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定期的な接触によるネットワーキングがいつか自分を助けてくれる

「何を持っているか」
「誰を知っているか」

は、何か新しいことを始めるときに考えるべきポイント。自分が持っている知識や能力を使って「何ができるだろうか」と自問することが、初めの一歩を踏み出すきっかけになります。

大学生なら就職、新入社員なら売上、社長なら業績アップ、起業家なら上場を目指すのでしょうか?今の自分よりかなり上の目標を立てることは大事なことですが、「これらを達成するために何をすればよいのか?」という問いはちょっと危険。

最初のうちは結果を求めるよりも、「手持ちの手段」で何ができるかを問うべきだと思います。さもなくば一歩も動き出せない可能性が高い。なぜなら「最初はまずうまくいかない」からです。経験も能力も知識も浅いうちに大きな結果を求めるのは酷。恐怖や不安が先に立ち、行動すら起こせなくなってしまいます。

また誰を知っているか?も大事な問い。少ないリソースを補ってくれるような人が、立ち上げ時には欠かせません。もちろんただ知っているだけでは無意味。「助けてください」といくら懇願しても、相手にとって助ける理由が見当たりません。

ネットワーキングはコンタクトスポーツである。

そんな格言?があります。人脈を育もうと思えば、適切な「接触」が必要不可欠。「影響力の武器」という著名な心理学の書籍では「接触によってもたらされる馴染みがあるという気持ちは、好意を強める」と指摘しています。そして最低でも15日に一度のペースで相手とコンタクトを取らないと、その行為は薄れていきます。

接触とは、実際に会って話をすることに限りません。電話やメール、LINEのやり取りでも十分。相手の仕事や趣味、興味関心に関連のある情報をストックしておけば、15日に1回のペースでメールができます。相手に心理的負担をかけることなく、あなたからの「役に立ちたい」というメッセージが伝わるはずです。煩わしくない、印象に残る絶妙な間隔でのやり取りがのちのち効いてきます。

何か新しい行動を起こすとき「自分位は頼りになる友だちがいる」「応援してくれる人たちがいる」と意識するだけでも、私たちは自信を持って行動することができるのです。

独立してからというもの、いかにして質の高いネットワークを構築できるかは、日々の活動の始点になっています。人と向き合うときはとにかく気を入れて、油断することなく、相手の印象を高められるよう努めています。どこまでできているかは定かではありませんが、意識するのとしないのとでは出てくる結果も違うはず。そしてその「種まき」が未来の収穫になると信じています。

久保大輔




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