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これからの男の子たちへ  第四章 読書感想文

要約 これからの男の子たちには、性暴力をなくすために主体的に動く大人になってほしい

>セクハラについて

自分の子供がセクハラをするというのは失礼のようではばかられる気がするが、「セクハラは決して軽い行為ではなく人の性的尊厳にかかわるもの」だと強調して伝え
これからの男の子たちには「セクハラ・性暴力をしない」のは当然として、加えて「女性とともにセクハラや性暴力に怒り被害者を助ける」大人になってほしい。

>性犯罪の実態について


重大な性犯罪の加害者の99%は男性である。
痴漢加害者に「痴漢行為中に勃起していたか」と問うたところ過半数が「勃起していない」と回答。
これは、それまでのその人の人生の中で形成された女性を見る目の歪みから来ているものもあるのだろう。

内閣府の調査によると女性の約13人に一人は無理やり性交等をされた経験がある。その被害者のうち6割は誰にも相談していない。
女性はいつも頭のどこかで、より被害に遭いづらい行動を考えて暮らしている。

>レイプカルチャーとは

「レイプカルチャーとは、性暴力が普通でありレイプされないように教えられる文化である」こと。
日本におけるレイプカルチャーの浸透は深刻であり、被害者の「落ち度」を非難するような言動は積極的に「これはおかしい」と伝えるのが必要だ。

>痴漢被害に気づいても助けない大人たち


電車内での痴漢は特に都市部では本当に日常的であり、中高時代を振り返って「毎日痴漢に遭っていた」という女性は少なくない。
また、著者の実体験としても性被害を受けている人を認識しつつも知らないふりをしてその場を過ごす大人を何人も見た。


これからの男の子たちには、性暴力をなくすために主体的に動く大人になってほしい。


感想


親友の「大学生のうちに本当はバックパックしたいんだけど、女の子だからできない」というのはこの第三章までを読んでより深く理解できた。
特に、「女性はいつも頭のどこかで、より被害に遭いづらい行動を考えて暮らしている。」というのはまだ自分が足りていない配慮だったなつと痛烈に実感した。

個人的な意見としては、男性の性暴力へのリテラシーを上げるためには、「本当に守りたい・大切にしたい」女性と出会うところから始まると思う。

その人や同じような人が悲しんでいるところを見たくないと思えたら自然と痴漢を摘発しようと思うし、セクハラをしなくなるんじゃないかな。
でも、「インセル」と呼ばれる人は恋人ができていないのと環境が歪んだ価値観を刷り込んだから暴徒化するのであって、、、うーんどうしたらいいのかよくわからない。


今日も素敵な一日になりますように

なおつぐ

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