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thaterに込める想い~koto~

他者理解の手段として演技を使うのは、とても役に立ち、面白い!と、シアターのプログラムを作りながら日に日に思います。
私はアクティングコーチなのですが、俳優が役を演じるというのは、台詞を覚えてそれっぽく言うことではなくて、誰かの人生を自分の人生として生きる、ということです。
例えば一見悪役に見えても、なにが彼をそうさせているのか? 彼の正義はどこなのか? 役をジャッジ(決めつけてしまうこと)せず、自分と重ね合わせ、違う面も自分のものとしてインストールする。
これって実は、自分と全然違うタイプの他人を理解していくということなんですよね。

現実世界ではそれは面倒臭いことのように語られることも多いかもしれませんが、シアターでなら、難しいながらも楽しみながら、頭と体を使って攻略できる。
「自分じゃないけど自分」の部分を広げていける。

DiSCを理解する上でもってこいのツールが、実は演劇なのです。

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