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怒るブラジル・メディア!ドレイクがロック・イン・リオでひと騒動

どうも。

で、さっき全英チャートのとこでも言いました、ロック・イン・リオであったトラブルというのはですね

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ドレイク!

今ですね〜、ブラジルではちょっと彼の印象はかなり悪いものになっています!

なぜか。それは

ロック・イン・リオの生放送のテレビ中継を当日になってドタキャンしたから!

 「それが、そんなに悪いこと?」・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、これは僕も大問題だと思ってます。それは

過去4回、計28アーティストのヘッドライナーで、そんな例はただの1度もなかった!

僕、2011年から隔年で4回テレビでロック・イン・リオ見てますけど、一回もそんな例、聞いたことないですからね。基本、ロック・イン・リオって、1985年に第一回目が始まった時から、テレビでの生中継って必須の要素なんですよ。

特に、ブラジルって貧富の差、激しいでしょ?だから、「テレビでやる」ってことにすごく意味があるんですよ。「会場には行けないけど、テレビでみ見るのが楽しみ」って人、多いんです。それでとりわけ、何日か前にも書きましたけど、今年のあんまり代わり映えのしない、パッとしない並び(ゴメンなさい)の中で、ドレイクって最も若い層にアピールする名前だったんですよ。それが突然なくなったわけですから、苦情が殺到したわけです!

しかもですね。その、キャンセルまでの経緯が最悪だったんですよ!

まず、僕らサンパウロ市民にしてみれば、このロック・イン・リオの後、実はサンパウロ公演が予定されていて場所と日時まで発表されて、あとは発売日待つだけだったんですよ。それが突然中止にされたんですね。それもあったから、「じゃあ、テレビ中継で我慢するか」ってところだったのに、それを中止にされた。これがまず一つ。

それから

今日、内幕の暴露記事が出たんですけど、これがもう最悪です。

それによるとですね、ドレイク、TV中継のキャンセルを突然主張し始めたのが、当日の出番の数時間前だったんですって!しかも、写真撮影も不許可。

これでマスコミ、激キレしたみたいですね。中継先のテレビ局はもちろん、新聞、雑誌もロック・イン・リオなら必ずカバーしますからね。それで映像写真なしでしょ。しかもかなり突然。そりゃ、怒りますよね。

しかも、その理由が、ドレイクがその前日にリハでステージに立つなり、「ステージが狭い」と文句を言い出し、「照明が気に入らない」とその日に照明担当を解雇したんですって。それで、出演もキャンセルしたいとダダをこね始めたんですって。客、もう10万人くらいチケット買ってたのに。

「それでは困る」と、主催者側は、レポートには書いてますけど、これ、本当にやったんでしょうかね、出演料を300万ドルから400万ドルにあげたということになってます。さらに、照明担当もその日に何とか代理を立ててもらったみたいなんですが「僕の100%が出し切れないからテレビ中継や写真はなくしてほしい」と言い出したんだそうです。

これだけでも「ちょっとな・・・」という感じなんですけど

この記事ですね。

裏で上に書いたようなことを暴露されたわけですけど、ドレイク、自分のSNSではファンの前ではですね

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「ライブ・ストリームの件はごめんね。天候が読めなくて僕がステージに他立つ頃には大ぶりでさ。それでショウがちゃんとしたものが届けられるか自信がなくなって。大自然に代わって僕が謝るよ」

ということを書いているんですが、その上のツイートでもわかるように

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その放送元の親会社、グローボという視聴率1位の地上波の局の大物ディレクターのボニーニョという人がリプを返しまして、こう言いました。

「違うだろ、それ。ブラジル国民に失礼だぞ。雨が降るだいぶ前にキャンセルしたろ。癇癪起こして照明クビにしてな。ただ単に許可出したくなかっただけだろ。ブラジルのファンがかわいそうだよ」

これがもう、ニュースでたくさん出てしまったんですね。

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そんな感じだから、ロック・イン・リオの公式のfacebookの「ドレイク、ライブ、やりました」という報告でも、絵文字が一番ついたの「怒り」で、半分近くがそれでした!こんなの今まで見たことない!

彼はショウの翌日に帰国したんですが、ここでも散々の書かれようでしたね。空港で集まったファンからヤジを飛ばされて帰った姿が動画付きで報じられてます。

その中の一つで印象的だったのは「だからリアーナ見る羽目になったんだ!」というもの。それはどういうことかというと、ドレイクの生放送がキャンセルで局としては放送するものなくなるじゃないですか。だから、その埋め合わせとして、今回のロック・イン・リオに出てもいないリアーナのライブビデオを放送したんですよね(苦笑)。これも、かなりネタになってました。あと別の記事では「1600万レアル(400万ドル)、抱えて帰った」と皮肉も書かれてましたね。ブラジルのメディア、結構えげつないでしょ?政治報道とかもこんな感じです。その意味では、日本よりはかなり刺激あります。

しかしなあ〜。僕のこれまでの洋楽リスナー人生の経験からしますと、

こういう行動が出始めたら黄色信号です!

その意味で、ちょっと今後、大丈夫なのか、気になりますけどねえ。

なんでもドレイク、「来年にはツアーでブラジル戻ってくる」つもりならしいんですけど、これはもうメディアは完全に敵に回してるし、集客的にもかなりダメージあるような気がしますけどね。僕も、今回のことを水に流すことができるかどうか。




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