切って、必要な存在を考えそれ通りにやってみても給料が上がらないとか、評価が上がらないとか全然あり得るだろう。
そもそもその考え方が間違っていたなんてこともあるからだ。

でもそれでも何も考えないよりは前進だと私は思う。
間違っていることが分かることはとっても重要なことである。

想像は自分の中を超えてはいけないと思っている。
でも自分の中だけであればどんな想像もできる。想像してみないと分からないことは多く存在する。

ぜひ他人になり切ってみて、自分がどう映るのか試してみてください。

拙い言葉なのに長々と読んでいただきありがとうございます。
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もちろん私の大好物スキもお待ちしております。
ではまた月曜日にお会いしましょう。

#他人になり切る #客観視 #考え方 #思考  

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