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4DX版ジュラシックワールド新たなる支配者を観るべきか?

これまで何度か4DX映画の評価を書いてきましたが、今回は「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」の4DXについて書きたいと思います。(映画の感想は別途記載予定)

まず4DXと書きましたが、この映画は3D+4DXという構成で、飛び出して見える映像に振動、風などが付加された体験が可能となっております。
私は通常版を視聴した後に、4DX版を見たうえで感想を書いております。

実は私が初めて見た4DX映画は、ジュラシックワールド(1作目)でした。そして、その時の感想は「え、4DXってこんなもんなの?」でした。没入できる瞬間がヘリコプターの移動だったり、数十秒程度しか続かず、平坦な印象で数年ぶりに復活した映画だったからこそトータルで楽しんだもの、わざわざ4DXで観るべきだったのかな…と思うような経験でした。そのため、しばらく4DXを敬遠している時期がありました。(その後たまたま見た4DX映画で4DXの価値を新たに見出して見始めるのですが)

そんな私にとって、因縁のジュラシックワールドシリーズの最終章を今回4DXで見てきました。まず結論から言えば5段階評価で5点。ジュラシックワールドのファンじゃなくても勧めたくなるような完成度の高い4DXでした。

冒頭から序盤の某都市に移動するまで、正直4DXは仕事をしていないんじゃないかと思うほど、さっぱりしているのですが、中盤以降からは一気に盛り上がり、序盤のマイナスを補って余りある体験が待っていましたので、ネタバレしない程度に魅力をアピールできたらと思います。

1.風

まず、今回印象的だったのは風です。屋外のシーンも多い映画だったので、風が効果的に没入感を高めてくれました。中盤で風が舞う場面があるのですが、非常に臨場感がありました。

2.バイクシーン

続いて気に入っているのは高速移動のシーン。バイクに乗っている登場人物を追いかけるシーンがあるのですが、本当に自分がバイクを後ろから追いかけているようなスリリングな体験ができました。

3.乗り物

さきほど、バイクを追いかける体験が楽しかったと書きましたが、登場人物が列車(のような乗り物)に乗るシーンも臨場感がありました。控えめではありますが、列車特有の振動があり、自分もその隣に座ってみているような気持になりました。

4.恐竜との対峙

もうこれは観てくれとしか表現しようがないのですが、恐竜が迫るシーンは非常に迫力のある映像、カメラワークとなっており、非常に没入感のある体験でした。

以上がおすすめの理由です。極力ネタバレを避けて書くとこんな感じでしょうか?
繰り返しになりますが、序盤は4DXの演出効果抑えめなのであれっと思うかもしれませんが、中盤以降4DXが仕事をし始める、というのがこの映画の4DXの感想です。過去に私が観てきた4DXの中でも、1,2位を争う映画かと思います。

参考:過去の評価  

5点:作品のファンでなくとも4DXを勧める
→ヱヴァ破(3), ジュラシック・ワールド新たなる支配者(2)
4点:作品のファンであれば4DXを勧める
→閃光のハサウェイ(1), ヱヴァ:Q(2), シン・エヴァ(1),
3点:特になし
→該当なし
2点:作品のファンでなければ4DXを勧めない
→ジュラシック・ワールド(1)
1点:作品のファンであっても4DXを勧めない
→該当なし
※()内の数字は、評価をした時何回目の視聴だったか。1であれば4DXで初見を見た場合。2であれば通常版で1回見た後に2回目で4DXを見た場合。

ネタバレあり感想

という訳で、以下はネタバレありの4DXの感想になります。
まだ見たくない人は引き返してくださいね。












では、冒頭から順にざくっと4DXの感想を。
漁船を襲うモササウルスのシーン。4DX初心者ならグッとくるのかもしれませんが、4DXでは海の揺れは慣れてきたので正直あまり刺さりませんでした。闇ブリーダーとのカーチェイス、オーウェンが縄で恐竜を捕まえるシーンも4DXとしては没入感軽めだなと思っていました。(イナゴのシーンは表現控えめで助かりましたが)私がこれまで見てきた高評価の4DXは冒頭序盤でバシッと心をつかむ感じだったので、あれ、なんか掴まれないなーと思って不安になっていました。
4DX楽しいなと思い始めたのはマルタに飛んでから。バイクで逃げるオーウェンの背中を見ているあたりから没入できるようになってきました。
レビュー前提で映画を観ていたので、この辺りでは、前半の控えめさを踏まえてmaxで4点くらいかなと思ってました。
飛行機から脱出するクレアのパラシュートは風とマッチングがよく、楽しめました。中盤以降は細かなカメラワークにも振動が乗るようになり、浮遊感のようなものを長期的に楽しめたかと思います。ハイパーループの振動、微妙でしたが電車に乗っているようで好きですね。
そして次々と襲ってくる恐竜たち。上にも書いたんですが、ここからは文章力が追い付かない。迫力あるカメラワークと、椅子からずり落ちそうになる傾き、振動がストレートに伝わり楽しめ、気付いたら終わっていたという印象で、これは5点満点だなと評価を改めました。




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