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MEPC78閉幕 国際海運からのGHG排出削減目標、2023年に採択することで合意

2022年6月13日 国土交通省 報道発表

2022年6月6日~10日にかけて、国際海事機関(通称、IMO)第78回海洋環境保護委員会(通称、MEPC 78)がWeb形式で開催された。

今次会合では、国際海運の温室効果ガス(通称、GHG)排出削減目標について、本年12月に開催される次回会合(MEPC 79)の前週に作業部会を開催し、引き続き議論を進め、2023年に採択することが合意された。

IMO 第 78 回会合海洋環境保護委員会(MEPC 78) 主な審議結果(概略)
(1)地中海における燃料油中硫黄分濃度の規制強化
→SOx規制の強化
(2)船舶からの海洋プラスチックごみ対策関係
→漁具の所有者のマーキングの義務化
(3)船舶バラスト水規制管理条約関係
→バラスト水処理装置の進捗調査開始
(4)排出ガス洗浄装置に関するルールの調和
→スクラバーからの排水に関する規制強化、ガイドライン作成。
(5)バイオ燃料の使用に関する統一解釈の採択
→バイオ燃料に関するNOx規制強化
(6)舶用燃料のライフサイクル GHG 排出量評価
→舶用燃料のライフサイクル GHG 排出量評価(通称、LCA)ガイドライン案作成
(7)既存船燃費規制(EEXI)及び燃費実績(CII)格付制度
→EEXI及びCII格付制度を MARPOL 条約附属書 VI に 取り入れた

第 78 回会合海洋環境保護委員会(MEPC 78) 主な審議結果
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001486048.pdf


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