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好きなことは見つけにくいものを探すこと。きのこ、水晶、化石、生きる意味、誰かが落とした…

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好きなことは見つけにくいものを探すこと。きのこ、水晶、化石、生きる意味、誰かが落としたコンタクトレンズなど…。 専門はグループワーク、コミュニケーションスキル、ファシリテーション。ひと・つながり研究所CO×ODらぼ主宰。

最近の記事

茶源郷「和束」へバスツアー

きょうと介護保険にかかわる会  第118回研修会 「特養わらく見学と周辺観光」 行き先:京都府相楽郡和束町 日 時:2022年4月16日(土) 参加人数: 会員18名 もうガマンの限界。いざ!  かかわる会の研修会は座学が基本ですが、毎年春先には部屋を飛び出し、施設見学会と称して方々に出かけていました。ところが新型コロナ感染症のまん延で、一昨年から施設見学が叶わなくなっています。桜の市原がええなーとか、綾部で元気なお年寄りの姿を見てみたいなーとか、理事会にいろんな企画案が

    • 05/48 正しさに捉われた人が怒りで他者を支配する

       私はあまり怒りっぽいほうではありませんが、それでも年に1〜2度は声をあげたくなることがあります。多いのは車の運転中ですね。「こっちが優先なのに、なぜ突っ込んでくるねん!」「危ないなあ、自転車は左側通行やろ!」なんて車の中で一人叫んでいます。  分析してみると怒っている時というのは、「私が正しくて、相手が悪い」と思っている時です。運転中に怒るのは、交通ルールがはっきり善悪を示しているので、怒りやすいのかもしれません。  アドラーは怒りを「相手を変えようという意図を持った行

      • 04/48 空気は読めないし、読めても読まない

         「KY」という言葉が、はじめて世に出てきたのは今から14~15年も前になりますが、「空気を読む」の略語ではなく、「空気を読めない」という否定が基本型で、他者を侮蔑するための言葉であることに、いや〜な感じがしたことを憶えています。  「いっき飲み」などと同様、多数派への同調を求めている点で、そこに暴力性が潜んでいることも気がかりです。  空気を読むっていったい何なのでしょう。 空気を読まなければならないようなグループをみると、私は、いつもイワシの群れを思い浮かべます。イワシ

        • 03/48 犬のしっぽを見習う

          コミュニケーションの大切な要素のひとつに自己開示があります。 自己開示はいろんな本で取り上げられ「お互いの知らないところをオープンにし合えば、関係が深まる」と紹介されていますが、今ひとつ分かりにくいなあと感じています。  家族や親友などの間に隠し事の少ないことは、経験的にも知ってはいますが、普通それらは長い時間をかけて醸成された結果であって、意識的に秘密を打ち明けて作った関係ではありません。  初対面の人が自己紹介するのも自己開示ですが、仕事や趣味など通り一遍のことを言

        茶源郷「和束」へバスツアー

          02/48 納豆が嫌いなのは、納豆のせいではない

           納豆はぜんぜんダメとか、パクチーは苦手という人いますよね。反対に納豆は大好物で毎朝食べてるという人もいますし、パクチー料理の専門店だってあります。好き嫌いって不思議ですね。子どものころ大嫌いだった牡蠣フライが大人になってから大好物になったり・・。  納豆には納豆の、パクチーにはパクチーの個性があって、それをどう感じるかは受け取り手の問題です。納豆のせいで私はこんなに不快な思いをさせられてると、納豆に八つ当たりする人はいません。それを好きか嫌いかは自分自身の問題であると、み

          02/48 納豆が嫌いなのは、納豆のせいではない

          01/ 48 「でもな」より「そやな」

           以前、職場の後輩からこんな話を聞きました。  私、お母さんとはあまり話したくないねん。すぐに、「でもな」と言って遮るから。反対にお父さんは、「そやな」と言って聞いてくれるので、いつも話が弾むわ。  なるほどと思います。「でもな」の後にくるのは、「あなたはそうはいうけど、私は違うと思う」という相手の否定と自己主張です。これでは会話にブレーキがかかってしまいますね。一方、父親の「そやな」は、同意・共感の意思表示で、後ろに自己主張もついてきませんから、さらに相手の話を促す効果

          01/ 48 「でもな」より「そやな」

          小倉山を歩く 〜嵐山の喧騒を離れて〜

          こんな眺めを独り占めしていいのかしらん!人であふれる嵐山や竹の道から少し歩けば、京都市内を一望できるこんなステキな場所があるのに、ほとんどの観光客は知らないままに通り過ぎて行く。インスタを頼りに「みんなが行くところに行くのが好きな人」はそれでいいけれど、静かなところでぼーっと佇みたいという人もいると思う。そんな人には小倉山をオススメしたい。 小倉百人一首で有名な小倉山だけど、藤原定家がこの山の麓で編纂したからその名がついたもの。今日は麓ではなく山を歩くのでちょっと覚悟がいる

          小倉山を歩く 〜嵐山の喧騒を離れて〜