「#発達系女子の明るい人生計画」を読んで(読書感想文#60)

発達障害はその人によって特性だったり困り事は様々だと思うので、こういった当事者の方の著書はとても参考になりました。
かわいい雰囲気ですが、読み応えのある本です。

▼#発達系女子の明るい人生計画/宇樹義子著

<どんな内容?>

前半ではエッセイ的に著者の人生についてどんなことがあったのか語られていて、後半では当事者の方に役立つ支援先や場面に応じた対処方法等が記載されています。
(SNS等の現代ならではの話も多く、読むなら早いうちがおすすめです。)

一番響いたこと:助けを求めることの大切さ

ナカポツに繋がって支援が開けていった話など、助けを求める必要性が繰り返し述べられていたことも印象的でした。

巻末の解説では鴻巣麻里香さんが、支援者はもっと出会いにいくモードチェンジが必要と熱く仰っています。この辺は私は少し意見は違うけれど、声をあげないと助けられないという方向性は同じように感じています。(前に書いたことがあるので、貼ってみます)

<おわりに>

高機能自閉症の特性に加え、複雑性PTSD等や愛着の問題も持つ著者が辿ってきた道や、支えになったツールの数々は実体験した方にしか書けない内容だと感じました。

特に心理療法については、色々なセラピーを実際に受けられているのでとても参考になりました。本や論文で学ばれているものも多い様子で、セルフケアも有効なものがあるんだなと思いました。インナーチャイルドのワークは、おすすめされていた本を読んでみたいと思いました。

ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。


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