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ひとり広告批評

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雑誌「広告批評」が休刊になって15年、創刊者の天野祐吉さんが亡くなって10年が経ちました。 この間、日本の広告業界は停滞した様子を見せています。 その背景には、広告を愛し、ヤジを… もっと読む
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記事一覧

Hello iPhone ---Hello はAppleの様式美

過去を肯定して未来を創造する。HelloはAppleにしかできないこと。iPhone登場のティザー広告は…

Hiroaki MORI
1日前

封筒:Apple iPad "Crush"が達成できなかったこと

AppleのiPadの広告ならこれが好き。「A4の封筒」がメタファー。全てがこの薄さに。今回のCrush…

Hiroaki MORI
1日前

広告は期待をつくること。行ったこともない場所で暮らす会ったこともない人に製品・サービスの期待値を届けることが原始的な広告です。この製品・サービスががいかに「あなたの」生活を良くするか?ということをマーケティング活動の一部として顧客に伝えることに広告表現のチカラが求められます。

Hiroaki MORI
4日前
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ゴールデンウィークはすべての不愉快を幸せに癒すべきだ。-Xでのインプゾンビのリプライは生成AIを活用したものでしょう。しかし、コピーとして一瞬惹かれました。「誰が」と「何を」のどちらが大事なのかを含めた通信環境下の広告的対話での文脈の重要性についての学びがこの事例にあります。

Hiroaki MORI
7日前

TVCMがオワコンではなくTVCMに関するプロセスがオワコンなのです。映像コンテンツの魅力と威力は依然強く、同時性を含む到達効率ではTV媒体は優位です。取引の透明性が問題で、効果検証も含めた過程が可視化されてこそTVCMの役割は活性化します。広告代理店は今こそイニシアチブを。

Hiroaki MORI
11日前

広告代理店に疑問をお持ちのみなさんへ*広告の仕事ってなんだろう(総集編)---やっ…

僕の考える広告の仕事についての後編改め総集編です。 前編と糊代編の総括です。 その2つの記…

Hiroaki MORI
8か月前
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広告は顧客と企業の出会いと対話の場です。広告メディアとコンテンツが一体となったもの。対話の場での共創をつくり出せるか、よい広告かどうかの分岐点です。では優れた広告の意味は何か? ワイデンさんは(共創において)「広告の本質はありがとうにある」と話したエピソードを大事にしています。

2024年の広告業界はどうなるか?GO三浦さんの提言を元に考えてみました。

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Hiroaki MORI
4か月前
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企業の製品サービスはお客さんに便益を提供するものです。顧客が対価を払い使うことで便益は価値に。広告は便益が価値になる意味を伝える仕事です。最近この原則を無視した広告関係者による優良誤認を狙ったダークサイド落ち広告だらけ…不適切にも程がある状況です。消費者の利益はいつも最優先で。

Hiroaki MORI
3週間前

海外の広告規制について→フランス:広告と広告代理店に最も厳しい市場のひとつ:海外…

ニッカンスポーツの記事からです。 広告代理店の立場では非常に興味深い切り口です。 フラン…

Hiroaki MORI
8か月前
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広告は得意先を応援して意味を創り顧客に届けることが役割。得意先と顧客と共に価値と将来を創るビジネス。AIの登場で広告の未来は広がる。AIはヒントをくれる、煩雑な作業を肩代わりしてくる、でも答えはくれない。答えを出すのはエージェントとしての得意先チームの仕事だ。

Hiroaki MORI
1か月前
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日本の広告市場におけるマーケティングミックスモデリング(MMM)が話題になっていま…

日経XTrendの記事によると来年はマーケティングミックスモデル(以下MMM)が注目されるようで…

Hiroaki MORI
5か月前
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ひとり広告批評、はじめます。

【ひとり広告批評、はじめます】 ■広告批評がなくなって15年 雑誌「広告批評」が休刊になっ…

Hiroaki MORI
1か月前
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発表された電通の国内サービスの新体制に思う日本の広告ビジネスの潮目。新しい扉が開いたかもしれない。チャンスを逃さないためにこの変化を理解しよう!というメモ書きです。

電通の日本国内オペレーションの新社長さんの記事が出ています。 果たして「談合ビジネスの責任」だけが社長交代の理由でしょうか? 業界出身者として日本型広告代理店を支えるメディアビジネスから分析を試みます。 オリンピック談合問題で不信感をさらに強く持たれている広告業界。 働き方についての課題が常に指摘されていますが、最大の問題はエージェンシーとして得意先の期待に応えるビジネスモデルへの変革です。 では、電通Gは日本の広告ビジネスの何を変えたいのか、考えてみます。 背景を