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底辺高&早稲田ノンゼミ・GPA普通&正社員歴6か月がイギリスMBA3校に合格した話①【きっかけ編】

久々の更新となりましたが、今回はTwitterでもまあまあなニーズがあったMBA受験記を公開します。

この記事が参考になる人
・学歴に自信がない
・正社員歴が2年以下
・大学のGPAが3以下
・とりあえず今からでも行けるところどこでもいいからイギリスのMBAに行きたい!
という感じです。もし、名門校に行きたい!とかGPAが高め!とか職歴は2年以上あるんで!自分有名大手で働いてるんで!自分、日本で司法試験や会計士ホルダーなんで!という人であれば、この記事はたぶん参考にならないということをご了承ください。


1:私のスペック

Twitterでも絡みがある方はご存じかなとは思いますが、検索の末ようやくたどり着いた、いわばこの記事で私を見るのがお初!という方向けに載せておきます。
・1996年末生まれ
・女性
・Fラン高校(2023年最新の偏差値で40程度?)卒
・早稲田大学商学部19卒、早稲田大学大学院政治学研究科・政治学専攻・政治史・政治思想領域22卒
・商学部1年次春学期は高校時代とのギャップとカルチャーショックの影響でGPAが2.5を切る
・商学部2年次在籍中だった2016年12月~2017年2月まで体調を崩しまくってほぼ大学に行けなかったものの、意地でフル単(当時のGPAは1.5)
・大学院在学中に1年間イタリアに(英語で)交換留学(なお、1年のうち半年はコロナでオンライン授業に)
・大学時代GPA:3、大学院時代GPA:3.3、交換留学時代GPA:3.1
・資格:TOEIC970点、IELTS7.0(R:7.5、L:7.5、W:6.0、L:6.0)BATIC Controller、ドイツ語検定準1級、FP2級、簿記2級
・出願時の職歴:飲食バイト3か月、塾講バイト3年半、経理事務バイト1か月(派遣)、オンライン家庭教師2年半(主に高校受験~文系院試、大学生の文系科目授業補修、TOEIC対策がメイン。雇われではなく個人事業主で開業届出してます。)、大手外資メーカーでの財務経理半年
・そのほか:日本の新卒就活で160社落ち

というめちゃくちゃなスペックです。
Twitterなどを見る限り、早慶OBでMBAなら高校から輝かしいところに行き、GPA3.5ぐらいあって、有名大手での職歴5年以上!そこからIvyや英国のトップ校(オックスブリッジやLSE、UCLなど)がデフォと個人的に感じていたので、そこから比べるとめちゃくちゃであることはお分かりかなと思います。

2:MBAを目指し始めたきっかけ

・高校時代

高1のときに父親がスペインのIESEのMBAに行くというクラスメートに出会いました。その時に軽くMBAについてググったら、どうやら大好きな「カンブリア宮殿」的なことを毎日勉強できる環境と知り、「いいな~」と思い始めていました。このときはまだ世間知らず&偏差値大好きだったので、MBAといえばTOP行かなきゃ意味ないっしょ!!いいな!かっけえ!ぐらいのことしか思っていました。

・大学時代

文字通り(?)早稲田のビリギャルとなり、現にそう称された私。ノリでなんとかなるだろGPAだって(当時は)3.3とかあったし、TOEICは2年秋で900超えてたし!!!と思っていたらまさかのゼミに全落ち(注:当時の早稲田の商学部では選考基準は成績順ではなく、就活よろしく、コミュ力だった)。「退学」の2文字も頭によぎった私は、卒論が書けなかったことは一生後悔する・・・そう思って、論文を書かなきゃ絶対卒業できないところに行きたい…というわけで修士課程の院試を考えていました。そのときにMBAという選択肢がよみがえったので、さっそく早稲田や一橋を調べて研究室訪問などをしました。が、私の研究計画にマッチする先生がいなかったのです。結局いろいろ渡り歩いた末に早稲田大学政治学研究科へと進むことに。その後、MBAのことはしばらく忘れていました。

・大学院時代

鬼のようなReading量を課してくる必修(政治哲学、ゲーム理論系、統計の取り方などリサーチデザインの授業)の一方で、平和な生活を送っていました。
そして、修士1年生の9月から楽しい1年間の交換留学。その間も最初はTOEIC970はどこに行ったんだレベルで英語が聞き取れなかったので、発狂しそうになりましたが、だんだん慣れてきて楽しくなってきました。

そのころにやってきました。そう、コロナが。こうして泣く泣く帰国し、日本でオンライン授業を受けながら留学ってこんなはずじゃなかったよな・・・?と思う日々。そんなときに、タンザニア出身のルームメイトと留学リベンジについて話し合う機会がありました。そこで、彼女は「留学のリベンジ手っ取り早くやるならMBAじゃね!?あんた、学部商学部だよな??ならそれで決まりやん、社会人になってから進学しても、さすがにだれもモラトリアムとか文句言わんと思うよ!」と悪魔的なささやきを私に注入したのです。
こうして、また商学系スイッチの入った私は決めたのです、まずはMBAの職歴要件を満たすためにどこでもいいから年休120日以上あって月収20万円以上もらえるところを探す(勉強時間や留学代の確保の観点から)。そして、そこで3年働いて、MBA取得後に職種の幅を広げていろんな職種から選ぶ形で転職しようと。(ちなみに、官僚は激務過ぎてMBA行く前に死ぬんとちゃうと思ったのでハナから狙っていませんでした)
そんなこんなで上記の条件に当てはまるところを数打てば当たる作戦で、ふんだんに個人事業主の話を盛り込んで就活するもまさかの160社落ち(うち、1次面接落ちが驚異の155社)



就活が完全にヤケクソになっていたころに、新卒就活エージェントの手には負えないということで転活エージェントに強制移籍。そして、そこで内定を得たのが現在の勤務先ですが、最終面接で面接官から「君さ、どんな資格に興味ある?」と聞かれ、小声で「え・・・MBAです・・・」と言ったら、彼はにっこり笑って「そうか!MBAかあ!行きなよ、君が好きなタイミングで!僕もね、MBAを目指したころはね~(中略)すばらしい!期待しているよ!お給料も上がるからね、頑張って!」とのこと。
ちなみに、今の会社については、経営企画も同時応募していましたが、そちらとはご縁がなく、経理での採用となりました。私自身、経理は超得意というわけでもなく、超やりたいわけでもなかったので、戸惑いはありました。その件について、内定後面談で役員に伝えてみたら、役員曰く「MBAとれば職種チェンジも楽になるから頑張ろうね!さあ、今日から修論を早く書いてIELTSとろうか!」とのこと。こうして、私はMBAへの意思を確固たるものにしたのです。

3:まとめ:MBAは10年越し

高1の冬休み、IESEのMBAに行ったクラスメートのお父さんが一時帰国することになり、たまたまお話をお伺いする機会がありました。曰く、「MBAちょっといいな~と思い始めてからMBAに実際に合格するまでは個人差はあるが、まあ10年は見ておいた方がいい」とおっしゃっていました。その当時はああ~そうか、25,6でMBA合格か、と軽く考えていましたが、実際意思決定を確固たるものとするために9年も時間を要したので、そんなものなのかもしれないですね。(いや、意思決定時間要しすぎかな??)

次回に続きます。それでは!
(ここから下は一言だけ書いてあります。MBA留学支援したい!という心優しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ課金していただければ幸いです)

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