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不安な店と安心する店

カフェやパン屋などに行くのが好きで、その行った先々で感じることがあった。
何となく居心地が悪いというか、極端に言うと不安な気持ちにさせる店だ。

ある時ふと入ったホットサンドの店で、イートインというよりはカフェのような店。
入ってすぐに店内を見回して、何となく落ち着く席を探す。
そして席に座った途端にカウンターの向こうから店員さんが呼びかけてくる。
「すみません、こちらで注文をお願いします。」
あ、この店ではカウンターで注文、会計してから席に着くのか。
と言われたとおりにカウンターへ向かい、本当に食べたいものはどれなのかをあまり考えることもなく、無難そうなものを注文した。

もちろんこういう場面は記憶力がよほど乏しくなければ、2度目からはスマートに注文して会計して席に着くだろう。
席を確保しつつカウンターへ視線を向けて「今そちらに向かいますよ」的に動くかもしれない。
他にも「先に券売機で券を買って席に着くラーメン屋」や「棚を見たらもう売り切れみたいだけど店員さんが奥にいて、今からまた焼き上がったパンが出てくるのかどうかわからないパン屋」など、細かいことを言うと結構ある。

いや、それに文句を言いたいわけじゃない。
ただ、次に来るお客さんも「同じように失敗して」店員さんも「同じように指摘する」という、えぇ?なんか……もう!って感じに思えるのだ。

この対策として、気付きにくい看板や貼り紙を貼っていることもあれば、そんなの見たらわかるでしょ!的な店もある。
これもデザインなんだろうな。と思いつつ、なんでプレオープンで修正できなかったのだろう。という不思議さもある。

え? タイトルの「安心する店」?
もちろん「これを読んだらわかるでしょ。」

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