コナン君のガチ勢が多すぎたお話(;^ω^)  & 今回のまとめ

ご機嫌いかがですか? 拙書の担当さまが、少年探偵コナン(←すみません。正式名称は名探偵コナンでした。後で調べてみてミスに気づきました)のノベライズを担当なさっているソウ マチです☆ 担当さま、すごい!

以前、担当さまに「作家として生きてゆきたい。だからお仕事がほしい! お仕事ください!」そうお願いした折に言われました。

担当:ノベライズならお礼(印税)は多いし、文章を書く良い練習にもなるんですよね。

担当さまの言っているノベライズは、映画を小説本にするお仕事です。原作のマンガが面白いから映画になるわけで、それを文章にするのは作家としてすごく良い練習になるらしい。そしてノベライズは初版部数がケタ違いに多い! 部数が多いので印税もハネ上がるっ!

ソウ:そのお仕事、したいです! 誰に頼めばいいんですか!? 

聞かれた担当さまはしばらく考えていました。そして返ってきた言葉は…………、






担当:…………もしかして、わたし??

担当さま、聞かれて初めて気づいたらしい。ご自分がノベライズの作家を決定していることに! どんだけウッカリさんなんだ!? そしてわたしにとっては超ラッキー!! ノベライズのお仕事をさせてください!!

ソウ:わたし、ノベライズがしたいです! やらせてください!! 
担当:ダメです!
ソウ:なぜですか!?
担当:ソウさんは姫さまシリーズを書いてください! ノベライズを書いてる場合じゃないでしょう!?

たしかに……。生まれて初めて書いた長編小説「姫さまですよねっ!?」は【意外と】人気があります。これは自分でもビックリでした! ジャンルは児童書なのですけれど、児童にわかりやすく書くという忖度はゼロです! 難しい言葉を易しい言葉に修正するなんて優しいコトは一切しておりません! 「絶対に面白いから、オレについてこいやあぁ~!」そう思って書いているので、表現を変える予定は1ミリたりともござらん! わからんトコロがあればお勉強するなり、調べるなりしてくれ!! わかればさらに面白いから!!

これに関しては担当さまや校正さまとガチバトルを繰り広げました! そもそも児童書なのに「脇息」とか「支離滅裂」とか「木端微塵」とか読めない漢字を平気で書いています(;^ω^) 担当さまや校正さまから「子どもにわかる表現に修正してください!っていうか、そもそも難しい語句を書くな!」そうご指摘を受けましたけれど「直すつもりはござらん! そして今後も難しい漢字は出す!」真っ向勝負で受けて立ちました! そして実際に難しい漢字が頻出しております! なんならお話に出てくる「叔叔」なんて台湾語の「おじさん」です。わかるワケがない! わたしだって書くまで知らんかったさ!! ほかにもサラっと「海藻」と「海草」なんて書いてるけど、海藻と海草はカタチが違うのです。あえて説明せずに両方書いて「誰か違いに気づいてくれるといいな♪ でも誰も気づかないだろうな(涙)。」そう思っていたら、ちゃんと気づいてくだる方がいた! それからどこの地域か、そもそも実在するかもわからない二巻のお話も、お話の中の描写から国を特定してくださった方がいらして、すごく嬉しかったです(^▽^)/

ちょっと話を横へズラしていいですか? 毎度すみません!

わたしの書いているお話は荒唐無稽なドタバタコメディです。実在した豊臣秀吉に、実在しない娘がいたという設定です。ところが本が出た後で愛する読者さまから「どうも秀吉には娘がいたらしい」というご教示をいただきました。ほんとにおったんかい!? そしてお話に出てくるアレコレは、実は史実に添って書いております☆ 二巻で千利休がアレコレやらかすのですけれど、史実と照らし合わせてみるとあながちフィクションじゃない。っていうか秀吉が異国の官吏と会合するのが禅宗の寺なんて、ぜったい千利休がカラんでるに決まってんじゃん! なんで千利休の切腹の原因がソコだと誰も指摘しないんだ!? お話を書くにあたって資料をあさりまくりましたけれど、ソコに言及している資料はありませんでした。なんで? わたしに言わせてもらえるなら明白なんだけど?? そういうワケで首をひねりながら史実の裏にあったと思われるウラ事情(?)を書きました! 反論は受け付けます! でも朱印船で生き延びた千利休が通訳してたら面白いじゃん! 当時は異国の茶器が一国より価値アリと珍重されていたから、秀吉だって大儲けしてウハウハしたいと思うの!! 

まとめ。歴史で習うあの時代に実際あった出来事とわたしの書いたアホなお話は、時系列や位置関係が一致しております☆ 史実と照らし合わせながら、その辺もお楽しみください!

閑話休題。史実と照らし合わせながら読むなんて、小学生にはムリです(;^ω^) そもそも学校で習っていませんから(;^ω^) それでもわたしは書くけど! 荒唐無稽だからって、筋立てまでメチャクチャにしたら話が破綻する! 守るべきところはキッチリ守った上でメチャクチャなお話を書きたいんだ!! ワガママですみません! でもそれがわたし!!

そういうワケで売れ行きは期待していませんでした。一部に刺されば満足だと思って書いた。ところが【意外に】売れまして……。わたしが書いているのはジュニア文庫というレーベルで、そこにはディズニー(!)やドラえもん(!)やコナン君(!)など、バチクソ売れ筋のノベライズが目白押しです! それなのに拙書はスター☆が並ぶランキングに喰い込んでいるらしい……!! ひとえに愛する読者さまのおかげです! ありがとうございます!!!!!!!!!!

こうして拙書はファンがゼロの状態なのに異常な売れ行きで始まって、普通なら2巻は売れ行きが落ちるのに失速もせず、出版してから時間がたってもなぜかチョコチョコ売れ続けるという……。ベテランの担当さまが「こんな売れ方をした本は知りません!」そう頭を抱える売れ方をしているそうです。なぜなのか理由は誰にもわかりません……。

おかげで読者さまへのプレゼントである栞(しおり)セットに、コナン君といっしょに拙書のリリ&清が登場したりして光栄の極みでございます☆

作家としてはボチボチ活動していますけれど、普段はレジのバイトをしています(^▽^)/ だって印税だけじゃ食べてゆけませんもの! そんなバイト先に、コナン君のガチファンがいたと先日の記事に書きました。コナン君のイベントがあれば、お給料をすべて突っ込むガチ勢です! いかにコナン君が素晴らしいか滔々と語るお姿を見ていて「ぜったいに関係者と知られてはならん!」そう強く思った次第でございます。だってわたし、コナン君に興味がない(←言い切った!)のです。それなのに担当さまを訪ねて小学館へ行ったときに、サンデー編集部を見学したりした。コナン君のフィギュアがズラリと並んでいたけれど、バイトの先輩はアレを手に入れるためにすごい金額を突っ込んでいるのか……。なんならコナン君のノベルティグッズをもらったりした(←セットの中にリリ&清がいるので、作者としていただいた)けれど、コレって非売品なんだよな……。なんか、すみません……(涙)。

昨日もバイトが始まる前に、先輩はコナン君への愛を語っていました。彼女にだけは、わたしの正体を知られないようにしないと……。そう思っていたら上司が朝礼をするため来たので、話が終わってほっとしました。

上司:今日は金曜日です! 金曜日には何がありますか!?
ソウ:??買い物カゴの清掃ですか??(←曜日ごとに決まった仕事がある)
上司:ぜんぜんちがいます! 金曜ロードショーのある日です! そして今日はコナン君の映画なんです! ボクはその映画が観たい! 今日は1秒でも早く帰って映画を観たいんです! ですから今日は定時キッチリに仕事を終えてください! 

げえええええええ!? コナンガチ勢が新たに出現した!! こんなトコにもおったんかい!?

上司:今日は1秒でも早く帰りますからね!! お願いしますよ!!

上司の声を背に売り場へ行きます。ビックリした! ガチ勢が増えた!! この上司にはすごくお世話になっていますし、できれば願いを叶えてあげたい。今日は定時で終わるぞ! がんばるぞ!!

売り場を走り回って仕事を終え、なんとか定時前に集合しました。6人体制で上司がまだ売り場にいたので、5人で終礼を待ちます。

ソウ:おつかれさまでした♪
先輩:定時で帰れるね(^▽^) 上司も喜ぶね(^▽^) わたしは今日の金ローも楽しみだけどDVDは持ってるし、明日はコナン君の映画を観にいくんだ♪
1 :何回目ですか?
先輩:3回目!

(げ!? 同じ映画を3回も観るの!?)

1 :わたしも今度で3回目です♪

(え!? 1さんもファンなの!?)

1 :そしてわたしは今度のファンイベントにも行きます♪
先輩:いいなぁ~! 抽選に当たったんだ!?
1 :そうです♪ がんばりました♪
先輩:わたしはハズレだったんだ~!

同じ映画を3回も観て、抽選のイベントにも行くのか!? ガチやん!! ガチファンが3人も増えた!!

2 :わたしも映画に行くよぉ~!
3 :わたしも2回目です! 2さんといっしょに行くんだ(^▽^)/

まとめますと、6人中4人がコナンガチ勢でした(涙)。ちがうのはわたしと4さんだけ(涙)。なんで? コナン君って、そんなに人気なの?(涙)。

上司:お待たせしました! コナン君のために帰りますよ!
先輩 1 2 3 :はぁ~い!!

みなさんの明るい声を聞きながら、わたしはガックリしてトボトボ帰るのでした……。すみません……。ファンでもないのにあわよくばコナン君のノベライズ作家になりたいなんて、とんでもなく厚かましいことを考えていたことを心からお詫びします……(涙)。一般人はおとなしくすっこんでおきます……(涙)。

「今回のまとめ」も書きたかったのですけれど、それはまた後日に。

それでは、また~♪♪





サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪