見出し画像

【メーカー転職の舞台裏#4】不規則な働き方を改善したい!

こんにちは。メーカー特化転職エージェント・タイズ note編集部の川嵜です。
【メーカー転職の舞台裏】4回目は、「不規則な働き方を改善したい!」です。

▼前回の記事はこちら

現職の働き方が自分に合わないとご相談いただくケースは多いです。
タイズのお取引様のメーカーでは、ワークライフバランスの整った働き方を中長期的に実現できる可能性が十分高いですので、ご興味のある方はこちらから気兼ねなくご相談ください。

今回はタイズ経由で転職されて、ワークライフバランスを改善された方の事例を紹介します。


突発的な残業がストレスに…

学生時代よりモノづくりにご興味のあったA様(女性)は、大学で機械と化学をともに専攻される珍しいご経歴の持ち主です。新卒で入社した会社では自動車部品の品質保証業務に4年程従事されていました。

ただ直近は月平均の残業時間が40時間前後となっており、体力的にも辛くなってきたようです。また突発的な残業発生も多く、せっかく取得した有給を取り消すなんてことも…。

業務上発生する製品不具合の対応次第では残業がより増える可能性があり、また、周囲を見渡すと管理職の社員が自分以上に残業をこなしているとわかったことで、「今の会社ではこれ以上働けない…」と感じられました。

そこで当社にご相談いただき、担当の木下と初回の面談を実施することになりました。今回のA様のご転職において大きなポイントは働き方(ワークライフバランス)の改善という話に。

具体的にどう改善していくのか。まずは残業時間の削減でおよそ20時間/月の職場環境を条件に据えました。それから突発的な業務で残業する可能性の低い会社有給取得の取りやすさ等、働き方を改善できる環境を言語化して共有しました。

その他の観点からも転職先の条件がないか話し合いを続けます。競合の激しい現職の業界を離れて違う業界でニッチトップな企業を見てみることを木下から提案。競合優位な地位を確立するメーカーは働き方が穏やかになる傾向もございます。

A様からも新しい条件を提示されました。27歳ということでまだ将来が長いため、現在の品質以外のキャリアも形成できるような会社が良い、とのこと。こうしてA様のベストな転職先の条件を明確にし、転職先の候補となり得そうな企業をピックアップしてご案内しました。

企業の理解といつも通りの会話を意識

いくつかの企業の中でも、新卒の就職活動時代に最終的には選ばなかった化学系・メディカル系のメーカーを今回改めて挑戦したいとのことで、まずはそちら優先で応募を開始することになりました。

その次は書類作成に移ります。当社のフォーマットに沿って書類をご記入いただき、A様の強みを明確にしてアピールいただくようアドバイスしました。

中でもメーカー市場から見たときのA様の魅力は、品質部門に在籍しながら、不具合原因や品質改善について、社内の開発・製造・営業といった他部門や顧客と折衝する経験でした。誰とどんなテーマで関わってきたか、といった働き方が見えると企業側の解像度が上がっていきます。

強みをしっかり記入いただいた書類は評価を受けて、複数の企業で面接の案内が届きます。初めての転職活動であるA様に木下からも面接対策のサポートを実施。

面談時から感じていたハキハキとした話し方わかりやすく簡潔でテンポの良い回答は面接官も必ず評価すると確信し、いつも通りのパフォーマンスをするようアドバイス。

また、面接準備としては、「将来的にどんなキャリアを描いているのか」、「数ある企業の中でなぜこの会社なのか(志望動機)」について納得感をもってもらえる回答の準備をフォロー。
特に志望動機の材料となるように、企業理解を深められる企業サイトや動画、またタイズが実施したインタビュー記事等をまとめた資料もA様にご案内しました。

同じ中途採用の女性としての言葉

そうした中で2社から最終面接のご案内が届きます。どちらも一次面接で大変高い評価を受けられました。一次面接後に各企業へ所感をお伺いしたところ、ともに「A様を採用したい」と高い温度感でいらっしゃいました。

A様は両方の最終面接を受けてから最終判断されることに。一次面接の評価のまま最終面接も高評価でともに内定を獲得されます。

どちらの企業も、品質の観点から全社を統括するようなポジションであり、A様の関係部署との折衝経験と、面接で伝わった、それを裏付けるようなお人柄(頭の回転の速さ)が評価に結びつきました。

品質を入口に様々な立場でキャリアを作っていける両ポジションはA様からみて魅力的でした。残業はともに20時間/月程。有給取得もどちらも積極的であり、A様が選択に悩まれているご様子でした。回答期限の関係から、両社の条件が出そろって2日間で結論を出すことに。

最終的にA様の背中を押したのは、片方の企業の女性人事が、

「何社か経験した身として男女関わらず皆働きやすい環境であり、だからこそ活躍しやすいです。家庭との両立はもちろん、仕事に専念することも可能で、その時に働きたい自分のスタイルで働けるのが当社の特徴です。」

と残したコメントでした。

中途入社者の女性としてのコメントに説得力を感じられたようです。実際に出産や子育て、介護等の様々なライフイベントのための制度が充実しており、その制度を使用するのは当たり前といった雰囲気をもつ会社様でした。

世界シェアトップクラスの薬品を手掛けるメーカーであり、A様の大学時代で学んだ化学の知見が活きる会社様でもありました。

そして最終的にその会社に内定承諾されることとなりました。
今はその新しい落ち着いた職場環境で新しいキャリアを歩まれています。


転職 成功 事業 競合 面談 求職者


いかがでしたでしょうか。

ハードワークな環境は自身の成長につながる可能性もありますが、自身のライフスタイルに合っていないと、活躍どころか長期的な就業すら難しくなってしまうかもしれません。

“ご自身の働き方を見直したい”、“他の企業はどんな働き方をしているのか気になる”といった人は気兼ねなくこちらよりご相談ください。