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" こえ "

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" こえ (発声)"にまつわる当事者や挑戦者の記事をまとめております。
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記事一覧

【こえ #41】女性目線の当事者経験を受け取り届ける

山田 昌美さん  山田さんは、ご自身と同様に声帯を摘出し声を失ってしまう状況に直面した女…

The Elements
12日前
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【こえ #40】首に器具があるのって恥ずかしいこと?

今西 恵子さん  今西さんに初めてお会いした時、ステージで司会なんかしたら似合いそうだな…

The Elements
2週間前
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【こえ #39】気にせず使える電気式人工喉頭(EL)を

佐野 榮さん  喉が「ちょっと調子悪いぐらいだった」と思っていたある日、淡に血が混じった…

The Elements
4週間前
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【こえ #38】“不便のない”生活と“望む”生活の間

小笠原 幸成さん  小笠原さんは、会社を退職した2016年に、友人から声のかすれを指摘される…

The Elements
1か月前
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【こえ #37】いつか自分の声の録音テープを活かしたい

永沼 明美さん  日本全国で甲状腺がんと診断されたのは、少し古いが、2019年で18,780例(人…

The Elements
1か月前
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【こえ #36】今あるデバイスでは出したい声が出せない

嶋根 栄三郎さん  電気工事の現場監督という仕事。現場で声を出す嶋根さんの喉の通りが徐々…

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1か月前
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【こえ #35】声を取り戻し、また誰かに声をかけ続ける

磯 房世さん  埼玉県内で、声帯を摘出し声を失った人に対して発声訓練を通じて社会復帰を支援する『埼玉銀鈴会』。そこで、磯さんはひと際明るい笑顔を振りまき、声を取り戻そうとする方々に声をかけ続けていた。  ご自身に声帯を摘出した経緯を聞けば、「本人に確認されずに、声帯とっちゃったの」。私からすれば笑い事ではないが、磯さんは笑って話された。  声帯摘出に至る最初のきっかけは、「気管が腫れて横になると息が苦しかった」ことだが、内科に行っても、耳鼻科に行っても、大病院に入院して

【こえ #34】何度がんが見つかっても笑顔

河合 利恵さん  河合さんと向き合ってお話をさせて頂いた後に頭に浮かんだ言葉は「泰然自若…

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3か月前
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【こえ #33】みんな明るくて、病気があるけど、病人ではないよ…

王 美林さん  「感染力」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?コロナ禍を経験した今、ネガ…

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5か月前
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【こえ #32】ずっと営業職。社内外でしゃべるのが仕事だったから…

林 宏一さん  「ずっと営業職。社内外でしゃべるのが仕事だったから。」  人当たりのよさ…

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5か月前
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【こえ #31】もう一度大工の仕事をしたかったから…

平山 明さん  平山さんに初めてお会いしたとき、雰囲気が歌手の宇崎竜童さんっぽいなと感じ…

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5か月前
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【こえ #30】とにかく早くコミュニケーションを取りたかった…

鈴木 順雄さん  鈴木さんは、今から約4年前に喉頭がんの手術で喉頭(声帯)を摘出された。同…

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5か月前
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【こえ #27】「第二の声」を習得する活動の裏方として組織を運営するのが副会長の…

石橋 賢一さん  前回”声を失って#26”でご紹介した白井久美子さんが会長を務める『京葉喉友…

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5か月前
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【こえ #29】声を失うことにもポジティブに「命をもらったんだから」と笑顔で…

金安 泰子さん  金安さんは、2015年に喉頭がんの手術で喉頭(声帯)を摘出された。「しょうがないじゃない、なるようにしかならないんだから」と声を失うことにもそんなに悩まずポジティブに「命をもらったんだから」と笑顔で当時を振り返られた。  前回”声を失って#28”でご紹介した小林美智恵さんの回でも触れたが、声帯を摘出した方が声を取り戻す方法として、1️⃣口や鼻から食道内に空気を取り込み、その空気をうまく逆流させながら、食道入口部の粘膜のヒダを新声門として声帯の代わりに振動