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ハイクオリティな動画製作に必要な機材は?

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近年、YoutubeやSNSで動画共有が一般的となり、多くの方からハイクオリティな動画を撮影するための機材を教えてください!と聞かれるようになりました。
今回はハイクオリティな動画撮影に必要な機材などについて書いていこうと思います。
映像、照明、音声、編集ソフトのそれぞれの要素に焦点を当てて解説していきます。

その前に2020年に「自主映画こんなんで撮れる」というタイトルでYoutubeに動画も出しているので、ラジオ感覚で聞きたい方はこちらをご覧ください。


【映像】(カメラ)

高いカメラが必要だと思いますか?実際には、求めるクオリティによります。
プロのような目指す場合は、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K ProSONYのFX3など、レンズの付け替えが可能な高性能カメラが必要です。

CMやハリウッド映画のような映像を撮りたければRedやARRIから出ているような1000万円以上するカメラと高価なCinemaレンズが望ましくなります。
そうなるとそのカメラやレンズを扱えるほどの技術力も当然必要になります。

しかし、一般の動画制作や明るい場所での広角撮影なら、最新のスマートフォンカメラでも十分な品質を実現できます。
さらに、ボケモードを活用すればアップショットも魅力的に撮影できます。
高価なカメラを購入する前に、カメラアプリに少し投資することも考慮しましょう。
また、機動性が求められる場合には、GoProなどのアクションカメラもおすすめです。
因みに大人気Youtubeチャンネルのエガチャンネルは4Kハンディーカムと呼ばれるビデオカメラやGoProなどで撮影されているので求める映像によって必要機材は変わってきます。

【照明】

カメラには皆さん気を遣うのですが案外無視されがちになるのが照明です。
しかしハイクオリティな映像を撮影するためには、適切な照明も重要です。明るく均一な照明環境を作ることで、映像のクオリティを向上させることができます。
※ライトは全て使用用途によってはライト脚が必要になります

過去に照明を使う意味をYoutubeで解説していますのでそちらもどうぞ。


  • LEDビデオライト:ひとつのLED端子から光を発するLEDライトです。強い光が特徴でパッキリとした影を出すことも出来れば、白壁に当てて柔らかい光を作ることも出来ます。下記リンクのライトは色温度の変えられるタイプですが、商品によってはフルカラーの商品もあります。

  • LEDパネルライト: コンパクトで使いやすいLEDライトです。明るさを調節でき、色温度も調整可能なモデルもあります。さまざまな撮影条件に適応できます。

  • リングライト: 主にポートレートや美容系の撮影に使用される照明器具です。被写体を中心に均一に光を当てることができ、特に顔の輪郭を引き立てる効果があります。顔の影を少なくして肌を綺麗に見せることが出来るため、顔出し配信者などがよく使用しています。

  • ソフトボックス: 映像制作において最も一般的な照明器具の1つです。柔らかな光を放ち、被写体を均一に照らすことができます。異なるサイズや形状のソフトボックスが市場に豊富にありますのでご自分のライトに合うソフトボックスをご購入下さい。

【音声】

はじめて動画を撮ると必ずと言って良いほど失敗するのが音声です。
動画の品質だけでなく、クリアで鮮明な音声も重要です。
というより音声は映像よりも大切だったりします。音声を失敗するとせっかく素晴らしい映像を撮っても最悪の場合撮り直しになってしまうほど視聴者は映像だけでなく、クリアな音声も求めています

  • ラベリアマイク: 被写体の衣服にクリップで取り付けることができる小型のマイクです。ピンマイクなどとも呼ばれています。被写体の声をクリアに録音することができます。有線タイプと無線タイプがあります。

  • ショットガンマイク: 指向性の高いマイクです。音声さんが持っている棒の先についているやつで、被写体からの音声を明瞭に録音することができます。音声さんが持っているものと、カメラにつけるものがあります。

↑音声さんが持っているタイプのやつ。専用のケーブルと録音機やブームポールと呼ばれるものなどもが必要です。
過去に音声さんタイプのガンマイクの使い方を解説していますので興味あればどうぞ

↓カメラやスマホのオーディオミニジャックに挿して使用するマイクで簡単に使えます。

【編集ソフト】

ハイクオリティな動画を作るためには、編集ソフトも重要な要素です。スマホの無料アプリで全て編集していても大バズりした動画などもあるので必要に応じて使用すると良いでしょう。
以下は一部の人気のある編集ソフトです。

  • Adobe Premiere Pro: プロフェッショナルな動画編集ソフトで、幅広い機能と高度な編集オプションを提供しています。月額払いか年払いのサブスク方式をとっています。様々な外部有料プラグインも豊富にありテロップ入れや音声の扱い、アニメーションは同じAdobeのAfterEffectsとの連携などがスムーズに行えるため、編集だけにとどまらない映像を作ることが得意です。

  • Final Cut Pro: macOS専用の高性能な動画編集ソフトです。直感的なインターフェースと豊富な機能を提供しています。昔の「テレビ業界のディレクターが編集すると言えば…」という感じのソフトでしたが、最近では大分使う方が減った印象です。

  • DaVinci Resolve: プロフェッショナルなカラーグレーディング機能を備えた動画編集ソフトです。最近一番人気のあるソフトと言っても過言ではないでしょう。PremiereProとFinalCutProにしか対応していなかった有料プラグインも最近ではDaVinciResolveに対応してきています。無料版と有料版があり無料版でも十分な機能を使えます。カラーグレーディングソフトとしてスタートしているためカラーグレーディングは他ソフトを圧倒しています。

  • PowerDirector: 編集ソフトに挑戦してみよう!という方が購入して使用していることの多いソフトです。普通のカット編集などであれば過不足なくできますが、プロフェッショナルなことをやりたくなると色々と足りないことが出てくるもどかしいソフトです。

  • iMovie: Macユーザー向けの無料の動画編集ソフトです。シンプルなインターフェースと基本的な編集機能を提供しており、初心者にも扱いやすいです。編集というものに挑戦するには良いソフトかもしれません。

まとめ

ハイクオリティな動画撮影には、映像のクオリティだけでなく、照明、音声、そして編集ソフトの使い方にも注目しましょう。
ハイクオリティな動画は、視聴者に強い印象を与え、コンテンツの魅力を引き立てることができます。
適切な機材とテクニックを駆使して、クオリティの高い動画を制作しましょう。



筆者:哉司
1998年から3DCGをはじめ、ゲーム会社インターンを経て映像制作会社でTV番組、MV、CMなどを学ぶ。
2004年にフリーの映像ディレクター、グラフィッカーとなる。
街頭ビジョン、TV番組、自主映画、カメラマン、俳優、Youtubeなどで活動している。
監督出演作「殺し屋ジャスティスレッド」

運営Youtubeチャンネル「自主映画応援チャンネル」


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