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山小屋と星座:星座の実在が問題なのではない

数年前に、山小屋に初めて泊ってきました。長野県・八ヶ岳の高見石小屋。八千穂スキー場の上のほう。
とても良い経験になって、行って本当に良かった! オーナーさんとの会話が盛り上がり、ジョン・ミューアー・トレイル(アメリカ・カリフォルニア州の超有名なトレイルで、ヨセミテからマウント・ホイットニーまで)の経験談や、星座の話はとても興味深く、聞けて本当に良かった。
これまで山小屋ってちょっと敷居が高いというか、規律が厳しくて怖い気がしてたんだけど、そこにいる人たちは本当にやさしく、ハイカーを応援したいと思って経営しているんだなというのが伝わってきたし、山や星のことをとても生き生きと語っていて、魅力的だった。
5月でけっこう雪が残ってたけど、軽アイゼンで問題なく行けました。

入口。素敵な山小屋でした。
料理も激うま!

星座の意義

山小屋では、夜に星座のセミナーみたいなのをやってくれた。初心者向けの、夏の星座の見分け方など。
実は自分はこれまで、あまり星座に興味が持てなかった。「星座ってかなり恣意的で、命名のルールが良く分からないな」とか、「なんでこの星がこっちの星座で、隣の星は別の星座に含まれるのか」とか思ってた。
けど今回、話を聞いて印象が大きく変わり、興味が持てるようになってきた!
星が好きな人って、星座のルールみたいなことを気にしてるんじゃなく、ただただ星や星空が好きで、星をより良く理解したり判別するために星座を使っているんだな、というのが理解できた。もう少し抽象化すると、「星座の実在が問題なのではなく、キレイな夜空をよりよく分かり、より楽しむためのツールとして星座を使っているんだな」と感じた。なので、星座のルールは別にどうだっていい。
山小屋に行って星座の話を聞いたことで、自分も今後は夜空をより楽しむことができそうな気がする。行って本当に良かった!

快晴の八ヶ岳も素晴らしかったです。

にゅうと天狗岳
天狗岳
穂高や槍ヶ岳などもバッチリ見える

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