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AFCアジアカップ2023 グループリーグ第2節 イラク対日本観戦記


はじめに


どうも、きーきあっです。

いやー、盛り上がってますねアジアカップ。といっても地上波での放送がないので一般的にはそこまでではないと思いますが、実際DAZN等で観ているサッカーファンは楽しんでいるのではないかと。

我らが日本代表は、GL第1節のベトナム戦は途中逆転されたりと大苦戦しながらも、何とか4-2の勝利。
これについてはいろいろ意見が分かれてますが、僕の感想としてはベトナム頑張った、ベトナムが良かったというだけです。
僕はタイに住んでいて、三菱電機カップ(旧スズキカップ)などでベトナムの強さは知ってます。
もちろん、それはあくまで東南アジアの中での話ですが、その実力を日本相手に、アジアカップの舞台で発揮したことが素晴らしいなと思うわけです。

さて、そんな中で迎えたGL第2節。日本はイラクと対戦しました。
今回のアジアカップが行われているのはカタール。そして日本対イラクといえば、ワールドカップ予選でのあの「ドーハの悲劇」。
若い人は何の話?ってなると思いますが、我々オールドファンからすると、「ドーハの悲劇」といえば日本のサッカーファンにとって最も辛い出来事。知らない人はその言葉でググってくださいませ。

今回試合が行われるのは、同じカタールでもドーハではなくライヤーンという場所なので、ドーハの悲劇のリベンジにはなりませんが、それでもカタールの地でリベンジを果たしたいところ。

で、その試合、観に来ちゃいました。今この記事を書いている時点でもカタールのドーハに滞在しております。
実は前回UAEで行われたアジアカップも観に行ったのですが、その時に
『アジアカップってめっちゃ面白いな』
ってなったんですよね、開催地がUAEだったこともあり、初めて訪れた中東の地にワクワクしたのもありましたが、それ以外にもアジアカップという、アジア最強を決めるフォーマットと、スタジアムの雰囲気やそこで行われる試合、楽しんでいるサポーターの姿など、とにかく素晴らしかったんです。

そんな感じでアジアカップの魅力にすっかりハマってしまったため、これはまた行きたいなと。
幸い僕が住んでいるバンコクからだと、カタールまでは飛行機で7時間ほど。そこまで遠くありません。
そんなわけで今回も観にきちゃいました。今回は全部で4試合観る予定なので、ここから観戦記や旅行記が続きますが、どうぞお付き合いくださいませ。

で、1発目にお届けするのが、

AFCアジアカップ2023 グループリーグ第2節 イラク対日本

の観戦記です。

昨年はW杯のリベンジをしたいドイツを撃破したり、トルコはじめ様々な国を親善試合やW杯予選で倒し続け、気が付けば国際マッチ10連勝中。
もちろん今回のアジアカップも優勝候補筆頭です。実際日本としても前回大会は決勝でカタールに敗れ準優勝に終わっているので、ぜひとも今回は優勝しなければ。

そこで迎えたイラク戦はグループリーグ最大の山場。イラクも前節でインドネシアに勝っており、侮れません。

相変わらず前置きが長くなりましたが、それではどうぞ!

スタジアムへGO!

今回試合が行われたのは、「エディケーション・シティ・スタジアム」です。
スタジアムまではメトロのレッドラインで「Education City」駅まで行き、後は歩いて10分弱。

駅からスタジアムまでの道には大会運営のスタッフが大勢立っていてあんないしてくれます。皆さんとてもフレンドリー。途中水も配ってたりしました。そして途中にはこんなゲームもやっていました。

そしてこちらでチケットと荷物チェックを行い、スタジアムの敷地内へと入っていきます。
チケットはAFCの公式サイトから既に購入済みでした。チケットは予めグーグルウォレットに入れ、QRコードを見せるだけ。

スタジアムに行く途中には大会公式グッズも売ってました。記念に何か買おうかなと思ったのですが、そこまで惹かれるものはなく。まだこの後も試合は観るし、今回はパス。

また、両国の旗を無料で配るブースも。これはなんかいいですね。

改めて、こちらがエデュケーション・シティ・スタジアムです。
もちろん、カタールワールドカップでも使用されました。

最後にスタジアムの地図も載せておきますね。

いざ、観戦!

スタジアムの中に入ります。今回は最もチケットの価格が高いカテゴリー1を選んだのですが、1階バックスタンド側の一番後ろという席でした。
しかも14時半の開催の中、もろに日差しを浴びてしまうことに。
幸いこの時期のカタールはそこまで暑くないのですが、それでも眩しさはありました。

日本代表のスタメンは以下の通り。

GK 鈴木彩艶
DF 菅原 板倉 谷口 伊藤洋
MF 守田 遠藤 伊東純 久保 南野
FW 浅野

初戦のメンバーから替わったのは、久保と浅野。それ以外は初戦と同じでした。
ターンオーバーをしてくると予想される中で、これは少々意外。それだけイラクを警戒したのかもしれませんし、初戦から中4日でそこまで疲労が蓄積していなかったのかもしれませんし、ここで勝ってGL突破を決めてから3戦目のインドネシア戦でターンオーバーを行うつもりだったのかはわかりませんが、とにかくこのメンバーで戦います。

まずは大会旗と両国の国旗が登場します。

そして両チームの選手が入場してきます。

スタジアムは8割以上がイラクサポーターで埋まってました。
もうとにかく凄い声援。完全にアウェイの雰囲気です。

さあ、キックオフです。

試合開始直後から完全にイラクペース。そんな中で先制したのもイラク。
一度はGKの鈴木彩艶がパンチングするも、そのボールを再度頭で押し込まれます。
スタジアムのイラクサポーターは大騒ぎ。これは意外な展開になりました。

その後もイラクペース。というか日本はうまくパスが繫がらず、またパスミスも目立ちます。
それでも何とか0-1で前半を折り返し、ハーフタイムで修正し後半に反撃してほしいと思っていた前半のアディショナルタイム。
ボールを奪われてからのカウンターを食らい2失点目。
これは痛い。痛すぎる。

後半が始まったタイミングでの選手交代は谷口に代えての冨安のみ。噛み合わなかった攻撃陣はそのままでした。

そんな日本も途中で選手交代をし反撃を試みます。PKかと思った判定がVARで覆されるなど不運もあり、点が入りません。反対にイラクのカウンターを食らい危ないシーンも。

アディショナルタイムに入ったところで遠藤がヘディングシュートを決め1点を返しますが、反撃が遅すぎました。

結果、1-2でイラクに敗れてしまいました。
日本がGLで敗れたのは、本格的にA代表が出場するようになった1992年以降初めてのことだそうです。

ちなみにこの試合の入場者数は38,663人。よく入りました。

試合の感想なぞ・・・

引き分けは最悪あるかもなとは思っていましたが、まさか負けるとは。しかも完敗という内容ですから、正直ショックです。
これはイラクがどうこうってことではなく、ここ1年くらいの日本代表の試合内容を観ていて、無様な試合をするとはとても思えなかったんですよね。

いや、イラクは強かったですよ。今回のアジアカップはテレビで結構な試合を観ているのですが、一番強さを感じたのがこの試合のイラクでした。
そして日本を完全に攻略しているのも感じました。

そんなイラク相手でも、今の日本代表なら負けることはないと思っていたのですが、この内容だったら負けますよ。

観ている限りではコンディションが良くない選手が何名もいました。いや、良かった選手が思い浮かびません。遠藤くらいかな。
それに前節トップ下で輝いた南野が、この日起用された左サイドハーフでは全く機能しませんでした。これは南野のせいではなく適性の問題だと思います。
むしろ同じく1トップで機能しなかった浅野をここで起用すればよかったのに。まあこの日の浅野を見てると機能したかはわかりませんけど。

それ以外にも不満はあと5000文字くらい書けそうですが、そんな感想はX(旧Twitter)はじめあちこちに溢れていると思うので、現地観戦組としての感想を。

とにかくイラクサポの熱量がすごかった!スタジアムへ行くメトロ、いやホテルからメトロの駅まで行く途中でも何人ものイラクサポに会いました。
僕が乗ったメトロの車両はほぼ全員がイラクサポ。まさかのメトロから完全アウェイ。
それでもイラクサポはフレンドリーで一緒に写真を撮ったり話をしたりして、すごく楽しかったんですけどね。それにそんなフレンドリーなイラクサポに接して、イラクのことが好きになったというか、イラクも応援しようという気になりました。←単純

まあそんな事を思ったのも、あくまで日本が勝つと、日本の方が強いと思っていたからなわけで。
イラクサポも2-2の引き分けで十分、なんていう声がも多くかけられました。それがまさか負けるとは。でも試合を観れば納得なんですけど。
試合後帰りに出会うイラクサポに、おめでとうとかイラク強いねなんて話をしましたが、もう素直にその言葉が出ましたよ。だって完敗ですもの。

さて、この試合で負けたことでイラクの決勝トーナメント首位突破が確定。この後行われたベトナム対インドネシアでベトナムが負けたため、幸い日本は最終節のインドネシア戦に勝つか引き分けかで2位突破が決まります。

決勝トーナメントの組み合わせを考えると2位突破になったことで対戦相手や日程が厳しくなりましたが、これはもう仕方ない。
逆に決勝トーナメントでなく取り返すことができるGLで負けたのが不幸中の幸いと考えるしかないです。
この敗戦を糧としてしっかり立て直し、優勝した上で
「あの敗戦があったから優勝できた」
と言いたいです。いや、そうじゃなきゃこの試合をスタジアムで観ていたサポーターは浮かばれませんよ。

ということで、まさかこんな試合を観ることになるとは想像していなかったですが、10試合負けてなかったわけですし、ある意味こんな試合を観られるのはレアではないかと。
もう、そう思うことにしました。そしてこの後の試合を楽しんでバンコクに帰りたいと思います。
でも最後にひとことだけ言わせてください。

めっちゃ悔しい!

以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!



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