見出し画像

2023 ベストヒットUSA 3月25日【☝︎】SZA - Kill Billが1番の勢いで急上昇

今週のランキングプレイリストです。毎週更新するのでよかったらフォローしてください。

ベストヒットUSAとは

ベストヒットUSAとは、小林克也氏がDJを務め、FM NACK5で土曜日の12時から放送されている番組(BS朝日では金曜日の24時から放送中)で、Billboard Pop Airplay Top40 (CHR[コンテンポラリーヒットラジオ / Top40])(アメリカにある、157の主要なラジオ局で流れる曲の放送回数を集計) の上位20曲を紹介している。Billboard Radio Songs Chart(全ジャンルのラジオ局の集計)ではなく、ポップソングのラジオチャートである。(アメリカの各都市には、音楽のジャンルごとのラジオ局がある。[大都市では50~70局] そして、毎週ジャンルごとのチャートが発表される) チャートで重要なのは、順位ではなく"放送回数の上昇"。なので、先週と比べて順位は下がっているが、放送回数は上昇している曲もある。ストリーミングのチャートのような速攻性はない。Hot 100で首位になったものが、数週間後・数ヶ月後にTop20に登場する。その週のプレイリストが存在しなかったので作り、ついでに記録を残したいその一心で、noteに書いている。

Top40(40-21)

今週は2曲が初登場。36位に「Zara Larsson - Can't Tame Her」が初登場。ザラ・ラーションはスウェーデン出身の25歳。10歳のときにオーディオ番組で優勝し、メジャー契約を結びました。デビューシングルはスウェーデンのみならずヨーロッパ各国で1位を獲得するなど、その後もヒット曲を作り続けてきたスウェーデンを代表する歌手のひとりです。そんな彼女の新曲は、2023年中には発売されるらしい4枚目のアルバムからリードシングルとしてリリース。リリース前にTikTokとTwitterに断片的にアップし、それが話題になっていました。80年代のシンセポップです。Bliding Lights, As It Wasの次はこの曲のようです。

40位-21位

Top20

タイトル太字は放送回数の増加

▼20. SZA - Nobody Gets Me
[Last Week #19 / Peak #18 / Week On 10]

▲19. Sabrina Carpenter - Nonsense
[Last Week #20 / Peak #19 / Week On 7]

▼18. Lizzo & SZA - Special
[Last Week #17 / Peak #17 / Week On 3]

▲17. Coi Leray - Players
[Last Week #18 / Peak #17 / Week On 6]

18位から17位に上がりました。3番目の勢いで急上昇しています。コイ・レレイはボストン出身のラッパーで25歳。2018年にデビューし、21年にリリースした「No More Parties」がヒットし、billboard Hot 100に初のランクインをし、26位になりました。そんな彼女の新曲は、「Grandmaster Flash & the Furious Five – The Message (1981)」を大胆にサンプリングしたことで話題になっています。billboard Hot 100では12位を記録し、リズミックチャート(Rhythmic Airplay)では1位を獲得しました。

▼16. Meghan Trainor - Made You Look
[Last Week #7 / Peak #5 / Week On 17]

▼15. Post Malone - I Like You (A Happier Song) (feat. Doja Cat)
[Last Week #14 / Peak #1 (×3) / Week On 39]

▲14. Lady Gaga - Bloody Mary
[Last Week #16 / Peak #14 / Week On 12]

16位から14位に上がりました。7番目の勢いで上昇しています。ラジオ局でヘビロテされている曲は、新曲ではなく、12年前のアルバム・「Born This Way」に収録されている曲です。ネトフリのドラマ「ウェンズデー」で主人公が、ザ・クランプスの1981年のシングル「Goo Goo Muck」に合わせてゴスダンスを披露するシーンが話題になりましたが、TikTokでは「Goo Goo Muck」に合わせて踊るのではなく、「レディ・ガガのBloody Mary」のBPMが早い音源に乗せてゴスダンスをするのがトレンドとなりました。このバイラルヒットにより、Spotifyなどで再生回数が急増し、ラジオ局ではヘビロテのプレイリストに加わりました。billboard Hot 100では43位を、イギリスでは22位、ヒップホップを除いたアダルトポップチャート(Hot AC)では9位を記録しています。また、このヒットを受けて、ウェンズデー側もシーズン2の予告ビデオに「Bloody Mary」を使用しています。今ならではのヒットの形です。

▲13. Chris Brown - Under the Influence
[Last Week #15 / Peak #13 / Week On 19]

15位から13位に上がりました。8番目の勢いで上昇しています。2019年発売されたアルバムの収録されている曲です。2022年にTikTokで人気になり、バイラルヒットとなり、8月ごろからオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、フィリピンなどの各国のチャート入りを果たしました。billboard hot 100では9月にチャート入りし、12位を記録し、R&B・ヒップホップチャート(US R&B/Hip-Hop Songs)では3位、ヒップホップのラジオチャート(Rhytmic Airplay)では1位を獲得しました。ナイジェリア人の歌手・ダビドとナイジェリア人のプロデューサー・KDDOが楽曲制作に加わっていることも話題になっています。歌では、ロビタシンという市販の風邪薬のせいで、恋人が恋しくなる様子を歌っています。歌詞では、一粒飲んでと書いてあります。乱用しているわけではない(?)ので、アメリカの市販薬は凄いです。(笑)

▲12. Harry Styles - As It Was
[Last Week #13 / Peak #1 (×7) / Week On 49]

13位から12位に上がりました。放送回数は減少しています。ハリースタイルズのAs It Wasは今週で49週目となり、「The Kid Laroi & Justin Bieber - Stay」の48週間を抜き、歴代単独で3位となりました。1位は「The Weeknd - Bliding Lights」が60週間、2位は「Glass Animals - Heat Waves」が54週間。As It Wasはラジオ局ではまだまだ流れているので、これらの記録を更新しそうです。

▼11. Taylor Swift - Anti-Hero
[Last Week #10 / Peak #1 (×3) / Week On 20]

▲10. Rema & Selena Gomez - Calm Down
[Last Week #12 / Peak #10 / Week On 19]

12位から10位に上がりました。4番目の勢いで急上昇しています。レマはナイジェリア出身の歌手の22歳です。10代の頃から楽曲制作を始め、2019年にナイジェリアのレーベルからデビューしました。オバマ元大統領の2019年夏のプレイリストに「Iron Man」という楽曲がドレイク、SZAなどと並んで入ったことで注目を浴びました。2022年3月に発売されたデビューアルバムは、ナイジェリアを始めとする16か国で1位を獲得しました。アフロビートをグローバルに展開した彼を、アフロポップ・プリンスと呼びます。デビューアルバムに収録されている曲「Calm Down」はセカンドシングルとしてリリースされ、ヨーロッパ全土でチャート入りし、ベルギー・オランダで1位を獲得しました。その後、セリーナ・ゴメスをコラボしたリミックス版がリリースされ、billboard Hot 100では6位を記録してます。クセになる曲です。

▲9. Raye - Escapism (feat. 070 Shake)
[Last Week #11 / Peak #9 / Week On 8]

11位から9位に上がりました。トップ10入りです。2番目の勢いで急上昇してます。イギリス出身のシンガー、レイとニュージャージー州出身のラッパー、070 Shakeの2人による楽曲。現実からの逃避と失恋の対処について歌っています。リリース直後からTikTokで話題になり、レイの母国イギリスでは1位を獲得し、彼女にとって初となりました。その他のヨーロッパ各国でもチャート入りし、アイルランドとデンマークで1位を獲得し、billboard Hot 100では22位、リズミックチャートでは4位を記録するヒット曲です。

▶︎8. Beyonce - CUFF IT
[Last Week #8 / Peak #8 / Week On 21]

▲7. Taylor Swift - Lavender Haze
[Last Week #9 / Peak #7 / Week On 18]

▼6. David Guetta & Bebe Rexha - I'm Good (Blue)
[Last Week #5 / Peak #1(×2) / Week On 26]

▼5. Sam Smith & Kim Petras - Unholy
[Last Week #4 / Peak #1 (×6) / Week On 23]

▲4. SZA - Kill Bill
[Last Week #6 / Peak #4 / Week On 8]

6位から4位に上がりました。これが1番の勢いで急上昇しています。

▶︎3. The Weeknd - Die For You
[Last Week #3 / Peak #1 (×2) / Week On 28]

▶︎2. Metro Boomin - Creepin' (with. The Weeknd & 21 Savage)
[Last Week #2 / Peak #2 / Week On 12]

▶︎1. Miley Cyrus - Flowers
[Last Week #1 / Peak #1 (×3) / Week On 7]
3weeks at number 1

3週連続1位です。放送回数は増加してます。まだまだ1位を続けそうな雰囲気です。今週(2023/03/25付け)のbillboard Hot 100では1位に返り咲き、7週目の1位となりました。どこまで1位を続けるか見ものです。

Dropouts

今週は圏外へいった曲はありません。

radikoはこちらから💁‍♀️

Best Hit USA NACK5 2023/3/25(土) 12:00-12:55 https://radiko.jp/share/?t=20230325120000&sid= NACK5 #radiko #小林克也 #nack5

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?