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自分に優しくできますか

人に優しく、ではなく自分に優しく、というお話し。


セルフコンパッションという概念


マインドフルネスを続けている時、それに関連してセルフコンパッションというものがあること知りました。

マインドフルネスの研修やら講習を受けていると、それに関連して紹介される感じ。

セルフコンパッションとは、「自分への思いやり」と訳されているのをみたことがありますが、日本語に訳すのはなんか大変そうなイメージがあります。

セルフ・コンパッションとは、大変な状況にある友達が、仮にも大変な状況を振り払ったり、うまくいかないと感じたり、あるいは辛い人生の課題に直面しているさなかであったとしても、その友達に接するように、自分に接することです。

マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック(星和書店) P9

セルフ・コンパッションは、自分が最も必要なときに自分のよき友になること、つまり、自分の敵ではなく味方になることを身につける実践なのです。

マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック(星和書店) P9


なかなか定義が難しいですが…これを実践することによって、不安や抑うつの低減されるという研究結果もあるようです。

自分に優しくする、というのはとても大事だし、それができたらもっと自分は気持ち的にも楽になれるのでは?となんとなく思いついて。
本を買ってみたり、数ヶ月の講習?も受けてみることにしました。


自分に優しくするのがとっても下手でした


それで、このセルフコンパッションには3つの中核要素があるとされます。
それが「自分への優しさ」「共通の人間性」「マインドフルネス」です。

こちらのMELONさんのサイトが詳しいですかね。


んで、実際にやってみたのですが…とにかく難しい。

なんというか、最初に感じたのは違和感。


特にこの3つの中核要素のうち、「共通の人間性」で躓きました。
あくまで例ですが、

「自分が失敗したように、きっと他の人も同じような失敗をすることがある」「自分が感じている苦しみは、他の誰かも経験することがあるものだ」

というように、その苦しみや痛み、悩みを感じているのは自分だけじゃない。それは多くの人間に共通するものである、という感覚といえばいいんでしょうか(間違っていたらすみません)。

その逆は「孤独」であり、『こんな悩みを感じているのは自分だけだ。他の人はこんなことで悩まない』『みんなはきっとできるはずなのに、自分だけがうまくできない』という感じでしょうか。

これが、私はなかなか受け入れられなかった。
というのも、自分が悩んでいることやうまくいかないことは、他の人では起こり得ないことだと思っていたから(というか今でもそう思っている節はある)。

それに人というのはそれぞれ考え方や感じ方、能力などが違うので、悩みだってきっと人それぞれなんだから、同じように悩んでいるなんて信じられない。

そんなふうに思ってました。
だからセルフコンパッションの実践をするときは結構大変で、違和感すごくて受け入れられないけど、でも講師の人がそう言ってるんだからなんとか納得しないと!と自分の中で葛藤しながらやってました。すごいモヤモヤした。

実践を一人で繰り返すうち、葛藤せずやれるようになったものの、それでもどこかすっきりしない感じは結構続きました。


今日はここまで。続きます。

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