tiger

Google Apps Scriptを活用した自動化について投稿しています。

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最近の記事

オブジェクト指向とは

はじめにオブジェクト指向に関する記事は探せばいくらでも出てきますが、どれもプログラミング初学者にとって非常にわかりにくいと感じます。 (網羅的に調べてないので、素晴らしい記事に出会えてない可能性は大いに残されてますが、、、) その要因として ・いきなり細部(継承/ポリモーフィズム/カプセル化)といった技術論に飛躍し専門用語が横行する。 ・概念や思想という抽象度の高いものとして結論づけている。 など本質を欠いた説明であると感じます。 そこで今回は初学者が理解しやすいように解説

    • Googleフォームでイベント管理

      はじめに今回はQRコードを利用したイベントの管理をしたいと思います。 仕組みプロセスは大きく2つ 1.申し込みの管理 2.イベント当日の出席管理 に分かれます。 【申し込みの管理】 ①フォームから申し込み ②定員を更新 ③QRコードを生成 ④返信用本文を抽出&返信 【イベント当日の出席管理】 ⑤QRコードスキャン ⑥出席記録 それでは早速作っていきます。 手順①フォーム作成質問項目の設定 氏名 参加日時(ラジオボタン、チェックボックスのいずれでも可) ※参加日

      • Googleスプレッドシートのリストからメールを自動送信する(個別添付ファイル付き)

        はじめに今回はGoogleスプレッドシートのリストから添付ファイルを個別に生成して自動でメールを送る方法をご紹介します。 Googleスプレッドシートで顧客情報を管理している場合もあると思います。100件近くなってくるとメールの送付もそこそこ手間になってきますので、そういった場合にこの方法を使うと非常に便利です。大幅な時間削減になります。 メインはGASを使ったプログラミングになります。 仕組み①顧客リストから明細取得 ②PDF作成してDriveに格納 ③メールに添付して送

        • Gmailをスプレッドシートに自動転記

          はじめに今回は受信したGmailの中から特定の件名のみ抽出し、スプレッドシートに必要な内容を転記していきたいと思います。 GmailにWEBサイトのフォームを飛ばし申し込みを受け付ける、あるいはECの購入時にGmailに転送させるなど、何らかの方法でGmailに届いたメールの中から、必要な情報(商品情報や顧客情報など)ログとしてスプレッドシートに蓄積する場合などが該当します。 もし自動化しない場合、毎日○時にチェックして、そこまでで溜まっていた分だけ手動で入れるという方法を

        オブジェクト指向とは

          GASにおける初回実行時の認証

          GASにおける初回プログラム実行時の認証プロセスを紹介します。 警告画面なので初めて見る時焦って画面を消してしまいそうですが、手順を至って単純なので順を追って説明していきます。 ①アカウントを選択 ②Advancedを押下 ③Goto「プロジェクト名」unsafeを押下 ④スクロールして「Allow」を押下 これでトリガーの設定は完了です。

          GASにおける初回実行時の認証

          Googleフォーム自動返信(※プログラミング不要、コピペでOK)

          はじめに今回はGoogle Formの回答に対して、自動でメールを返信したいと思います。 申し込みフォームとして機能させたい場合など、最終確認の日程やZoomのURLなどをリマインドとしてメールで送りたい場面も多々あると思います。 逐一スプレッドシートやフォームに新たな回答があるか見に行って、あればメールを返信するというのは結構手間が掛かりますし、人数が増えればそれは現実的ではなくなります。 そこでGASを使って自動化していきます。 ※GASとは・・・ Google Ap

          Googleフォーム自動返信(※プログラミング不要、コピペでOK)

          Google Analyticsの情報を毎週自動で収集する

          今回はGoogle Analyticsで収集されている情報を定期的に集計し、特定のSlackのチャンネルに自動的に通知してくれるシステムをご紹介します。 自社でも個人でもHPを保有している場合、アクセス解析などを行うシーンがあると思いますが、その際週間単位でどのぐらいアクセス数に変化があったのかなど、一定スパンで記録をしていくことによって施策に対する変動を追いやすくなります。それを都度GA4にアクセスしてログをダウンロードして所定のExcelやスプレッドシートに収集する部分

          Google Analyticsの情報を毎週自動で収集する

          セグメントメールの効率化

          今回はメールマーケティングの手法であるセグメントメールを、メール配信システムのブラストメールを使ってセグメントメールを活用して効率的に行います。 今回やりたいこと・スプレッドシートのリードリストにメールを送りたい ・興味がある商品(5種類)毎にメールの題材を変えたい ・尚且つ状態(認知だけ or 比較検討中)によっても内容を変えたい これを実現する機能がブラストメールに備わっています。 ブラストメールブラストメールはメール配信システムですがAPIを公開しており、プ

          セグメントメールの効率化

          Chat-GPTとGASを使って名刺管理を自動化する(後編)

          それでは前回の続きから。 前半までの、GoogleスプレッドシートとAppSheetの設定はこちらの記事をご覧ください。 GASの設定いよいよプログラムを書いていきます。 大きく二つの処理をそれぞれ関数としてまとめて、それらを実行する大枠の関数を一つ作ります。こんなイメージです。 では、まず名詞を文字起こしする準備をしていきます。 文字起こしの準備 文字起こしも行程があります。 「AppSheet」から保存された名刺のファイル名を取得する そのファイルを取得する

          Chat-GPTとGASを使って名刺管理を自動化する(後編)

          Chat-GPTとGASで名刺管理を無料で自動化する(前編)

          はじめに今回は名刺を撮影するだけで、会社名と名前とメールアドレスを自動でピックアップしてくれるアプリを完全無料で開発してみました。 きっかけは私が営業職をしている事もあり、一挙に大量の名刺を入手する場合があります。その後すぐメールを送りたいと思った時、全て手入力というのも無理ではありませんが、膨大な時間を要しますし、何よりめんどくさいです。 写真撮るだけで文字起こししてくれるサービスないかな〜と探してみたところあるにはありますが、有償だったりクラウドに画像上げてサービス事

          Chat-GPTとGASで名刺管理を無料で自動化する(前編)

          GASの排他制御について

          今回はGASの排他制御について説明して行きます。 そもそも排他制御とは、「同一資源の共同利用による整合性の破綻」を防ぐための仕組みです。 つまりこれが必要になるのは同じ資源を複数人で使う場面です。 GASではこのようなシーンが想定されます。 Aさんが「関数2」を介してシートを利用 BさんとCさんが「関数3」を介してシートを利用 Dさんは直接シートを利用 このとき、関数2,3に以下のような最後尾に1行追加する処理が設定されている場合、同時に実行されると、正常に反映されず

          GASの排他制御について