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就職して3日目に母親が亡くなった話(やっておけばよかったこと編)

前回までの記事はこちら。

今回は、前回とは反対にやっておけばよかったことを書いていきます。やっておけばよかったことは主に3つあります。

①葬儀の詳細や法事についての取り決め

確かに、前回の記事にも書きましたように、葬儀の大枠は決めていましたが、それ以外については全く決めていませんでした。

お寺のお墓に入るのは嫌だという言葉から推論するに、法事の場所についてはお寺にする選択肢はありませんでした。しかし、今さらミッション系高校卒業以来行っていない教会にお願いして受け入れてもらえるのかという心配もありました。

最終的に、記念会を受け入れていただけたので結果オーライですが、火葬までに全部決められていたらよかったかなと思いました。

というのも、一番簡略的なオプションとはいえ、火葬前にお経をあげてもらうプランを何も考えずにつけてしまったのです。こうして、何のご縁もない矢島くん(矢島くんについては6月2日3日のお葬式とその後編を参照してください)を呼んでしまったのに記念会(キリスト教式の法事にあたるものです)をやってしまったため、白木の位牌の対応に困りました

白木の位牌については、結局婚活女性の御父上になんとかしてもらいましたが、(この記事参照です)この御父上もかなりのご高齢なので、うちの父や私の時は頼れないのではないかと思いました。

そこで、父とはこれから先万が一の時には教会に相談に行き、火葬時にはその教会で牧師の資格を持つ方もしくは神学生(牧師の資格を取るために勉強している人)に祈祷をお願いしようと取り決めました。法事についても、教会の方々がとてもよくしてくれたということで、教会にお願いしようということで父と私は合意しました。

➁自立すること

これについてはどういうことかというと、これまでに服や下着などを全部母親に選んで買ってもらうというマザコンっぷりを発揮していました。そのため、そのノウハウを教えてもらうでもなく、かといって教えを乞おうとするでもなく…とやっているうちに母が亡くなってしまいました。

「正社員経験が浅い」という意味では社会人経験が超浅い人が言うのも説得力がかなりないとは重々承知しておりますが、教えを乞おうとすることは恥ではなく、自立への一歩だと思います。それを肝に銘じて、ご両親に聞きたいことがある人はちゃんと聞いておきましょう。

➂遺影を準備する

遺影を探すのは地味に大変です。今はある程度、葬儀者の方々が加工してくださったりするので、なんとかなるといえばなんとかなるかもしれません。それでも、顔に影が被っていない、帽子や他に一緒に写っている人で顔が欠けていないこと、正面を向いていることなど意外と条件が厳しいです。

遺影に困らないように、就職活動や転職活動の写真のようなものを10年に1度のペースで写真屋さんで撮影しておくのも1つの手だと思います。仮に遺影で使わなかったとしても、パスポートやマイナンバーカードの申請、急な転職活動やバイトの応募などに使えるので、撮っておいて損はないかもしれません。

④本籍地について

本籍地をあこがれの場所、沖縄に…北海道に…皇居になど各々お好きなところに設定している方もいらっしゃるかもしれませんが、死後役所の書類を取るのが何かと大変になります。我が家の場合、母の本籍が今住んでいる埼玉ではなく、東京の中野区にあったため、一部書類を中野区に取りに行くことになりそうです。

今回はまだ中野区なので、全然家から日帰りで行ける距離になのでいいですが、これがそれこそ沖縄や北海道だとして、書類の郵送サービスをやっていない自治体に本籍を置いてしまうと遺族が有給をとるなり、土日や祝日を丸々使って取りに行く羽目になるなり…ということになるので、本籍地は現在居住実態のある所にしておく方が何かと便利です。

番外編: 洗礼について

記念会も決まったなら、記念会をやってもらった教会所有の墓地で墓場もほぼほぼ決まるだろうなと安心しきってたときに、青天の霹靂のように「教会の規則では、お墓には洗礼した人とその家族しか入れないことになってるんですよ…ワセジョさんご家族におかれましては幼稚園から高校までこの境界に通っていただけてるのですが、洗礼をしてない以上なんとも言えないです…」と主任牧師の方に言われてしまいました。

これにより、私たち家族は洗礼するかしないかの決断を迫られました

洗礼をすれば正真正銘、クリスチャンとなるので、日本人の大多数とされる「無宗教」ではなくなります。それによって、いろいろなメリット・デメリットが出てくるとは思いますが、そうしたことを抜きにして自分自身の中で答えを出したいと思います。

まとめ:葬儀や法事の詳細は詳しく、自立して日ごろから遺影になりそうな写真アンテナを張りましょう。


最後に、またお花料エリアということで、母親との思い出の写真を載せておきます。いただいたお金はすべて今後の法事や納骨代に使わせていただきます。

それでは。

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