私はアメリカで仕事をしていたタイミングで、２月に急遽ロックダウンが始まり、５つやっているレストランとバーのうち２店舗を閉めました（今は再開）。その他のビジネスはすべてリモートワークとなり、生活スタイルが多少なりともかわりました。正直に申し上げれば、お店やビジネスはしっかりとした優秀なキーマンたちが居る為に、ほとんどレポートだけで私の手間はかかっていません。しかし、私が動く事が必要である投資関係のプロジェクトは止める事になり、ファンドの運用も放置する事に決めたので、膨大な時間を費やす事が可能となったのです。一時は各国の総資産が３７％ダウンしましたが、放置作戦は功を成し、復活しつつあります。それで、２月の終わり頃から、ありとあらゆる日本の政治経済的なメディアをみまくる生活を送ってきたのです。読み物も含めますと、ざっと、２０００時間くらいにもおよびます。これは、私が若い頃、日本の国立大学受験に費やした時間を軽く超えています。正直、ここまで日本語に触れた経験は人生で初となります。それは、私にはおめでたい事です。
さて、本題にはいります。あなたは、リベラルですか、保守ですか？これは独裁政権ファシズム国家は兎も角、どこの国でも議論の根底にあるし、価値観をバッサリと分け、時には人格攻撃や暗殺、訴訟等にも発展することもある。たかが政治思想的な理念、されどである。昔、政治的にリベラルか保守かという傾向に遺伝子が関係してるという研究論文を読んだ事がある。たしか分析対象はDRD4遺伝子の変異体の有無を調べたような話であったが、そんな仮説までも出て来るような人類の普遍的テーマである。
スクリーニングした結果、日本は世界基準とはかなり異質な人たちやメディアがリベラルを名乗っている。つまり、中国共産党を代表格とした共産主義、ファシズム、一党独裁、社会主義になじみ、共感を抱くようなほとんど極左や革新のようなスタンスの人たちがリベラルと平気で言い放っている、これは流石に他の国では見られない異常現象で、おかしすぎて笑ってしまいます。そして、日本のメインストリームメディアは残念ながら極めてバランスの悪い状況です。発行部数もオンラインユーザーも少ない産經新聞くらいしか保守系メディアが存在しません。通信社（とくに共同通信）、キー局と言われるTV局もすべて、反日左派が根底にあるなかでの論調で発信しています。かなり病的な領域に達しているといえます。
アメリカやイギリス、フランスにも保守、リベラルがおりますが、歴史的宗教的な背景もあり、それぞれ若干異なります。私はそれぞれの国や経済情勢を把握する為にも、すべて両論を見聞きする事にしており、それなりに楽しんでいます。他国ではメインストリームメディアのバランスは日本のように酷い状態ではありません。それを補うようなデジタル系メディアも十分に存在します。そのあたりのお話はまたいずれするかもしれません。
さて、日本にも上記の国々同様にメインストリームではないインターネットメディアやマガジンでは保守系を救い上げる安全圏がかろうじて存在しています。実はデジタル関係の総数ではリベラルや左派のそれらよりも多く、存在し、圧倒的にチェックに時間を要するのはこちらサイドのメディアコンテンツとなったわけです。途中から課金するフリーミアムのコンテンツや会員限定メールマガジンなどほとんど総てに及んで登録し、過去数年分もチェックさせて頂いています。かなり、拝見しましたが、過去分総てには未だ及ばず。

大問題はここからです。

その保守系空間にも何だか頭を悩ませる、納得のいかない状況が渦巻いています。結構、ディープな大問題だと考えています。書こうと思いましたが、こちらは金曜日の夜８字半過ぎです。やはり、金曜日は必ず食事会があるので、出かけます。マスクをつけて、、、。

また次回につづく

例えば、ざっくりとした参考、

フランスのオールドメディア。

Le Monde 中道からやや左より。派・穏健派。 https://www.lemonde.fr/

Le Figaro　中道からやや右より。派・右派。 http://www.lefigaro.fr/

通信社
AFP　時折、リベラル論調だが、一応真ん中。
https://www.afp.com/en

スペイン
El Pais　中道左派。 https://elpais.com/ 

El Mundo　リベラル、ちょっと中道右派。 http://www.elmundo.es/

イギリス
The Financial Times　少し保守系　 https://www.ft.com/ 

The Guardian　中道左派　 https://www.theguardian.com/international

The Daily Telegraph/ The Sunday Telegraph　完全に中道保守　 https://www.telegraph.co.uk/

The Times /The Sunday Times　中道右派　 https://www.thetimes.co.uk/

The Independent　中道　 https://www.independent.co.uk/

The Sun　右派　 https://www.thesun.co.uk/

TVメディア
BBC　やや保守でもリベラル自称中道 http://www.bbc.com/
Reuters　まあ中道　https://jp.reuters.com/
※　私は、特にイギリス各新聞社やメディアに友人知人、おつきあいが多い。なかなか気合いの入った人も多く、記事にあやまりや不備があれば訂正して辞する人も多々います。私の会社に元BBCとThe Financial Times出身者の社員がいますが、責任とってかっこいいスタイルで正々堂々とやめてます。

アメリカメディアは日本でも広く知られてると思うので省きますが、日本ほどメディアが左に集まり過ぎている先進国を私は知りません。新聞社と未だ影響力のある地上波メディアが同一である歪さ、先進国で電波オークションをやってない唯一の国、など闇が深い。その辺りはまた、おいおい書くかもしれません。