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ゆったり頑張らない京都旅行(実行編:パターンB-4終 ゆったり京都観光の予定)

こんにちは、チケットオンライン中の人です。

100年振りの11月最高気温を記録して、その後すぐに冬支度をしなければならないなんて。。。あの日は幻だったのかしら、と思いつつ服や寝具を晩秋仕様に変えた中の人です。今朝なんて、朝外に出たら息が白かった。あの日どころか、秋は伝説の季節になるのかしら。。。

さてさてすっかりフォションホテル京都を堪能して、若干役目を終えた感のある本コラムですが、せっかくなので京都観光編もお付き合い頂ければな、と思いまして、今回も『ゆったり頑張らない京都旅行』でございます。
前回の取り敢えずホテルまったり(?)編は、こちらからどうぞ。

チェックアウト後もホテルで荷物を預かって頂ける、とのことで、身軽に京都観光に向かいます。
『ゆったり頑張らない』がテーマですので、あちこち移動せずに『清水五条駅』を通る京阪線沿線の観光地に行くことに。
朝の清水寺への散歩で、既にゆったり頑張らないは崩壊したのでは?というツッコミは聞こえません。
という訳で、行ったことのない下鴨神社に向かいます!

ホームへ着くと、特急と快速が続くようで各停と準急しか止まらない『清水五条駅』は、連続で電車を見送ることに。そして、ようやく止まった電車には殆ど人が乗っていない!素晴らしい。余裕で終点の『出町柳駅』へと向かいます。
隣の『祇園四条駅』でそこそこ乗降客が多く、絶対近寄るまい、と心に誓ったりしました。
そうそう、清水寺の最寄り駅でも『清水五条駅』ですが、やはりバスで来る人が多いのか駅自体も空いているんですよね。あの清水寺を見てなければ、オーバーツーリズムも落ち着いたんだね、と言ってしまいそう。だからこそ、これから向かう下鴨神社の混み具合が予測不能。
下鴨神社は世界遺産なので、もしかしたら凄い混んでるかも、と心して向かいます。

で、のんびり各駅停車で途中特急の通過待ちをしつつ、下鴨神社の最寄り駅である『出町柳駅』へ到着!
こちらの駅にもコインロッカーがあるので、ホテルで荷物を預かって貰えなくても大丈夫そう。ただ、空き具合が微妙かも。。。特にこちらの『出町柳駅』は叡山電車の始発駅なので、紅葉の季節はヤベェんじゃないか、と。。。
そう言えば、叡山電車も地下鉄も『11月3日から臨時ダイヤで運行』というポスターが貼ってありました。いつだったか友人から『京都は桜よりも紅葉の季節の方が混む』と聞いたことが。。。しかも、オーバーツーリズムとか言われるもっとずっと前orz

これ以上人が溢れるのか、と京都の恐ろしさに震えつつ、下鴨神社へ!
駅から徒歩12分で且つ平坦な道ということで、清水寺への道を経験した我々に怖いものはない!
鴨川を渡り、遠くに京都が舞台のドラマでお馴染みの飛び石を眺めつつ、右に曲がれば下賀茂神社の参道へ到達!
思った以上に近いぞ!と一瞬喜んだけれど、さすが徒歩12分は伊達じゃない。参道、長い。。。
でも木々が生い茂り、影が大きく落ちる道は、きっと夏でも涼しいんだろうな、と思う程に静謐。
野生動物が出てきても驚かない。
そして、森が切れると同時に現れる朱塗りの門!

青空に映える!

開けた視界に鮮やかな紅は、神々しさを感じます。
あと、何より警戒した程混んでなかった。海外からの観光客の圧倒的な少なさ。殆ど日本人だったように思います。

人が多すぎることなく、落ち着いてました。

更に、下賀茂神社には縁結びの神様がいるそうで、その為か綿帽子に白無垢の花嫁さんが2人程。そして華やかに着飾ったお式の参列者の方々とかもいたり、大変御目出度い気持ちになりました。

で、参拝を終えて、さぁどうしようか。
京都に行く前に、同行人が「わらび餅とか良いなぁ」と呟いていたので、下賀茂神社から歩いて10分の距離にある茶寮 宝泉へ向かうことに。
駅とは反対方向なので、帰る時は駅まで20分を越えます。正直、この時何も考えませんでした。
そうそう、下賀茂神社と言えばみたらし団子が有名なのですが、散々食べた朝のパンがまだお腹に残っておりまして、まだちょっと余地がなく。10分歩けばわらび餅なら入るかも、という判断もありました。

もちろん、初めての場所なので土地勘もなく。ぐーぐる先生の指示に従い、まず神社を出ます。
そして、歩く。どんどん歩く。そのまま住宅街へ突進。
「え?ぐーぐる先生お間違えでは?」と疑いたくなるような細い道を案内されて、同行人と何度顔を見合わせたか。
途中ぐーぐる先生を信じ切れず、無駄に右往左往したりしましたが、どうにか到着!

ステキな佇まい

住宅街に突然現れる静かな佇まい。あまりのひっそり具合に、営業しているか訝しんだ程。
いやだって、ご多聞に漏れず、こちらのお店も混むってネットに載ってたもので。。。。
暖簾が出てるから営業しているよ、と言いつつ暖簾をくぐります。
静かな日本庭園を見ながら扉を開くと、お店と靴箱が。
こちらの『茶寮 宝泉』さんは京都駅にもお店があり、そちらにも喫茶コーナーはあるのですが、わらび餅はこちらの下賀茂神社のお店でないと食べられませんのでご注意を!
で、お店に入ってすぐに店員さんが来てくれます。ここで人数と名前、そしてメニューを決めます。
メニューは少数精鋭なのですが、どれも美味しそう。
わらび餅はマストですが、同じ物2つは面白みがないよねぇ、とちょっと悩みます。
結果、季節限定という言葉に惹かれて『栗しるこ』をチョイス。
オーダーしたら、名前が呼ばれるまで店内を物色しながら待ちます。
秋ですねぇ~、栗きんとんや栗を使ったお菓子たち。そして、『茶寮 宝泉』さんの代表銘菓『しぼり豆 丹羽黒大寿』など、色々なお菓子が並んでおります。この待ち時間に、お土産を考えていました。

で、お席の用意が整うと、名前が呼ばれます。10分も待っていないと思います。
靴を脱いで下駄箱にしまうと、いざ!
廊下も畳敷きで、窓からは厳かな日本庭園が見えます。まさに別世界。

思わず溜息が漏れる程、静か。。。。

そして、テーブルの上には小皿が用意されており、中には『しぼり豆 丹羽黒大寿』と『加茂葵』が小さく切られた物が!お通し的な感じで味見ができます。どちらも甘過ぎず、とても上品なお味。特に『しぼり豆 丹羽黒大寿』が気に入ったので、お土産にすることに決めました。決して大きい物ではないのですが、極力荷物を減らす為に帰りに京都駅構内のお店で買うことに。

『しぼり豆 丹羽黒大寿』を摘まみつつ、お庭の写真を撮っていると、来た来た!
作りたての美しいわらび餅

ツヤツヤ

まずは、黒蜜を掛けずにそのまま。とろりん、とした食感とほのかな甘み。
黒蜜を掛けて食べれば、その香り、とろ~んと柔らかく滑らかな舌触りに心まで蕩けてしまう。。。行儀が悪いからしないけど、そのまま畳の上で「しあわせ~~~~」と転がりたいくらい美味しかった。
これは、歩く価値アリ!
そして、次に運ばれてきたのは秋季限定栗しるこ

期待が高まる


アツアツで優しい甘さにほっこり

栗だった。丸ごと栗を飲んでる気分
丁寧に裏ごしされた栗に、ゴロゴロと大きな栗が2個も!ホクホクしていて、食べ応え満点。
小さいお子さんはご遠慮頂いているようで、静かな空間でちょっとゆっくり。
あとこちらの「お茶が美味しい」と同行人が絶賛していました。急須で持ってきて頂けるので、飲み放題です。
で、ゆっくりと甘い物でお腹と心を満たしながら、次の目的地をどうしようか、と考えます。
ゆったり頑張らない、が目標なので、あまり長距離動きたくないしなぁ。あと、新幹線の時間も勘案して、ポンと手を打った。
「そう言えば、叡山電車って格好良い車両があるんじゃなかったっけ?」
『●の巨人』という美術番組で特集されていたのを、見たことがありまして。どちらにしろ、駅には戻らねばならないし、ちょっと行ってみよう!と言うことで、駅に戻ります。はい、徒歩20分です。

このまま畳の上でまったりしていたい所ですが、行き先も決まったので腰を上げます。で、下駄箱まで戻ってビックリ!
喫茶利用のお客さんで、店内ごった返してた
10組近く待っているように見えました。更に外に出たら、団体客が。。。。
朝のスタバの畳席と良い、今日マジでタイミング神憑り過ぎ
ここで今年の運、全て使い切るんだな。。。。
今日のタイミング、やべぇな」と若干興奮しつつ、やはり細い道を抜けて駅へと向かいます。神社の裏を通るルートを歩いたせいか、何かちょっと地元との揉め事っぽいの見ちゃって、何とも言えない気分にもなったり。。。。

ちょっとヒーヒー言いながら駅に戻ると、叡山電車のホームに鞍馬行の展望列車「きらら」が!
貴船を通る路線で、沿線の紅葉が有名なので、展望列車の名の通りとても窓が大きい。
乗ろうか、とちょっと悩みつつ時刻表見たら、15分後に見たかった観光列車「ひえい」が来るよう。
三度、神タイミング!
しかも、「きらら」も「ひえい」も特別料金など不要で乗ることができる
気温が高いせいもあって、紅葉の気配もないので、ここは初志貫徹「ひえい」に乗ることを選択。
発車する「きらら」を見送って、『八瀬比叡山口駅』行のホームへ
そして待つこと数分、入線してきました!観光列車「ひえい」

めちゃ格好良い!


車内もおしゃれ!

観光列車ではありますが、基本的には地元の方々の生活の足になっているようで、利用者が多い!
「なるほど新型車両の扱いか」と同行人が申しておりました。
という訳で、『八瀬比叡山口駅』まで280円でこの格好良い車両の乗れるので是非!
特に比叡山に用事はないけど、行こう!と乗り込みます。

揺られること15分『八瀬比叡山口駅』に到着

紅葉の季節は、こちらも凄いのかも

さて、どうしたものか。。。。。。
『八瀬比叡山口駅』前は思いの外こじんまりしておりまして、駅前には小さな食堂(?)。
そしてちょっと歩くと、エクシブ京都八瀬離宮がありました。でも、軽くランチというアレでは。。。。
あと、ケーブルカーやロープウェイに乗って山頂まで行くには、時間が微妙。
どうどう、と流れる高野川をぼんやり見て、さぁどうしよう。。。。

後で友人に話したら、瑠璃光院に行くべきだった!と怒られました。せっかく予約期間じゃなかったんだから、と。。。
言われてみれば、『八瀬比叡山口駅』から電車乗る人、『瑠璃光院』のショッパー持ってる人いたわ。

そんなこんなで何も思いつかず、ホテルに荷物を取りに戻ることにしました。
何しろ、アップルウォッチが「エクササイズ400%達成です!凄いです!」と誉めてくれて、疲労を自覚してしまったというかorz
あと、栗しるこやわらび餅を食べはしましたが、ちゃんとしたお昼ご飯を食べていないことを思い出してしまい、空腹が。。。。
そうそう、帰りは「ひえい」ではなく普通(?)の電車でした。
そして、『八瀬比叡山口駅』は標高が少し上がったのか、ちょっと空気がひんやりしていました。
それでも、駅周辺の紅葉はまだまだでした。山はちょっと色づいていたかな。。。本当にちょっとだけ。臨時ダイヤが終わってから盛りを迎えたら、大変だろうなぁ。。。。

で、電車に揺られている間に同行人の空腹が限界突破したようで、『清水五条駅』に着いたら食べたい物をスマホで探し始めていました。
『八瀬比叡山口駅』行の電車に乗っている際、『一乗寺駅』到着を告げるアナウンスで「ラーメン街道はこちらが便利です」と聞いたせいで、ラーメンが食べたい、と。。。。
という訳で、ホテルに荷物を取りに行く前にラーメンを食べることになりました!
実は、この段階で中の人の疲労も限界を越えておりました。正直なことを言えば、ホテルとは反対方向に歩くラーメン屋に行く元気はなくorz何しろ、この時点で1万5千歩歩いていました。しかも、前日も1万歩を突破。普段その半分程度しか歩かない人間に、疲れが出ない筈がない!
まぁでも、空腹なのは確かなので、ボテボテと同行人の後を付いてラーメン屋さんへ!

『清水五条駅』から徒歩3分ラーメン藤に到着!
カウンターのみの、お世辞にも綺麗とは言い難い店構え。おしゃれカフェ風のラーメン屋さんが増える中、昔からのTHE☆ラーメン屋!という店内。
そして、ラーメンを食べるには微妙な時間だった為、お客さんもいない。。。。
取り敢えず、ラーメン2つを注文。

どっさり葱にもやし、そして薄切りの叉焼。あっさりしながらコク深い醬油スープ。

THE☆ラーメン

一口スープ飲んだら、視界がしゃっきり!
そして気付いた。「私、塩分が足りてなかったんだ!
そう、朝から清水寺まで歩いた時も、下賀茂神社から『茶寮 宝泉』さんまで歩いた時も汗を結構かいていたんですよ。これが真夏だったら水分だけでなく塩分も補給しなきゃ!と意識したのですが、歩くのを止めれば汗は引いていたのですっかり失念していました。
お茶飲んだり、小さな水筒に入れた水を口にしたりはしていましたが、そう言えばホテル出てから食べたのは甘味だけ。そりゃぁ、同行人もラーメンの口になるわ。
体が塩分を欲していたこともあり、あっという間に食べ終わってしまった。。。。
塩分不足を差し引いても、とても美味しいラーメンでした。
そうそう、お会計の時、お釣りに二千円札を貰いました。店員さん曰く、空港の両替では多く使われているそうで、外国人観光客が増えたのでまた出回り始めた、とのこと。
千円札にしましょうか?と言って貰えましたが、せっかくなので二千円札のままお釣りを頂きましたよw

お腹も血中塩分も満たされて、ホテルに荷物を取りに戻ります。
コンシェルジュさんに荷物を取りに戻った旨と名前を告げると、すぐに出してくれました。
エレベーター近くに扉があって、そこから出てきました。

あとは、京都駅まで戻ってお土産を買って新幹線に乗るばかり。
と、同行人がコンビニに行きたい!と言い出しました。どん兵衛が買いたい、と。。。。
どん兵衛なぞ、どこにでも売ってるじゃないか!と普通は思いますよね。どん兵衛、東日本と西日本でお出汁の味が違います
さすがに同行人、中の人が疲れ切っていることに気付いたようで、一人でコンビニ行ってくる、と。なるほど、それなら許容できる。そして、『清水五条駅』の改札内にちょっとした休憩コーナーがあります。という訳で、駅集合にして一時解散!
待つこと15分。今年の年越しは、どん兵衛西日本バージョンに決定です。

その後、『東福寺駅』でJRに乗り換えて京都駅へ。行きの時に出た改札から入るという、感慨深さ。
ラーメンを食べたばかりなので、夕飯は駅弁を買うことに。
その後、怒涛の勢いでお土産を買って家路に就くのでした。

左:牛たん弁当   右:黒毛和牛ステーキと焼肉弁当

帰りの新幹線は、グリーン車でしたが満席でした。
今回は、なるべく人混みを避けるように観光したお陰か、オーバーツーリズムでげんなりする機会は少なかったかもしれません。ルート選び、大事(ほぼ行き当たりばったりだった気もしなくもない。。。)
で、京阪電車を待っている際、ふと同行人が言ったのです。
飛行機で関空出て、粉モン食べてから京阪乗って京都来ても良いよね。で、新幹線で帰る
つまり、次回は航空優待JR東海の優待券、そして長距離乗るから京阪電気鉄道株主優待乗車券「乗車券(切符)」を用意しろ、と言うことだな。

という訳で、長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
これにて『ゆったり頑張らない京都旅行』終了でございます。
ゆったり頑張らないって貧乏性には難しいな、と痛感した次第です。
株主優待券を使って、お得旅を楽しんで頂けたら幸いです。

株主優待券の価格は、セカンダリーマーケットの価格によって変動します。
使いたい!と思った時が買い時です。
お買い逃がしがないよう、お時間ある時にチェックしてみてください。

#わたしの旅行記

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