超訳セラピーvol.001 気血水と気滞

なんでも気力でやってしまうタチのわたしが、その気力が一ミリも沸かないという日々が続いていた。終ぞわたしもひととして終わりか、と思っていたけれど、ふと流し見していたTwitterでこんなものを発見。

※ 少々乱暴なたとえばかりなのですが、これは「超訳セラピー」なので!!その道のプロの方、お手柔らかにお願いいたします。たくさん勉強しながら、いろんなひとに伝わるように、自分で解釈を咀嚼し消化しお伝えしています。「超訳セラピー」とはそんなシリーズになります!!

気血ってなに?

気血とは、東洋医学の基礎となっている身体に流れているとされるもの。「気・血・水」と覚えたのだけれど、わたしのようにアーユルヴェーダでいうとkapha、胚葉学でいうと内胚葉タイプの人間はこの「気」が滞る「気滞」の状態になりやすい。
(※アーユルヴェーダとか胚葉学はいつか記事にします!)

「気滞」によって現れる症状をざっっっっっっくり説明すると「なんかだりぃ」である。 いつものわたしそのものじゃん。

超絶納得しました。セラピストであっても、自分のこととなると原因が「????」となるものです。

さすがにもう少し気血について詳しく説明します。(もちろんこれは漢方や東洋医学のプロに聞いた方がわかりやすくてクリティカルな内容を学習できますよ)

気血水の「血」と「水」はなんとなくイメージ湧きやすいですよね。血は血液循環のことを指すのだろうな、とか、水はむくみとかかな〜というような。でも「気」ってなんですか?気功ですかカンフーですかスピリチュアルですか?ってなりませんか?わたしはなりました。

「気=エネルギー」とも言えます。気=エネルギー・・・あ、チャクラ的なあれですか?ってなりませんか?わたしはなりました。

セラピストやっていて、ケアについて知識を突き詰めてると共通意識(宇宙意識)とかレイキとかホメオパシーとかフラワーレメディとか、「うっ」となりがちなスピリチュアルっぽいものに出会います。そのたびわたしは「うっ」と抵抗します。懐疑的な性格なのです。でもね、懐疑的でいいんです。実際にみて納得して、自分の中で「なるほどこういう理屈か」と咀嚼して選び取っていく。自分に合うもの、大切だなと思うものを選び取っていくお手伝いがこのnoteでしたいです。

そして、そんなわたしは「気」について、こう捉えています。

たとえば、なんとなくずっとイライラしてるな〜と思うと、頭はなんとなく重くて、うっすら熱を持ってる感じがする。こういうときわたしは頭がパンパンに膨らんでしまっているイメージすら持ちます。こういうとき、手足やお尻、手首足首周りなんかはひんやりしていることがよくあります。これを、リフレや足湯なんかで足の滞り解消されると、いらいらモヤモヤ〜とした、頭の茹だるかんじがすっきりして、リラックスしたり、けろっと機嫌が治ったりする。

これは、「気(エネルギー)」が頭に集まっている状態と捉えられます。考え事がいっぱいあったり、気圧や気温、環境など様々な要因で、考えなくてもいいことを考えたり、思ったり悩んだり。そんなことをしていると、脳は過可動になり、脳に栄養を与える血液が集まってくる。でもたとえば肩首が凝っていたら、そこにうまく血がいかなくて脳は空焚きのお鍋みたいにはたらくだけはたらいてオーバーヒート

東洋医学の用語をそのまま西洋医学的に挿げ替えることは、些か早計です。たしかに理に適っていると思われるような効果効能を感じても、西洋医学的な観点だけでものを判断しようとするとどうしても言語化が難しいこと、目に見えないこともあり「うっ」となる。

「気」という成分は身体で観測できないから、「それって”気”の持ちようじゃない?」というようにどこかそれを眉唾物として軽んじてしまう。けれど実際に症状が起きてしまっている。それをどうにかしちゃおう、そして、どうにかなることがよくあるっていうのが東洋医学の面白いところなのです。

気血を消費するってどういうこと?

「気血を消費する」とはまさに、その「エネルギーをたくさん使い、そのために血液(や似て非なるもの)もたくさん使われる状態」ととれます。

身体には常に、いろいろなものが巡ってます。神経伝達物質であるニューロン、血液、酸素、などなど。そして、それらはそれぞれ絶妙なバランスで流れたり行き渡ったりすることで、健康・快活・ハッピー!な状態を保てるのですが、要するに「気血を消費」している状態とは、このバランスが崩れてしまう!ってことなのです。

気血が一つの作業や器官に集中して使われれば、他が疎かになる。そうして別のところに、症状が現れる。

気血を消費しちまったらどうするか

よくありますよね、「気血を消費しまくってしまう」ことって、うんうん。わたしはさいきん絵を描くことに凝っているので尋常じゃないほど画面をみるし、勉強のためにめちゃくちゃ絵をみるし、常に文字を書いたり読んだりしているしとにかく目と頭を使いまくります。

しかも時間がもったいないので同時並行でラジオや音楽を聞いたり、見たいアニメを流しながら作業する、しかもそんなことしてたら身体が凝るのでストレッチできる体勢で作業する、など、常に五感のうち2〜3個は働かせてないと気が済まないセルフブラック企業みたいな性格をしています。めっちゃ脳疲れる。

気血は、冒頭で紹介したツイートで表現されている通りセットで見られがちです。概ねセットで動いていると捉えて宜しいかと思われます。

気血消費しちまったな〜と思ったら。

【1】目と脳味噌を休める
 じっと目を閉じるだけでも大分と休まりますが、セルフブラック企業脳味噌をもつわたしは同時に脳にダイレクトに影響を与えるという嗅覚も活用します。

tips! ●アロマディフューザーで香りを焚く
 ちょうどこの記事を書くにあたり本日したブレンドを紹介します。
 ・ラベンダー:自律神経を整えてくれるバランサー
 ・クラリセージ:副交感神経を優位にしリラックスモードにしてくれる
 ・ユーカリ:乾燥しているので気管系によい精油もブレンド

さすがに酷使しまくった脳や目や耳たち。これが寝たくらいで治るのならわたしはいらない。セルフケアとしては、眠る間により脳や身体が休まるようにフィトケミカルをふんだんに用います

※クラリセージは日中使うと眠くなるから運転前には使わないでね!と言われるほど、副交感神経を優位にし、神経をときほぐしてくれます。

【2】運動をする
 気血はセットにされがち。同じ姿勢などでいて所謂”凝っている”状態になると、そこで気=エネルギーも滞りやすいことはなんとなく想像しやすいと思います。

 この運動も、もちろんハードな運動もよいですが、こんなときに呼吸をしっかり使う「ヨガ」がやはりおすすめです。

わたし自身長年ヨガが生活の一部になっていますが、ヨガは”呼吸”を用いて自分の身体やメンタルなどの手綱をとり、ニュートラル(中庸)な状態に戻すサポートをしてくれます。

ポーズをとったら、呼吸や血液の流れを意識しますよね。これによって血液の滞りも解消され、呼吸が全身に行き渡ることでエネルギーも循環します。

【3】栄養をとる
 これは言わずもがな。詳しいことはこの「気血水」のテーマとはずれるのでまた今度。ざっくりいうと、目と脳にはやっぱりブルーベリーとカモミールですね。

ほんとうは「vol.000」で「ホリスティック」について書いてる途中なのですが、まだまだ勉強不足で噛み砕いた記事に納得いかず・・・お先に「vol.001」の配信となりました。楽しんでいただけると幸いです!よしなに!