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日系品質☆妄想考/ep4;島国の陰り

ep4では、負の側面も含め整理し、今後の改善への糸口に進みます。
ep1でN社、M社、ep2で神風特攻、データ改竄などのキーワードを出しましたが、これらは島国文化、負の側面、ダークサイドでしょう。
他にも、WW2戦時下での非国民、現代では、サービス残業、ブラック体質。これらにも、集団性や同調圧が、同じ組織内、同じ職場との島国、島民意識の内圧として、働いた事は否定出来ないと思われます。しかし、帝国軍の下、島国では、それしか見えず、そこから外れるには大きな危険も伴ったでしょう。
果たして、日本人の国民性の1つルールを守るとは、正確な表現なのでしょうか?そんな疑問を抱く、近頃の小生です。ルールを守るのではなく、周りの目や、世間体を気にした結果として、ルールが守られているだけでは?そんな気がするのです。サービス残業って、組織、集団でのルール違反です(随分前に、みんなで渡れば怖くないって、ギャグがありましたね。近年の隠蔽、改竄不祥事への予言だった?)。データ改竄も、集団によるルール違反では?同調圧も働いたのでしょう。そんな島国文化に起因と思えます。
 
とは言え、豊かになれば、同調せずとも、生きられる場所も出来てきます。更には、今の時代、島国の外でも生活が出来ます。グローバル化が島国にあたえた恩恵は、高い日系品質による市場経済の拡大による豊かな生活だけではありません。近年の日本には、集団性、同調圧だけで無く、個に配慮する傾向も芽吹いています(個人的には、小学生の頃から賛成の方向性。個性を伸ばすスタートは、個を認める事だと思います)。
しかし、小生が考える前述からすれば、島国文化による品質改善、品質確保が揺らぐ方向でもあり、それは現在では、抗えない流れと思われます。
 
更には、島国文化からの“過剰品質”の流れも、随分前から肌感覚としてはありました。バブル崩壊の前か?後か?そこは記憶の彼方です。しかし、不景気と過剰品質による負の相乗効果で、近年の日本は疲弊し、品質レベルを下げているのでは?と推測します。
世界の品質目線は、コストに見合った”ホドホド品質”の見極め、マネジメント、これでしょう。品質さえ良ければ売れるとは、世界市場に粗悪品が多く流通した時期であり、近年とは異なる時間帯。
まさに今、日系品質は、島国文化による品質向上を、異なる思想に切り替え、品質に取り組む過渡期でしょう。

こんな事を、海外の深圳や、ニュルンベルクなどのサプライヤーから感じた次第です。

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