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40歳以下の世代が産まれる前に、ウイスキーがバカ売れしていた件

金曜日はグルメとお酒に関するあれこれ。

偶にはお酒のことも少し書いてみようかと思い立ちました。
契機としては、『韓国でサントリー角瓶が争奪戦に!』という今朝のネット記事。
少し前まで『No! JAPAN!!』と叫んで日本製の自動車やUNIQLO製品の不買運動で盛り上がっていた方々が、と考えると複雑なものがあります。

『ウイスキー』というお酒ほど、年代層によってイメージが異なる酒も珍しいのではないかと、私は考えています。

私(57歳)の親世代では、『歳暮・贈答』・『寿司屋や小料理屋のダルマ(SUNTORY OLD)』。
私の少し上の世代では、『ボトルキープ』・『水割り』・『高級スコッチ(ジョニ黒・Old Parr)』。
私の世代でいえば、『バーボン』・『オンザロック』・『カフェバー・パブ』・『コンパの幹事にボトルプレゼント』。

ところが私の下の世代からしばらくは、ウイスキーのイメージが極めて希薄になります。
いわく、ウイスキーはおじさんの酒。

その一方で、1980年代の焼酎ブーム(チューハイとしての甲類焼酎)、それに続く日本酒ブーム、そして1997年以降は健康イメージからの赤ワインブーム…。
さらには2006年からの本格焼酎ブーム(森伊蔵・魔王・村尾に代表される銘柄焼酎)。
言うなれば、ウイスキーの氷河期。

少し古いデータですが、ハイボールブームとモルトブームがあっても全盛期の3割程度であることが分かります。

ウイスキーは、原料を仕込んでから熟成させて商品になるまで最低でも3~5年、通常は7~12年は掛かりますので、そんな氷河期時代に誰も次世代の原酒を仕込む勇気はない。
仕込みは10年後に向けての投資ですので、どこのメーカーもリスクは冒せません。
そんな背景で、昨今の世界的な『モルトブーム』に対して高級モルト原酒が壊滅的に不足しているということです。

ただ、モルトブームだけでは一部の高級ブランドと愛好家に集中してしまう。
昭和の頃のように幅広い層にウイスキーを普及させたい!という想いから仕掛けられたのが、約10年前からの『ハイボールブーム』ということになります。
ようやく居酒屋や家庭に『ハイボール』が定着し、国内のウイスキー出荷量も順調に伸びてきました。
その推移をグラフで見る時に、直近20年だけを切り取って見ると『V字回復!』という誤った見出しになります。
40年くらい遡ってウイスキーの最盛期からグラフを描けば、ようやく最盛期の約3割まで回復したことが分かります。

こうやって20年くらいの短期で見るとV字回復にも見えてしまいますが…

この間に国内メーカー各社も原酒の仕込みを増やしていますので、もう10年もすれば、高酒齢ウイスキーが適切に入手できる日が再来するのではと期待しています。

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