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書く技術よりも、書きたいことを大切にする

技術よりも書きたいことを大切に育てたほうが良いと思います。技術だけあっても書きたいことがなければ、何も生み出せません。

ペンと紙はあるのに手が動かない。それは書きたいことがないからです。言葉をいくら知っていてもタイピングが速くても、自分が書きたいもの作りたいものがハッキリしないと、いつまでも白紙のままです。

ネットや書店で見かける情報は、そのほとんどが何かを作ったり創造したりする技術に関することです。そのような記事や本を読めば、ある程度の技術は身に着けられるでしょう。しかし、技術ばかり身に着けても、その技術で作りたいものがなければ「猫に小判」です。

書きたいことを溜める

書きたいことを育てるには長い時間がかかります。

本を読む、映画を見る、音楽を聞く、街を歩く、人と話す。普段の生活にある驚きや気づき、面白さなど自分が感じたことを記録します。

折々にそれらを見返して、その中から書いてみたいと思うことを探します。追加で調べたり、考えたり、なにか他の概念と比較したりしてください。1つのことから様々な分野や概念に広がっていきます。

広がった先でも、同じように気になることをメモします。

こんなことを繰り返せば、書きたいことが次第に溜まっていくでしょう。自分の頭や心の中に豊かな土壌ができると、些細な気づきも大きく育ちます。

書くこと以外を大切にする

書きたいことを溜めた後は、私は書きすぎないことを意識しています。どれだけ豊かな土壌でも干からびます。

これからも書き続けたいのであれば、むしろ書くこと以外を大切にしたほうが良いと思います。書かない時間が書きたいという意欲を強くします。

好きなことに取り組んでください。
読書していますか。
音楽も聞きましょう。J-Popもクラシックも良いですね。
友人や会社の同僚との雑談、全く知らない人との些細な会話をしてみてください。
緑でいっぱいの公園で空気を吸い込んだり、パン屋に行って小麦の匂いをかぐのはどうですか。
そうそう、健康にも気をつけて。自炊は大変ですが肩の力を抜きつつ料理しましょう。お風呂上がりにストレッチをすると肩こりや腰痛が和らぎます。適度に体を動かすことを忘れずに!
仕事でストレスフルな日々が続いたら、有給休暇をとって美術館で過ごすのはいかがですか。旅行に行くもの楽しそうです。

そんな日々を送るうちに、なにか作りたい、書きたいという気持ちが育っていることでしょう。指がうずうずしますか。パソコンを起動して書き始めましょう。できあがったら軽くチェックしてnoteに投稿してもよいですね。もちろん、あなただけの秘密にしても大丈夫。

反応に期待を寄せすぎないこと

周りからの反応はあまり期待しないほうが良いでしょう。

日差しが欲しいときもあれば、雨が降って喜ぶときもあります。ですが人間に天候は操れません。同じように、他者からのフィードバックは気まぐれです。書きたいという自分の気持ちに目を向けてみませんか。

また書きたくなる

書き終えたら、書きたいことを溜めて、好きなことをして過ごしましょう。きっとまた書きたくなります。

これを読んでいるあなたが、今も創作を続けていますように。


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