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熱狂的ファン心理を分析してつかもうとするのはちょっと傲慢、そして自己満足


【熱狂的】になったことがない。

サッカーが好きだし、
リバプールの大ファンだし、

早朝から試合も見るし
SNSも結構な頻度でチェックする。

ところが

寝ても覚めても
何かがアタマにこびりついて離れないだとか、

衝動的に対象の名前を叫びたい!
と思ったことがない。

つまり
熱狂的になったことがないのです。

好きは好きなんだけど、
ちょっと冷めたところもあって、

平静をよそおって
カッコつけるところがある一方で、

熱狂する人を見て
若干あこがれたりもする。

やっかいな性格です。


「熱狂する」

スタジアムのゴール裏で
声を出して飛び跳ねて応援するサポーターや、

クラブというより選手に夢中で、

選手が移籍するたびに
全国を移動する熱狂者もいて、

僕は到底ついていけない
(#でもちょっとあこがれる)

多くは女性
(たまに男性ファンが選手を追う)で、

だけど選手と付き合いたいとか
結婚したいとかどうにかしたいと思っている風でもない。

何か明確な目的
があるようにも思えないのです。

今日も練習場に足を運び、
お目当ての選手のトレーニングを見守り、

練習後に会話して
写真を撮ってサインをもらって
(何回目?というぐらいに)

「一仕事」をおえてやれやれ、
といった感じでグラウンドを後に。

サポーター友だちと
一緒にご飯(たまに独りで)を食べて帰宅、

という淡々とした(でも心は熱狂)スケジュール
を観察していると、

なにか「これ!」という
合目的性がありそうでもなく、

しかも極めて非合理
(だって時間とおカネを浪費…ではなく消費)

で説明がつかない。

熱狂する理由が
よくわからなくなることがあります。


■ディズニーランドに行けば

ミッキー風のコスプレや
キャラクターのドレスをまとった熱狂者

はいたるところに。

コンサートにいけば、
歌手の服装や髪型を模した熱狂者にいきつく。

熱狂する対象と自己同一化
しようとしているのか。

それとも対象に憑依(ひょうい)
しているのか。

でもそれはさすがに
現実的にありえないから、

コスプレという、言うなれば「次善策
に走っているだけなのか?

超越的な存在を、
わかりやすいモノを使って表現することで、

対象に乗り移りたいという衝動を
必死に抑えようとしているのか。

対象と一体化できないもどかしさ
を沈めてくれるコスプレは、

熱狂者の拠りどころ
なのかもしれません。


いずれにしても熱狂する人は
どうやら非合理であることは間違いなく

僕は結構な時間をついやして、
彼らのそばにい続けた時期がありましたが、

とうとう、
熱狂する真意をつかむことができませんでした。

だって非合理だし、報われないし、
目的もない。

彼らに「なぜ熱狂するのか?」
を何度聞いても、

その核心にたどりつくことはなく
ずっとモヤモヤしたままです。


■マーケティングに携わっていると、

「無関心、関心、ライト、コア」
(もっと適切な言葉があると思いますが)

といった消費者の成長モデル
のような概念を学ばされることがある。

サッカーに関心のない人が、
タダ券をもらってスタジアムを訪れ、

非日常の開放感や、
非日常がもたらす自己肯定感(生きててよかった)

に浸ってハマって、

次第にサッカーという競技に関心が向き、
年間チケットを購入して、ゴール裏で飛び跳ねる!

というカスタマージャーニーです。


これはおそらく、

無関心層→コアファン(熱狂者)
にする方程式をモデル化して、

リピーターを増やし、
来場者を増やすことをねらったもの。

人々の心理を「合理的に分析」して
再現性を測ろうとするものだと思いますが、

そんなことできるの?
という感想は僕だけではないはず。

だって上述のとおり、

熱狂者自身が「?」
なんで応援しているのかうまく言語化できないのに、

非合理な消費(時間とおカネ)を
くり返す行為をモデル化するなんて

ちょっと傲慢だと思います。

原則としてマーケティングという学問は、
「後付け」の要素が多分に含まれていて、

「なぜ熱狂したのか」

というサンプルを分析して
言語化することもできなくはない。

だがそれが実際の熱狂者の思考と行動と
相似を描いているか、近似値に迫っているか?

熱狂者の心理が、

どこまでいっても合理性を前提
としていないのであれば、

分析はきわめて自己満足ではないかと

きわめて正確の悪い僕なんかは
そう思ってしまうわけです。


■この問題はおそらく

提供者と消費者との間に
明確な垣根を設けることによる限界。

作り手があれこれ予測して、
買い手の消費を促すという

二段モーションの構図
無理をきたしている証左ではないかと。

であるならば
いっしょにしてしまえ!

クラブとファンの境界線を
極力あいまいにしてしまおう!

という試みが
以下のプロジェクトになります。


僕自身、
熱狂的になった経験がありませんし、

いくら熱狂者の心理を探ろうとしても
そもそも不可能じゃね?!

という潔いあきらめの境地
からドライブされたアイデア。

一緒に考えて、一緒に経営して、
一緒に売る(そして買ってもらう)

一連のプロセスに熱狂者を関わらせ、

変化に富む心理を変数として、
商品やサービスの開発に乗算して

今までにないアウトプットを
世に送り出します。


初めての試み。
誰もやったことのない取り組みなので

分からないことだらけ。

ローンチから約一週間がたちましたが、
毎日問題だらけで不安しかありません。

でもある程度、答えがみえている
既存のフォーマットを上書きするよりも、

答えの見えないあたらしいインターフェースを
ちまちまイジって一から組み上げるほうが

楽しい(と言い聞かせてがんばっています!)

もし興味あれば、
ただいま一か月無料キャンペーン中ですので、

のぞいてみてください。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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