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2023 ベストヒットUSA 12月23日【クランク】Jack Harlow の話題曲が初登場!

今週のランキングプレイリストです。毎週更新するのでよかったらフォローしてください。

ベストヒットUSAとは

ベストヒットUSAとは、小林克也氏がDJを務め、FM NACK5で土曜日の12時から放送されている番組(BS朝日では金曜日の24時から放送中)で、Billboard Pop Airplay Top40 (CHR[コンテンポラリーヒットラジオ / Top40])(アメリカにある、157の主要なラジオ局で流れる曲の放送回数を集計) の上位20曲を紹介している。Billboard Radio Songs Chart(全ジャンルのラジオ局の集計)ではなく、ポップソングのラジオチャートである。(アメリカの各都市には、音楽のジャンルごとのラジオ局がある。[大都市では50~70局] そして、毎週ジャンルごとのチャートが発表される) チャートで重要なのは、順位ではなく"放送回数の上昇"。なので、先週と比べて順位は下がっているが、放送回数は上昇している曲もある。ストリーミングのチャートのような速攻性はない。Hot 100で首位になったものが、数週間後・数ヶ月後にTop20に登場する。その週のプレイリストが存在しなかったので作り、ついでに記録を残したいその一心で、noteに書いている。

Top40

今週は2曲が初登場!注目曲をピックアップすると、38位に「AJR - Yes, I'm A Mess」がランクイン。アダム、ジャック、ライアンの三兄弟で結成されたバンドです。彼らの5枚目のアルバムから3番目のシングルとしてリリースされました。当初は「So What」というタイトルで、前作のアルバム「Ok Orchestra」に収録される予定でしたが、家族や友人から否定的な反応があったため、見送りました。その後作り直し、「人生を捨て、別の街に移り、ゼロからやり直す」という歌詞のアイデアを盛り込み、「Yes, I'm A Mess」が誕生しました。

【40-21】

time machine

39年前の12月第4週の1位は、「Madonna - Like A Virgin」でした。3週連続1位を記録し、Hot 100では6週連続1位を、イギリスでは3位を記録しました。2023年4月にアメリカ議会図書館より、永久保存録音物として全米録音資料登録簿へ登録されることが発表されました。ここにはキング牧師の演説やボブディランの曲などいろいろなものが登録されてます。

Top20

タイトル太字は放送回数の増加

▶︎20. Doja Cat - Agora Hills
[Last Week #20 / Peak #20 / Week On 6]

▲19. Tyla - Water
[Last Week #21 / Peak #19 / Week On 6]

21位から19位に上がり、トップ20に初登場です!3番目の勢いで急上昇しています!
Tylaは南アフリカ出身のシンガーです。2023年7月にリリースされた曲は、ダンスチャレンジ動画として使われ、TikTokでバイラルヒットしてます。
Pop・R&B・アフロビーツ・アマピアノ(2010年代半ばに南アフリカで誕生したハウスミュージックのサブジャンル)を融合した「Water」は、Hot 100で南アフリカ人として55年ぶりにランクインし、最高位10位を記録しました。USアフロビーツソングチャートで1位、ホットR&B・ヒップホップソングチャートで5位、リズミックチャートで4位でした。また、本国の南アフリカでは5位、イギリスで4位、その他7か国でトップ10入りを果たしました。
グラミー賞2024では最優秀アフリカ音楽パフォーマンス賞にノミネートされました。先日、トラヴィス・スコットとコラボしたリミックス版がリリースされました。大注目の1曲です!

▲18. Jack Harlow - Lovin On Me
[Last Week #23 / Peak #18 / Week On 3]

23位から18位に上がり、トップ20に初登場です!これが1番の勢いで急上昇しています!
大人気の白人ラッパー、ジャック・ハーロウの話題曲です。リリース前に曲の一部をTikTokにアップし、それが急速に広まり、人気を博しました。2023年11月6日に正式にリリースすると、Hot 100で初登場2位を記録し、翌週に1位を、そして、Hot R&B・ヒップホップチャートでも1位を獲得しました。今週(2023/12/23付)のHot 100では、往年のクリスマスソングがチャートを占めるものの、この曲と 「Tate McRae - Greedy」がトップ10になんとか留まっています。

また、イギリス・カナダ・ニュージーランド・オーストラリアで1位を獲得し、その他5か国でトップ10入りを果たしました。
この曲は1995年のR&B「Whatever (Bass Soliloquy)」をサンプリングしており、楽曲のコーラスを再利用しています。ジャンルとしては、「弾むトラック」と表現されるようなクランクビートです。2000年代に流行したヒップホップのサブジャンルです。歌では、恋人候補の女性に対して軽薄なラップをしています。

▲17. Kenya Grace - Strangers
[Last Week #19 / Peak #17 / Week On 7]

▶︎16. Usher, Summer Walker & 21 Savage - Good Good
[Last Week #16 / Peak #16 / Week On 13]

▲15. The Kid LAROl, Jung Kook & Central Cee - Too Much
[Last Week #17 / Peak #15 / Week On 6]

▶︎14. Jelly Roll - Need A Favor
[Last Week #14 / Peak #14 / Week On 17]

▼13. Miguel - Sure Thing
[Last Week #11 / Peak #1 (×6) / Week On 41]

▲12. Dua Lipa - Houdini
[Last Week #13 / Peak #12 / Week On 3]

▲11. Taylor Swift - Is It Over Now? (Taylor's Version)
[Last Week #12 / Peak #11 / Week On 5]

▼10. SZA - Snooze
[Last Week #9 / Peak #2 / Week On 30]

▲9. Olivia Rodrigo - get him back!
[Last Week #10 / Peak #9 / Week On 10]

▼8. Rema & Selena Gomez - Calm Down
[Last Week #7 / Peak #1 (×5) / Week On 58]

▲7. Billie Eilish - What Was I Made For?
[Last Week #8 / Peak #7 / Week On 17]

▶︎6. Paul Russell - Lil Boo Thang
[Last Week #6 / Peak #6 / Week On 13]

▶︎5. Miley Cyrus - Used to be young
[Last Week #5 / Peak #4 / Week On 14]

▼4. Doechii - What It Is (Block Boy)(feat. Kodak Black)
[Last Week #3 / Peak #3 / Week On 20]

▼3. Taylor Swift - Cruel Summer
[Last Week #2 / Peak #1(×10) / Week On 25]

▲2. Tate McRae - Greedy
[Last Week #4 / Peak #2 / Week On 10]

4位から2位に上がりました。2番目の勢いで急上昇してます!
Mediabase発表の放送回数をみると、「Paint The Town Red」が[16,332 / -237] 「Greedy」が[15,170 / 1,275]なので、「Paint The Town Red」が来週も減少し、「Greedy」が今週と同じように増加すると、1位になりそうです。要注目です!

▶︎1. Doja Cat - Paint The Town Red
[Last Week #1 / Peak #1(×7) / Week On 17]
7weeks at number 1

7週連続1位です!しかし、放送回数は減少してます。

dropouts

今週は、先週15位「Dua Lipa - Dance The Night」が圏外へ。最高順位は1位で、2週連続1位を記録し、26週間のチャートランとなりました。

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Best Hit USA NACK5 2023/12/23(土) 12:00-12:55 https://radiko.jp/share/?t=20231223120000&sid= NACK5 #radiko #小林克也 #nack5 

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