ちょっと病気になってしばらく書けませんでした。
書きたいなぁ、と思いつつもなかなか手が進まず。

それでもちょっとずつ書いていきたいと思います。

マインドフルネスをすると集中できるようになる？

マインドフルネスは色々な効果があると言われていますが、ネットでよく見かけるのは「集中力が上がる」というものです。

集中力が上がるというと、私なんかはなんとなく「すごく集中して勉強できた」「仕事も気が散ることなく取り組める」みたいなイメージがあります。

これは多分そういう効果もきっとあるんだと思うんですが。

最近マインドフルネスを始めたという知人の話で、「気が散ってしまった」「今日は仕事であったことが気になって集中できなかった」みたいなことを聞きました。

私自身も、マインドフルネス瞑想をしていて意識を向けているもの（呼吸とか）とは別のものに意識が向くことがあります。
それは昨日の仕事のことだったり、これからやるべきことだったり、明日楽しみにしているお出かけのことだったり。
その時々によって違いますが、こういった雑念？のようなものはしょっちゅう浮かびます。瞑想を始めて2年半以上？経ちましたが、始めた頃と変わらずに。

多分、「マインドフルネス瞑想を続けていたら、こういった雑念は全く浮かばなくなってくる」といったことはないんだと思います。
瞑想をいくら続けていても、雑念やら気が散るやらはずっと起こる。
きっとそういうもの。

じゃあ、瞑想は何をもたらすのか

ならば、瞑想と集中がどうつながってくるのか、という話ですが。

瞑想を続けると雑念が浮かばなくなるのではなく、「雑念から意識を戻すこと」が上手になるんだと思います。

呼吸瞑想という瞑想がありますが、これは自分の呼吸に（コントロールしようとせずに）意識を向け続けるものになります。

吸って、吐いて。

吸って、吐いて。

ひたすらこれに意識を向ける。向け続ける。

もちろんその中で呼吸から意識が逸れて別なところに行くことが（ほぼ必ず）おきますが、そしたらそれはそれとして、また呼吸に意識を向ける。

これを繰り返す。

こういったことを続けていく中で、「目の前のことに、意識が逸れたとしてもまた注意を向け直す」ということができるようになってくるのでは、と。

これが集中力が上がる、ということなんじゃないかなぁ。

別に逸れても構わない

上手な指導者（ファシリテーター）の方なんかだと、意識が逸れても「それで自分を責めなくてもいいですよ」と言ってくれたりします（これがめちゃくちゃありがたかった）。

意識が逸れるたびに「ダメだダメだ」と思っていたらしんどいですしね。

逸れてもいいや。さてもう一回だ。

これを繰り返すくらいの気持ちでいいのでは、と思う今日のこの頃です。