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電子書籍リーダーについて思うこと

半年ほど前だったか、キンドルペーパーホワイトをタイで買った。それまでは電子書籍リーダーに懐疑的な考えしか持ち合わせていなかった。

学生時代には、神田の神保町の古本屋街を散策するのが好きであった。神保町の他にも八重洲ブックセンターにもよく行った。本屋で本を数冊買ったら、純喫茶みたいなカフェでコーヒーや紅茶を飲みつつ、読書に耽る。至福の時間である。

日本にいる事の楽しみの一つはそういう大型の書店や古本屋に事欠かないことじゃないか。

が、一気に宗旨替えをしたというか、電子書籍リーダーを思い切って使ってみると、便利この上ない事に気がついた。

防水機能がついているので風呂の中でも読書できると言うのは画期的であった。

キンドルペーパーホワイトを使う前には、果たして電子書籍リーダーで読書をした時に、読んだ気がしないのではないかと言う危惧もあったのだが、それについても杞憂だった。

いや、それについて、あまり考えすぎても仕方がないような気がしている。

例えば、一冊の本をそれこそ読書百遍ではないが、なんどもなんども、赤ペンなどを入れながら読みまくるような読書の楽しみ方は、電子書籍ではできない。熟読玩味の楽しみというのは味わいにくい。

それでいいのかとも思う。海外生活をしていて、なおかつ、定住せずにいつもどこかに行く可能性を内に秘めるような状態であると、何十冊もの本を抱えて移動するような事は難しくなるからだ。

それこそ、飛行機に乗っている時にも、キンドルがあれば暇に感じることは無い。


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