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広島駅042物語

 広島駅042。この文言を聞いただけでマニアは、「あ、例の西POS券ね」となるだろう。  広島駅はJR西日本で2位の売上を持つ駅(※データで見るJR西日本2023 P.89)で、出札関係はMR-52N型のマルス端末を用いるが、1箇所だけチケットプリンタが接続されているPOS端末がある。それは、広島駅新幹線改札(ラッチ)内精算所(広島駅042窓口という)である。出札ではない。  Fig.2は新幹線改札内から広島駅042窓口の精算所を撮影したものである。この場所に行っていただ

    • 現場系新社会人(工場・生技・設計)におすすめする腕時計

       新社会人の皆さん、おめでとう。とはいいません。めでたくないですね、労働。最悪です。最低です。労働とは最悪で最低です。  まずそこだけを覚えておいてください。  で、そんな最低最悪な労働者となった皆さん。まあ、1年目からたいそうな仕事をするわけではありません。たいそうな仕事をするんだ、と思いのお方、今すぐ考えを直してください。君にそんなたいそうな仕事は、まだできない。そして会社もそれを期待してはいないZO!  (なお1年目新人からたいそうな仕事をさせる会社はブラックですので

      • 出札補充券と改札補充券の分類について

        はじめに 前回の記事で「特別補充券・一般用(駅用)」について記事にしてみた。  駅用の一般用特別補充券は、「出札補充券」(出補)または「改札補充券」(改補)として発売される。  基本的には「乗車券類の新規発売」をする特別補充券は「出札補充券」で、「区変等の乗車券類の使用開始後の変更」をする特別補充券は「改札補充券」として発売されている。  しかし、昨今SNSで見ると、その区分を誤っている内容があったり、そもそも駅自体の発売が「あやふや」な状況であるケースも見られるので、今回は

        • 出改札補充券【特別補充券・一般用(駅用)】の様式を分類してみる

          はじめに  今回この記事を書こうと思ったのは、特別補充券について、コレクションをSNSにアップをされたりしているのをよく見かけはするが、あまり研究したり、分類をしたり、その様式について考察をされているようことが少ないように感じている。  そこで、今回は、特別補充券の分類について「現行で手に入れられそうな様式」をまとめてみる。  分類については、旧国鉄~JRの様式を基準とした。その理由は、旧国鉄(鉄道院~鉄道省~日本国有鉄道)は日本の鉄道の始祖であり、規模も大きな国策企業で

        広島駅042物語

          JR西日本におけるJR西日本宮島フェリー連絡乗車券(10月以降の発売について)

           JR6社とJR西日本宮島フェリー(以下宮島フェリー)は、宮島フェリー宮島駅への連絡運輸を設定し、連絡乗車船券を発売していた。しかし、宮島訪問税導入を機に、宮島フェリーをICOCAエリア(従前はPASPYエリアで、ICOCA等の10カードはPASPYエリアへの片乗り入れであった)とした上で普通乗車券の連絡運輸を見直し、普通乗車券の連絡乗車船券については2023年(令和5年)9月30日までの発売となった。  上記掲示は阿品駅にて掲示されていたものであるが、9月30日までに購入

          JR西日本におけるJR西日本宮島フェリー連絡乗車券(10月以降の発売について)

          宮島訪問税前払い証ときっぷ収集、宮島訪問税とフリーきっぷ制度との相性の悪さ2題

           2023年10月1日より、宮島訪問税の徴収が開始された。  これに伴い、宮島へ【渡航するごと】に100円を、渡航開始前月10日までに500円を一括納付すれば、渡航開始予定日より1年間(きっぷの制度のように、例えば4月15日から有効の場合は翌年の4月14日まで有効)は1年分一時納付証明書(前払証とする)の提示で渡航できる。  詳細は各自で廿日市市ホームページの「宮島訪問税の概要について」のページを御覧いただきたい。また、宮島訪問税の条例についても一度ご覧いただくと良いかもし

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          旅客営業関係帳票記入例(1)JR補充券(乗車券編)批評

           昨今JRの補充券類は、常備券類の消滅やマルス券紙の感熱化により収集家の注目を浴びている。  しかし、国鉄民営化以降出札機器のコンピューター化に伴い、特に平成10年代からは機器の性能向上で駅出札において補充券類を常時使用する箇所が大幅に減少し、既存のマルス駅でも補充券類を扱うことが少なくなった。 また、国鉄民営化から30年が経過したこともあって、補充券類を常に扱っていた出札・改札・車掌の戦士も引退されたことも大きく影響して、「怪しい」券が量産されることも多くなってしまった。

          旅客営業関係帳票記入例(1)JR補充券(乗車券編)批評