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うまくいかないのは努力不足ばかりではない


チャレンジ・シーキング

直訳すると「挑戦を求める」

やったことがないことに
積極的に挑戦する態度のことを指します。

人間はあたらしいことに挑戦しようと考えると
モチベーションが上がるといわれていますが、

そういえば私も

留学したときや、
サンガに入社したとき、

転職したときや、
スポーツビジネスの研究をはじめたときは

もれなくいつも
気持ちが高ぶっていました。

粘り強くやり遂げることと、
対象への情熱。

この両輪がうまくかみ合って回り出すと、
高いパフォーマンスにつながります。

人は、なにか物事を続けていると
情熱が感じられるようになる
ことがわかっているので、

最初はあまりやる気が起きなくても、
とりあえず続けてみることが大事。

仕事や人生など、
大きな決断を要するものではなくても、

ちょっとしたお誘いなんかでも、

関心がまるでない対象
だったとしてもとりあえず

「はい、喜んで」

と答えてチャレンジすることは、

あたらしい発見や学び、気づき、
もしかしたらイノベーションのタネを見つけるきっかけ

になるかもしれません。


■私たちは

過去の経験に基づいた
自分だけの「枠内」で生きていますので

「枠外」にあるものは直観的に

よくわからない(から関心なし)
よくわからない(から嫌い)
よくわからない(からやめておこう)
よくわからない(から無視)

と、脳内で勝手に処理してしまいますが

よくわからないものを否定し続けると
おそらく成長はとまるはず。

幼いころは

公園も、河原も、
ブランコもすべり台も、

三輪車や自転車も
オムライスや焼きそばだって

初めてで「よくわからない」ものだらけ。

小さな小さな経験値によって形成される
小さな小さな「枠」

幼いころは無邪気に
その「枠」を毎日飛び越えて

ちょっとずつ成長してきました。

大人になった途端、
そのロジックが適用されなくなるはずはなく、

私たちはいまでも
枠外へ飛び出ることで

成長したり、学んだり
イノベーションを起こしたりできるんだと思います。


■でもそんな感じで

いろんなことに興味をもって
とりあえずやってみて、

情熱がわいてくることもあれば、

全然うまくいかない、
もしくは楽しくないと、

手ごたえが感じられないこともあります。

それはそれで素直に受け入れて、
いったん離れる、努力をやめてみるのは

けっして悪いことではありません。


途中で投げ出すとなんとなく
「負けた」気がしてしまって

気合と根性で続けたくなる
という人もいるかもしれません。

それ自体は否定されるものではない
と思いますが、

ひとつの選択肢として、

「自分を受け入れ」て、
自分が続けられる努力でどこまでいけるか

を試すほうが
いい結果をうむこともあります。


うまくいかないのは
努力が不足しているからではなく、

環境、人、ルールなどを
うまく受け入れられていない可能性もあって、

そういうときは

環境をなんとか変えようと
やみくもにがんばるのではなく、

「自分のとらえ方」を変えて
適応してみるのも悪くありません。


まずは自分を認めてあげて
自分の考えを柔軟に変化させて環境を受け入れて

できる範囲で努力していく。

自分に厳しくするだけではなく
自分にやさしくする

という選択もあっていいと思います。


■シロクマのリバウンド効果は

シロクマについて考えないようにしてください、
といわれると逆に

シロクマのことが頭に浮かんで
考えずにいられなくなる

という人間の心理を表したものですが、

「なんかうまくいかない」

と感じて変に緊張して
自分の努力不足を責めてしまって

自分ばかりに意識が働いて
空回り、自意識過剰になると

周りがいっさい見えなくなってしまいます。


うまくいかないときに感じる
不安や緊張は、

がんばって取り除く必要は
まったくありません。

不安を解消しようと
がんばりすぎるより、

逆に自分にエネルギーを与えてくれる
プラスなものだと解釈できれば、

その先に期待がうまれて
いい結果が続いたりするもんです。


マイナスドライバーを使うべきネジを、
プラスドライバーでまわそうとしてうまくいかないのは、

自分の努力や根性が足りないから
ではありません。

そこを勘違いしてしまうと、
マイナスをプラスに変形させようと力まかせに。

結果は推して知るべし、です。


うまくいかないときは
無用に焦って心配して不安にならず

冷静に、客観的に自分を見て

「あれ?この不安ってうまくいく手前、
成功の前兆やん?」

と解釈できれば

マイナスドライバーを探す、
という選択ができるはず。


自分を認めて
自分にやさしく、

そして今できることに全力を傾ける。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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