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車名はやっぱり愛称がいいけど、BMWとメルセデスは数字を残して欲しい件

木曜日はクルマ好きオヤジの戯れ事。

9/8(木)に『クルマのモデル名は、愛称派か英数記号派か?』というお話しを書きました。
期せずして、AUTOCAR JAPANさんから似た主旨の記事がありましたので、私見を交えながら見ていきます。

「言葉」や「単語」の名前は、色彩があり、意味があり、人間的な響きがあるので、単純に記憶に残りやすい。クルマの名前も同様で、最近のある研究では、車名が数字ではなく単語である場合、約2倍も思い出しやすかったという。欧州で行われたこの研究は、SUV、小型車、ファミリーカーの3つのセグメントでそれぞれ人気のあるモデルを使い、回答者にすれ違うクルマを識別してもらうというものだった。SUVで最も認知されたのはレンジローバー・イヴォークで47%、ボルボXC90とBMW X2がそれぞれ32%。小型車では、フォード・フィエスタが50%、シトロエンC1が25%、BMW 1シリーズが32%という結果だった。ファミリーカーでは、フォルクスワーゲン・ゴルフ(47%)とマツダ3(21%)が上位を占めた。

調査の主旨は理解するのですが、これはその調査エリアでの累計販売台数、すなわち見掛ける頻度に大きく左右されますよね。
あと、形状が目立つ車種、TVCMの投入量とかにも影響される、なんとも粗い調査。流行り言葉でいえば、エビデンスに乏しい?(苦笑)

そこで研究チームは、単語と数字の両方を用いる自動車メーカーの中で、各モデルの名前の覚えやすさを検証した。ほとんどのメーカーは、どちらかの命名法に偏る傾向があるのだが、数少ない例外としてフェラーリがある。その検証結果は、数字よりも単語の方が記憶に残りやすいという理論を裏付けるものだった。まず、単語を用いたモデルから挙げると、エンツォは22%、カリフォルニアは13%、ラ・フェラーリは12%だった。
一方、数字のモデルでは、812が9%、488が7%、F8が6%であった。

いやいや、現状のラインナップで比較的有名な車種でも2割以下であり、マニアックなモデルが1割以下というのは、あまりにも説得力に欠けるのでは(笑)

数日前、クルマ好きなFacebookお友達が、『ご近所にカイエン、マイバッハ、フェラーリが外置きで雨晒し』との写真をアップされていました。
『フェラーリをアヴェンタドールに買い替えたらしく』と記述されたところ、これまたクルマ好きと思しきお医者様から、『アヴェンタドールじゃなくて、ウラカンペルフォルマンテとみた!』とのコメントがすかさず入りました。
スマホで見れば10数ミリあるかないかの小さな写真です。
改めてアヴェンタドールとウラカンを検索してみましたが、2台を並べてみてもなお区別がつきません。

(左)アヴェンタドールS Roadster、(右)ウラカン・ペルフォルマンテ Spyder
(左)アヴェンタドールSVJ、(右)ウラカン やっぱり正面だと難しい…

取り敢えず、ランボルギーニであることしか分かりませんって(苦笑)
ランボオーナーの方かマニアな方かは存じ上げませんが、すごい人がいらっしゃるもんです。

この角度なら区別つきそうですね…

数字モデルの良さは、私が前にかきましたとおり、車種別の階層が明確になります。
ドイツ車によくみられる『車格+排気量』という文法に則って命名する限りは、318iよりも325iの方がパワフルそうな気がするし、325dよりも525dの方が高そうだというのも直観的に伝わります。
(前に書きましたように、最近は BMWも M.BENZも排気量をそのままモデル名にすることを辞めましたので、正確なエンジン規模は推測しにくくなりました…)

さらに記事は続きます。

研究チームが1つ指摘したのは、覚えにくい数字の名前をつけると、売れなくなるリスクがあるということ。消費者の心に残りにくいからだ。
とはいえ、メルセデス・ベンツのアルファベット(AクラスやGLSなど)にも同じ指摘が当てはまるかもしれないが、歴史あるブランドが伝統的かつ階層的な命名法を捨てるとは考えにくい。
ポルシェが911という数字を手放すこともないだろう。911はおそらく自動車業界で最も有名な数字であり、米国の緊急通報ダイヤルと同じであることは気にする必要はなさそうだ。

もはや『ちょっと何言ってるかよく分かんない』レベルになってきました。
一番最初の『実験』記事からもうお気付きかと思いますが、海外の自動車雑誌の記事をそのまま翻訳した記事だと思われます。
最後の米国緊急通報ダイアルの件など、よくあるアメリカンジョークだと思えば楽しい記事ですね。

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