見出し画像

もしかしたら

お昼までは常連さんが多いんですが、日が落ちるとテラスに人がいないどころか、ほとんど人は来ません。

昨日、こんな事を書いて。

12月〜2月までは、例年こんな感じです。

17時に閉めてもいいぐらいで、毎年悩むんですが、営業時間を変える事はなくて。

オーナー兼プレイヤーの悪い所がでているのです。

去年までは、18時代に常連さんが来ていたので開けてました。

週に2度の人が1人、週に1度の人が1人と。

今はそれぞれに理由があって来れなくなってしまったので、開ける理由は無くなりました。

その人達の為だったので。

だから、今年は少し悩んだのです。

誰の為にお店を開けてるのかと。

店主というものは、きっとどこのお店の人も同じだと思うんですが、お客さんが全く来ない2時間があった時、心がぐらつきます。

最初の数年は、売上がない不安でぐらつき、その後は、意義がない事によってぐらつくのです。

誰の為に、何の為に。

この2つが無いのなら、お店を開ける理由は無いのです。

そんな事を分かっているなら、当然ながらうちの店も早く閉めるべきで。

そのほうが経済的にも精神的にも楽になります。

でも、開けてるのには理由があって。

「もしかしたら」

ただ、これだけです。

先程書いた常連さんは、訳があって来れなくなってしまったんですが、もしかしたら、その訳が変わるかもしれない。

もしかしたら、普段はその時間に来ない常連さんが、何か目的を持って来るかもしれない。

もしかしたら、仕事で嫌な事があった人が、閉店間際に駆け込んでくるかもしれない。

もしかしたら、もしかしたら、もしかしたら、、、

この幾つかのもしかしたらが、営業時間を短くしない理由です。

幸運も不運も突発的に起きるもので。

共有したい事や、支えてほしい時に、「あの店がやっている」と思えたら、それだけで楽になれると思うのです。

うーん、いい人だな。

営業時間を変えないのは、グーグルの情報や各種SNSの変更、看板の作り直し、常連さんへの通達が面倒だからです。

面倒を減らすのが僕のストレスの軽減になるので、変えない事が一番楽なのです。

よし、これでバランスは取れたかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?