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英語を勉強していたらフランスに行きたくなった

大学時代、英語の成立に関して研究していました。というのも、英語があまりにもわからなかったからです。勉強としての英語はそこそこできる方でした。英語に関する大学に行ける程度には。でも納得はしていなかったんです。

で、英語が訳わからないので、一体どこからわけわけらなくなってるのか、歴史を辿ってみることにしました。日本の漢字が中国から渡ってきたように、英語も周りの国との歴史上の関わりから影響を受けていると考えたからです。

で、フランスに行きました。フランスとイギリスは歴史上なんども戦争しています。ということは言語的な交流もあるということです。英文学の父であるカンタベリー物語の著者(というのは若干間違いかもしれない)のG・チョーサーも、それらの戦争でフランスに渡ったり(連れて行かれたり)しています。

滞在したのは南部の田舎と、後半はパリにも行きました。非常に充実した滞在だったのですが、一点忘れられないことがあります。

南部のお土産屋さんの蝉推しがすごい。

陶器でできた蝉の置物はスピーカーとセンサー内蔵で、近くを通るたびにミンミン鳴きます。そこまでしなくってもいいじゃないか、というほどの音量でミンミンします。

フランス南部においては蝉が一種のトレードマークというか、奈良の鹿みたいなポジションにあります。夏の風鈴、南仏の蝉。それくらい強くイコールで結ばれている存在なのですが、飽きるほど蝉の声に馴染んでいる日本人としては、わざわざ聞きたくないサウンドでもあります。

本当にびっくりするほど大音量でミンミンしてますから、南仏を訪ねる際はぜひ地元のお土産やさんに立ち寄ってみてください。

(写真は、本文の内容とは関係ありませんが、パリのバスティーユ駅構内です)

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