最近の祖母は以前と比べ、立ち上がった時にヒョロけたり、転倒することが多くなった。

僕のメモによると、
19日　僕がWi-Fiの設定をしているその後ろで転倒、食器棚の角で頭をぶつける。
21日　弁当を食べた後、弁当を片手に立ち上がろうとしてヒョロける。運よく父に腕を掴まれる。

と書いてある。
19日の一件はとにかく焦った。
食器棚の角に頭をぶつけた後に、さらにフローリングにも頭をぶつけたのだ。

祖母は心配する僕と父に対し「ああ、横着しちゃった。（調子乗っちゃった）」と言うのみだった。でも、もし当たりどころが悪かったら？きっと横着どころの話では済まされなかっただろう。

周りの介護経験者やケアマネの話を聞いていると、入院をしたら一気に進んでしまう。直近2件は良かったが、祖母に何かがあっても救急車は坂の頂上にある我が家まで上がることはできない。そしたら入院どころの話ではなくなってしまう。

足腰が弱くなり転倒の恐れが増えたとしても、祖母の多動症はいつも通り。
日々大きくなっていく、祖母の記憶と実際の身体能力の差。

予定では祖母の介護も残り1ヶ月と少しとなり、いよいよ祖母の介護は大詰めに差し掛かってきたが、本当に最後の最後まで安心ができない。